おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

「食べる」とはどういうことか考える

どうも、おっさんです。

 

私はロードバイクに乗り始めてから4年経ったんですが、今年の夏までは基本的には午後に走っていました。しかし、毎年夏になると暑さへの耐性の問題や、午後は天候が不安定になりやすいことから、今年の夏からは朝に走るように変えました。

 

朝に走るようになるまでの朝食は、摂ったり摂らなかったりで基本的には摂らないことの方が多く、走るのは昼食後になるのでエネルギー的にもそれで特に問題はなかったです。昼食までにお腹が多少空くこともありましたが、それほど気にならなかったからですね。

 

で、今年の夏から朝に走るようになったので、朝食を摂らないというのは走る為のエネルギーを考えるとそれはないので、食べるようにしました。

 

食べている物は本当は白米にしたいんですが、色んな時間的なことを考えると簡単に済ませられるパンにしていて、今のところ自転車乗りの補給食としてもよく挙げられている「ミニあんぱん」にしています。

 

「ミニあんぱん」は5つで635kcalで、これを4つ食べると508kcal。この状態で2時間程度走ると家に着く20分ぐらい前からお腹空いてきたな~と感じます。残った一つは15時のおやつに食べます。3時間程度走る場合や、ロングライドする場合は一つ残っているのを持って行き、1時間程度走ったところで食べます。3時間程度走る場合も家に着く20分ぐらい前からお腹が空いてきたなと感じますし、ロングライドの場合は1時間ごとぐらいに他の補給食を用意して補給していくので、基本的にお腹が空いたと感じる状態にはなりません。

 

つまり、ロングライドではない通常の2~3時間程度のライドの場合は、朝食を摂っていなかった時より基本的には635kcal多く摂っているということになりますよね?昼食や夕食の量は基本的には変わっていないので、その635kcalがそのまま増えたことになっています。(私は基本的に食事のカロリー計算はしていないので、実際のカロリーはどうなのかわからないですが、この辺りのことは後で書きます)

 

これ、体重変化はどうなると思います?

なんと、ほとんど変わりませんでした。

 

正確に言うと、はじめて1ヵ月ぐらいはそれまで平均52.5kg前後だったのが、平均53.0kg前後の500g増程度になっていたんですが、これは練習量を減らしていた時期と重なるのでその所為もあると思います。それから後はまた平均52.5kg前後に戻り、先月は過去一走っているのでここの所は平均52.5kgを下回るようになっています。減り気味でもあるんですよね。

 

カロリー増えているのにどうしてなのか?と思いますよね?

実は、全体で見ていくと増えてないんですよ。

 

朝食べるようになって、それまではやっていたことをしなくなったんですよね。

そう「無駄な間食」です。

 

私はロードバイクを始める前は70kg程度あって、乗り始めてから痩せるまでの間はダイエットモードだったので間食を一切しなかったんですが、ある程度痩せてからは間食を毎日ではないものの摂っていました。それでも体重は変わらず、乗る頻度が増えてからは痩せていっていたので別に気にしていなかったです。特に食べることを禁止していない状態だったので、「食べたいなぁ」と思ったら食べていました。

 

それが悪かったとは別に思っていませんが、今はその「食べたいなぁ」がなくなっています。どうしてなくなったんだろう?と考えると、朝食を食べているからなんですね。今までは朝食分のカロリーが足りていなかったから「食べたいなぁ」が発生していたということです。でも、今はカロリーが足りている状態なので必要なくなったんですね。

 

「ミニあんぱん」はほとんど炭水化物なので糖質を摂っていることになります。

面白いことで、甘いものを欲することもなくなりました(笑)。

 

今まで間食で何か食べたいなと思ったら、シュークリームとかの甘いものだったり、補給食でも甘いパンだったりチョコレート系のものだったりしたんですが、そういう傾向もあまりなくなってきました。

 

上で「無駄な間食」って書きましたが、これはカロリーが足りていなかっただけで、本当は「必要な間食」だったとも言えます。毎日発生しているわけではなかったのは、昼食や夕食で補えていることもあったからだと思っています。

 

私はカロリー計算して食事を摂っていないので、自分がどのくらい食べたかを知るのは「感覚」でしかありません。私の感覚でしかないので言葉で表現しきれないのですが、よく言われるような「腹八分目」とは違います。私の感覚としては

 

「腹十分目」

 

です(笑)。

一般的に「腹八分目」ってどんな印象なんですかね?

