おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

序列はつけないほうがいい

どうも、おっさんです。

 

またまた、一昨日走って来たデータ。

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最速タイムから47秒落ち。

やっぱり少し風が強めだったので、若干思い通りに走れない場面も。

まぁ、差が1分以内に入ると、信号の具合とかでの誤差みたいなもんですかね。

 

RNC3はパワーメーター無いので負荷は感覚任せなのですが、脚の具合を見て「これぐらいかな?」という感じで踏んでいるのに心拍はそうでもない感じの時があるんですよね。この時にパワーを見て想定パワーが出てないなら追い込み不足で、パワーが出てるんだったら心肺の余裕が出てきているということになるんですが、パワーが見れないのでなんとももどかしいですね(笑)。

 

早いとこフェニックスを復活させないといけませんね。

ていうか、RNC3にもパワーメーター欲しい…。

 

私はフェニックス(カーボン)とRNC3(クロモリ)を乗り換えながら走っていますが、私みたいな乗り方してる人ってあんまり見かけないです。大体、新しい機材に変えたらそれがメインになって、古い方は予備とか処分とかが普通なんですかね。古いのがクロモリだと「ポタリング用」とかになっちゃうという…。

 

何度も言ってますけど、カーボンとクロモリで重さが多少違っても、他はフィーリングが違うというだけで、速さはたいして違わないので印象だけで用途を分けてしまうのは勿体ないなぁと思います。山ばっかりの人は軽い方がいいかもしれないですけど…。

 

RNC3は加速や登坂の軽快「感」こそ軽いフェニックスには負けますが、巡航時や登坂時のペダリングのフィーリングは断然気持ちいいですからね。しかもコンポはSORA。

 

あと、今フェニックスはタイヤ交換と駆動系のメンテの為にお休み中ですが、こういう場合も複数台を平行運用していると走れなくなることがないので便利ですよね。自分の中でメインとサブとかの序列を付けちゃうと、「サブだからタイムでなくても仕方ないや」みたいなことになって、トレーニングの手を抜いちゃう場合もあるかもしれないので、あくまでも同等の存在でないといけないんですが。

 

乗り換えながら走るのも楽しいですよ。

ロードバイクのポジションの考え方

どうも、おっさんです。

 

また、昨日も走ってきました。

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フェニックスで出した最速タイムからは1分26秒落ち。

少し風が強かったのと、RNC3はパワーが見られないので追い込み不足ですかね。

セグメントタイムを比べると、ちょっとずつ遅いです。(速いところもあるけど)

でも、いい感じで走れているのでRNC3でも最速タイム出せそうです。

 

1~2月の走力落ちている時は、ポジションに違和感ありながら走っていたのですが、今はもう全然違和感なく走れています。当時は「ハンドルちょっと遠いなぁ」と思ってました。

 

走力が落ちている時はパワーが出せなくなっているので、上半身が起きてきます。前傾姿勢が取れなくなってくるとも言えますが、私が感じるのは勝手に起き上がってくると言ったほうがしっくりきます。出せるパワーが少なくなっているので、前傾しすぎるとペダルからの十分な反発が得られなくなって、ペダルに乗ることができません(ストンと落ちてしまう)。なので、ペダルに乗る為に重心を後ろ側へずらしてあげないといけません。すると、上半身は起き上がってくるんですね。

 

上半身が起きるとハンドルは遠くなります。当たり前ですが(笑)。

これが「ハンドルが遠い」の正体ですね。

 

ロードバイクに乗り始めの時は特に「ハンドル遠い」と感じますよね?

あれ、ちゃんとサイズが合っていれば基本的には「物理的に遠い」わけではないんですよ。

 

私も乗り始めの頃はハンドル遠く感じていて、ブラケットをちゃんと握れませんでした(笑)。3cmぐらい後ろを握っていたと思います。変速やブレーキの度に握りなおしてましたね。ステムは今より20mm短かったですし、上向きだったので同じく20mm程度は高かったはず。サドルも今より40mm低かったので、ハンドルの落差は20mm程度しかなかったです。それでもハンドルが遠かった。

 

初心者は前傾姿勢が取れないというよりも、パワーが低いので上半身が起きると言った方がいいのかも。

 

ペダルに乗るってどういうことかというと、自転車じゃなくて普通の家庭の椅子に浅く腰かけて、その状態でロードバイクに乗るように上半身のポーズ(前傾姿勢)をしてみて下さい。その時どうですか?上半身は辛いですか?辛くはないですよね?上半身を支えるハンドルもないのに、簡単に前傾姿勢を取れますよね?

