おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

独自規格

どうも、おっさんです。

 

主体的か受動的かの話なんですが、これまで書いてきた通りに正規分布によって多数派が「受動的」、少数派が「主体的」になるようになっているわけです。

 

主体的な人は受動的である多数派(普通の人)よりも大きいエネルギーがある為、普通の人より行動的であるということですね。普通の人とは思考行動が違っているから行動的であって、普通の人とは違う行動をするわけです。

 

つまり、普通の人が理解しにくいことをするということでもあるし、普通の人にとっては「害」になる可能性も含んでいるということです。

 

その行動の結果、主体的な人は新たなものを生み出す可能性もあって、それが受動的な人にとって良い影響だったり悪い影響だったりを与えることもある。

 

受動的な普通の人は、新たなものを生み出しにくい行動しかしないわけですから(だから普通なわけです)、世の中に良くも悪くも変化を与える可能性が高いのは行動をする主体的な人の方だということになります。

 

 

例えば、AppleiPhoneはこれまでLightningコネクタを通信充電端子として使用してきましたが、新しいiPhone15からUSB-Cに変更しました。

 

これは欧州連合が電子機器類の充電方法をUSB-Cに義務付ける決定をし、独自規格を排除することを「正」としたからです。従わなければ欧州でiPhoneを販売できません。

 

多くの一般の消費者も歓迎していて、これらの反応を見ても受動的な側(多数派)が主体的な側(少数派)に対して「誤」と認識しているのがわかると思います。

 

Apple欧州連合の決定に対して「イノベーションを阻害する恐れがある」と反発しているのですが、受動的な人にはこれの意味が理解できないわけですね。

 

ちなみに、Lightningコネクタは2012年に登場し、USB-Cは2014年策定なのでコンパクトなリバーシブルコネクタとしてはLightningの方が先です。

 

日本で言うとSONYが独自規格路線ですね。メモリースティックなんかも散々な言われようでしたが、SDカードよりメモリースティックの方が先です。

 

 

このように、新たなものを生み出しやすい主体的な人が先行して行動するのですが、それを受動的な人が引き戻す行動をしているので、世の中の進みはゆっくりになるわけですね。

 

これらが全体のバランスから生まれる状態なのですが、何故か多数派の受動的な人たちはこの世の中に不満を感じることが多いということになっています。