私は「まだちょっと”お腹が空いている”状態」という印象なんですが…

 

「本当はまだ食べたいけど”太るから”やめとこう」

 

みたいな。

でも、私の「腹十分目」はちゃんと満足した状態です。一般的に見ていると、お腹が満足した「満腹」の状態って、その「腹十分目」を超えていると思えます。言うなら

 

「腹十二分目」

 

とかそれ以上の感じ。

もう食べられませんという状態かな。

 

それと比較すると、私の「腹十分目」は食べようと思えば食べられるけど「満足」しているので食べたいと思わない状態です。

 

この「腹十分目」の感覚がわかると、太ったり痩せたりしない状態でいられるようになると私は実体験から感じているんですが、体重を上手くコントロールできない人はここがわからないのかぶっ壊れているのかだと思います。

 

ダイエット等で体重をコントロールしようとすると、どうしても「腹八分目」より下を保とうとしてしまいがちになり、常に満たされない状態になってしまってストレスが溜まったり、その所為でリバウンドしたりするんじゃないのかな?と。

 

あと、「腹八分目」はイヤだから太りにくい食事内容にしてしまうとか。

 

ロードバイクに乗っている人でも自ら「餌(エサ)」と言いながら太りにくいと言われる食事をしている人がいますが(本人が言っているんですからね笑)、そういう人ってチートと言って週に一回とか月に一回とかで、白米や肉とかの自分が「本当は食べたいもの」を解禁してそれこそ「腹二十分目」ぐらい食べていることもあります。

 

それが、レースやイベントに向けてのある程度短期間だったらいいのかもしれないですが、それをずーっと続けていくのってどうなのかなぁと私は思います。(続けられないからチートしないといけないわけですし)

 

まぁ、それぞれなのでそれを「やりたい」のならやればいいんですけど。

本当は「やりたくない」ならそこから抜け出したほうがいいと私は思います。

 

 

で、そもそもどうして「食べる」のか?

 

お腹が空くから?

でも、それは自動的に発生する仕組まれたものですよね?

食べてエネルギーを補給しないと活動できなくなるからです。

 

面白いのは、世の中のほとんどの人は「食べる=生きる」ことを目的として活動しています。

ただ単に「生きていること」が目的になっています。

 

でも、本来的に仕組まれているのは

 

活動する為のエネルギー補給

 

であって、本末転倒してしまっています。

 

私はロードバイクに乗り始めて、だいぶ考え方が変わりました。

というか、元々あった思考パターンが鮮明化してきたと言った方がいいかも。

 

こういう部分を明確に認識できていれば、「食べる」という欲求に振り回されにくくなるんじゃないかなぁと私は考えます。これは食べるということに限らず、その他の欲求全てに言えることなんですが。

 

仕組まれているのは「活動する為」であって、本来的に言うと活動しないのなら必要のないことなんですね。食べるというエネルギー補給はその活動量に照らし合わせて量が決まってくるのです。

 

「運動してるけど痩せない」って言う人がいますが、その運動はどういう理由でやっているのか?よく考えてみると痩せないのは何故なのかがわかるかもしれません。

 

私の考えを言うと

・生きることを理由にしての運動だと痩せにくい

・運動(活動)をすることを理由にしての運動は痩せやすい

(その人の活動状態に相応しい体重に落ち着いていくだけ)

 

これですね。

前にも同じようなこと書いていると思いますが(笑)。

 

ていうか、これ何にでも当てはまるんですよ。

 

生きることを理由にしての活動は成果が出にくい

 

ということです。

ここでの「生きること」は具体的に言うと

・痩せるとモテるかも

・痩せると良い感じに生きられるかも

・痩せるとレースで良い成績が残せて評価が上がるかも

 

みたいなことです。

つまり、自分の評価が上がって生きやすくなるかも?みたいな思い込みですね。

どうしたって、主体的思考と受動的思考の話になっちゃいます(笑)。

 

私が最近ブログ記事あんまり書いていないのもこれが関係しています(^^;

全部これになっちゃうんで(笑)。

 

まぁ、その中で手を変え品を変え書いていきたいと思いますが(爆)。

 

私がロードバイクに乗り始めた頃から見ているブログがあるんですが、そのブログの方は一昨年ぐらいからあんまりロードバイクに乗らなくなっていて、ここ一年以上ぐらい更新もほとんどしていませんでした。ところが、この感染症の影響下でまわりで自転車を始めた人がいたらしく、その影響でまた頻繁に乗り始めたそうです。

 

その方、以前は機材に寄り掛かった記事が多くて、自分の機材は他人と比較して見劣りするとか高級機材への憧れ的な部分が多くみられていましたが、そのまわりで始めた人との脚力差を感じて機材じゃなくてトレーニングだと気付いたようです。

 

着飾る(高級機材)よりも、自分自身を高める(トレーニング)ということ。

(高めるのは相対的ではダメで、絶対的である必要があります)

 

その中で、食事の内容とかも変化していったようで、ジャンクフードはあまり食べたいと思わなくなったと言っていました。食べないようにしているんじゃなくて、食べたいと思わなくなってきたというところがポイントです。

 

結局は、なるようにしかならないんですよね。

 

何がきっかけになるかはそれぞれなんですが、本人が気づかないと変わっていかないわけです。しかも、「変わろう」としたって変わらなくて、自分自身で進む方向に気付けば勝手に変わっていくだけ。

 

そこに気付きにくいのはやっぱり「生きること」を目的としているからで。

 

「生きること」を目的に行動しているので、それが自分のやりたくないことでも生きる為ならやろうとします。でも本当は「やりたくないこと」なのでなかなか進んでいかないんですね。

 

結構単純なことなんですが、このからくりには気付きにくいんです。

子供の頃からそういう思考パターンで動いちゃっているんで。