おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

ベスト体重?

どうも、おっさんです。

 

Twitterを眺めていたら「身長マイナス体重は110がベスト体重だ!」みたいなことがトレンドになっていたのでポチッとしてみたら、色々な反応があって面白かったという話。(この式は前からあったとおもうんだけど)

 

素直な反応としては「合ってて嬉しい」とか「多い少ない」系ですかね。誰かがそう言っていることに対して自分はどうなのか?的な反応です。

 

それに対して「BMIという”ちゃんとした”指標がある」というやつ。身長マイナス体重は110なんて正しい指標じゃないよってこと。なるほどー。でも、これも誰かがそう言っていることに対してのことなので根本的には変わんない。(科学的根拠があったとしてもね)

 

そして、それらをひっくるめて「筋肉量や体脂肪率によるのでそれらの指標は意味をなさない」的な意見。ごもっともに見えるけども、これも筋肉量や体脂肪率という指標を自分に当てはめるだけなので上の反応と根本的には同じ。

 

私の場合は今現在、身長164cm(正確には163.8cm笑)の体重が52~54kgぐらい。身長マイナス体重は110程度でBMIだと20程度ってとこです。身長マイナス体重だとドンピシャで、BMIだと22が適正と言われてますが低いですね。これは私の筋肉量が少ないからとも言えます。

 

じゃぁ、筋肉量を増やせばいいのか?と言うと改めて思うことが最近あったのでその話をしてみたいと思います。

 

私は夏場は半袖ジャージにアームカバーをつけてロードバイクに乗るんですが、今年そのアームカバーを新調したんですよ。パールイズミのやつでMサイズ。長さや腕へのフィット感はピッタリだったんですが、上腕の本来ピッタリフィットするはずの部分(フィットすることでずり落ちない設計)がスカスカ(笑)。それ以外は適度にフィットしているし、半袖ジャージがレースフィットなのでそこで止まってずり落ちないのですが、これは私の上腕が細すぎるから起こっていることなんですよね。なので、腕立てでもすれば上腕が太くなってフィット感が上がるかも?という安易な気持ちで(笑)腕立てを試してみました。

 

自分でもびっくりしたんですが、腕立て連続3回ぐらいしかできません(笑)。そらこんな細い上腕じゃ当たり前。とりあえず3回3セットで一日目終了(笑)。この時点でもう上腕にずーっとだるさが残ってます。翌日も残ってて違和感あり腕立て断念。そして次の日に筋肉痛がやってきました(笑)。

 

で、その間ロードバイクにも乗っていたんですが、脇腹~背中辺りに違和感と疲労感。上腕の違和感筋肉痛とは別にですよ?その所為で自分が思うように身体をコントロールしてロードバイクを走らせるという行為に支障が出てきました。

 

それで、こりゃダメだと判断して腕立ては一回だけで終わり(笑)。簡単に言うと腕立ての負荷によって上腕が動作し辛くなり、ロードバイクを走らせる場合の身体全体のバランスが崩れてしまったのが原因です。筋肉痛がなくなって上腕の動作に支障が無くなったら解消されました。

 

私は別途筋トレとかしてないので、今の身体はロードバイクを走らせることによってつくられています。で、レースで他人と競うこともしていないので、単純に自分が思うように身体をコントロールして、体力がもつ範囲でロードバイクを走らせることが出来るというのが現状のベストコンディションです。そこに腕立ては必要ないんですよ(笑)。

 

何故なら、今までロードバイクを走らせることで今のこの身体になっているわけで(恒常性のおかげです)、その過程で上腕の筋肉が付いていないということは必要がなかったからということになるからです。(私の場合はということです)

 

特異性の原理というのがあるんですが、これは一般的に「刺激した部位にだけ効果が現れる」という解釈です。腕立てすればそれに関する筋肉に効果がでるってことです。それはその通りなんですが、これの本質としては

 

「その人の活動に適した部位に効果が現れる」

 

という広範囲で一カ所に特定した効果ではない全体的なものだと思います。つまり、私はロードバイクを走らせることで今のこの身体になっているわけですから、私の活動に適した身体に既になっているということなんですよね。(今現在のということです)

 

腕立てをすることでそれが崩れてしまった。

 

もちろん、腕立てを続ければまたそれに適した身体になっていくわけですが、でもそれって私の活動が「ロードバイクを走らせる+腕立てをする」っていう活動に変化しただけです(笑)。腕立てをすることでロードバイクを走らせることに変化があるのかもしれないですが、その変化も腕立てを続けないとなくなってしまうわけで、ロードバイクに乗っているだけでは上腕が太くならないことを考えると必要ではないと言えます。(腕立てをするということがロードバイクと同じくらいに楽しくなったら話は別ですが笑)

 

なんだかベスト体重と関係ない話になってしまったように思えますが(笑)、これとおんなじ話なんですよね。もしそのベスト体重があったとして(マイナス値が110とかBMIとかと別にです)、一般的な心情としてはそれに「寄せていきたい」という考えが起こるわけです。それがベストだという考えだから(笑)。体重(脂肪)を減らしたり筋肉を付けたりすることになるんですが、それって結局その人のその時の活動からは外れていくってことです。(ロードバイクで言うとヒルクライムレースに合わせて減量したものの、本来の実力が発揮できなかったみたいなことです)

 

確かに、体脂肪率を減らして筋肉量を増やせば「見た目」は一般的に言うと良くなるんでしょう。でも、それがその人の「活動」に適しているかは別な話です。見た目が良くなって気分が良くなるっていうのは自分に対する評価の話ですから。そもそもその見た目もベスト体重と同じで一般的なベストの見た目ということですし。

 

結局、自分がしている活動に合わせた身体になっていくというだけ(恒常性)で、自分がしている活動状態で自分が「良い」と感じるところがその人にとってベストだということです。ていうか、シンプルに活動していれば結果的にその「良い」という状態になるだけ。

 

一般的にはそういうことじゃなくて単に「見た目」の問題になっているからおかしな話になっちゃうんですね。

 

これは、一般的に自分がどんな活動をしているかがそもそも曖昧だからで、どういう状態が良いのかわからないから。自分で判断できないから何か指標が必要になるわけで。

 

活動から外れるって言っても、太り過ぎとか痩せすぎとかは健康問題も絡んでくるのですが、それも結局はその人の活動状態に合わせた身体になっていると考えれば、活動を変化させればまた身体も変わって行くということになります。

 

グダグダ書いてきましたが(笑)、これ単純な話でベスト体重がどうとか見た目がどうとかは置いといて、「その人の活動によってその人の身体がつくられる」ということさえ理解すればいいってことですね。

 

ていうとまた誤解が生まれるんですが、これは「こういう見た目になりたいからその活動をする」ってことじゃなくて、単に「自分がしたい活動をすればそれに適した身体になる」ってことです。

 

だから、ベスト体重がどうとか体脂肪率がとか筋肉量がとか見た目がとか関係なしに、「自分が何をしたいか?」がとても重要だということなんですよ。それがわかれば勝手にその身体になっていくわけですから。

 

私の場合は「ロードバイクを走らせる」という活動にフォーカスしているので、それに適した身体に自動的になっているだけなんですよね。

 

とすれば、私にとっては「身長マイナス体重が110」はそうかもなとも思うし、BMI22は違うなという「私の答え」も私の中から自動的に出てくるわけです。