おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

ロードバイクを楽しく続ける為に気を付けた方が良いポイント

どうも、おっさんです。

 

今回は、ロードバイクに限らないんですが、興味があることを楽しく続ける為のポイントを心理面から考えてみたいと思います。一番いいのは主体的思考ができるようになることなんですが、そうじゃなくても出来ることとして書いていきます。

 

前提を書いておきますが、普通に育った人間は多かれ少なかれ「承認欲求」が発動しています。なので、多くの場合「他人に認められたい」という基本行動をとっています。これを、頭に入れておいてください。

 

 

・高すぎる目標はたてない

 

何か行動を起こすときに「目標」が大切だと言われていますが、私はそんなの曖昧でいいと思います。そもそも、何か行動するということは興味があるから始めるわけで、その時点で「何者かにならないといけない」という思い込みは害にしかなりません。

 

「承認欲求」が発動しているので、目標を達成できない場合多かれ少なかれ「不快感」が発生します。これは、湧いてくる感情なのでどうしようもないのです。不快感はそのままストレスになるので、せっかく興味があって始めたことでも、ストレスによってその興味が削がれていってしまいます。

 

一番問題なのは、「何かを得るには”苦労”を差し出さないといけない」という思い込みが発生している場合です。

 

この場合は特に、高すぎる目標を設定してしまいがちです。本人はそうすることで高いモチベーションを発生させて、達成できないとしてもそこに「近づけるだろう」という発想になっているのかもしれませんが、多くの場合逆効果になります。

 

高すぎる目標というのは当たり前に達成することが困難です。それは目標を設定した本人もわかっています。もしわかっていなくても、そこへ向かう過程で大抵の場合気付きます。そうなると、「あれ?思ったより難しいな」と感じ始めてこのまま行っても達成できないことがわかります。

 

すると、「これ、続けても意味ないかも?」となってきます。

こうなったら「やる気」はどっかに行ってしまいます。

 

でも、一度設定した目標を破棄するのは「負けた」気がするので続けようとしますが、今度はそれが「やらなければならない」ことになってストレスが生じはじめます。そうなるともう「やりたいこと(興味があること)」ではなくなってしまいます。感覚的には誰かに強制されてやっているように感じ始めます。

 

楽しくなくなってきます。

 

 

・他人の言っていることを鵜呑みにしない

 

これは私がこのブログでよく言っていることですが、「30km/hで走れて当たり前」とか「100kmは余裕」とかの情報を鵜呑みにしないということです。

 

基本的に、ロードバイクに乗り始めたばかりの人は30km/hで走り続けることはできませんし、100kmも走れなくはないかもしれませんが、決して「余裕」ではありません。「承認欲求」が発動しているのでそれをしないと「負けた」気がしますが、ほとんどの人は初めは出来ないことなので全く気にする必要はありません。

 

上の「高すぎる目標」と同じことですね。

 

 

・数値に囚われ過ぎない

 

私はタイムトライアル練習をおすすめしているんですが、これはタイムを縮めていく練習方法なのでどうしてもタイムという数値が気になってきます。でも、これは風や信号のタイミング等で結構変わってしまう数値なので、目安程度に留めておいた方が良いです。

 

他にも、スピードやケイデンス、心拍だったりパワーだったり。こういう数値もあくまでも「自分が走った結果の数値」として見るだけで、出た数値を見て一喜一憂しない方が良いです。「承認欲求」が発動しているので、自分が出したいと思っている数値が出ない場合これも「ストレス」になります。

 

楽しいから走るわけで、数値を出すのが目的ではないです。

 

 

・自分の身体に耳を傾ける

 

基本的に、ロードバイクは身体に優しい乗り物なので、どこかが著しく痛くなったりすることはありません。もちろん、運動なので疲労はありますが、クタクタになって動けなくなるほど乗るのはおすすめしません。「承認欲求」が発動しているので、自分の実力以上のことをしてしまいます。

 

「何かを得るには”苦労”を差し出さないといけない」という思い込みが発生している場合は、自分の身体を痛めつけることが必要という大きな勘違いをしてしまいがちです。

 

そういうことを続けているといずれ故障しますし、その前にそんな「苦痛」なことはやりたくなくなってきます。楽しく走れる程度に留めておいた方が良いということですね。

 

 

他にも色々とあるとは思いますが、基本的には「承認欲求」が発動していることが「ストレス」の元になっているということを認識しておけば、あらかじめストレスを避けることができると思います。

 

一般的に「承認欲求」というと、他人が「えぇ…」と引いてしまうような行動に対して言われる場合が多いと思いますが、そこまで行かない小さな承認欲求でもストレスとして溜まっていきます。

 

興味があって「やってみたい」と思ってやり始めたことなのに、いつの間にか「承認欲求」によって「やらなければならない」ことにすり替わり、そのプレッシャーが「ストレス」になって興味はどんどん削がれていき、結果続けることが困難になります。

 

興味があるということは、その対象を”わかりたい”と思うということなので、対象のどの部分に興味を示すかで変わっては来るんですが、「ロードバイクで走る」ということであれば「どうすれば上手く走れるようになるか?」ということを”わかりたい”わけですよね?

 

でも、多くの場合は「承認欲求」によって「ロードバイクに上手く乗れている自分」を認めてほしいということにすり替わってしまいます(無意識なので実際はそういう感覚はありません)。しかし、それでは上記のように上手くいきません。

 

中には上手くいく人もいるので、「承認欲求」を上手にコントロール出来る人であれば武器にはなります。ただ、言っている通り多くの場合はそうならないので気を付けた方が良いポイントになるということですね。