 

そりゃ、床に足がついてるからだろ。

ペダルは動くから同じようにはいかない。

 

はい、その通りです(笑)。でも、それがペダルに乗るということなんです。

ペダルに乗れる人は、ペダリングをしながらその状態を作り出しているんですね。

 

ロードバイクの理想のポジションに近づいてくると、乗ってる人の加重はどんどんペダルにかかるようになってきます。そうすると、当然お尻と手への負担は和らいでくるので、手が痺れたりお尻が痛くなったりということは少なくなってくる。

 

逆にロードバイクの理想のポジションから遠ざかって行くと、ペダルへの加重はどんどん抜けて行きお尻と手に乗ってくる。前傾が辛いので手に加重がかからないようにしていくと、加重のほとんどがお尻にかかるようになって痛くなるんですね。

 

つまり、ロードバイクの理想的なポジションというのは、ある程度のパワーがないと実現できないというわけなんです。

 

何度か話しましたが、私が平坦で27km/h前後程度で走る場合は上ハンを持って走ります。この時の加重はどこにあるかというと、ほとんどがお尻なんですよね。この状態ではペダルに乗れないのでそうなります。このまま長距離走ったらお尻痛くなります(笑)。

 

ブラケットポジションと上ハンポジションでは握る位置が120mmぐらい近くなります。この位置にブラケットを持ってこようとすると、ステムを120mm短くしないといけないですよね?今のステムの長さは110mmなので物理的に無理です(笑)。同時にハンドルを上げれば可能かもしれないですが、それでもステムが極端に短くなってしまいますね。あとは、フレームを小さくするしかなくなります。ただし、その小さくしたフレームは私の体には合いません(笑)。

 

ということを考えても、ロードバイクに快適に乗ることが出来るポジションを得るには、ある程度の速度で走れないと「無理」ということが分かってきます。やっぱりパワーが必要ということになってくるし、そのパワーは心肺能力から来ているので、心肺能力を向上させない限りはロードバイクに快適に乗ることはできないのではないかな?と私は思っています。実際に私はそうでしたしね。

ロードバイクとはどういう自転車か?

どうも、おっさんです。

 

昨日も走ってきましたよ。

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フェニックスのタイヤがもうそろそろ限界で、交換と合わせて駆動系のメンテナンスもするので、しばらくはRNC3だけで走ります。で、昨日はRNC3でアベレージ30km/h。先月、タイム更新した日よりも風が強かったので(今回は平均5m/s前後で前回は平均4m/s以下程度)、もし同じ程度の風速だったら前回に近いタイムが出ていたのかなと思います。

 

ていうか、フェニックスで今ちょうど3,000km走っているのですが、つまりその3,000kmで寿命なわけです。RNC3で使っていた時は4,700km使ってまだスリップサイン健在だったのに、今回はもうツルツル。要因の一つは空気圧を低くしているからかな?と。前後とも40kPa下げて使っているので、接地面が増えて減りやすくなったということかも。後は、やっぱり速く走れるようになってきたからというのもあるんでしょうか。

 

ただ、RNC3のタイヤも今2,900kmですが、こっちは3,000kmよりもう少し使えそうです。フレームとかホイールとかとの複合的な要因(剛性の違いがタイヤの寿命に影響する?)もありそうですね。

 

私は、2016年10月にロードバイクに乗り始めて、今月で2年半経ちました。

総走行距離は現時点で14,477kmです。

初めの頃は週に5~6回乗っていた時もありましたが、今は大体週に2~3回。

1回の距離は40~50kmで、決まったコースをなるべく速く走るだけ。

ロングライドは今のところしていません。(昨年11月に1回だけ100km走しましたが)

 

身長は164cmで体重が56~57kgぐらいです。

体脂肪率も18%(最低時14%前後)ぐらいあるので、筋肉量もたいして無いです。

瞬発系の運動は得意ですが、体格は良くないので身体能力は比較して低いです。

子供の頃から持久系の運動が苦手でした。

それでも、この2年半で40kmの平坦路であればAve.30km/h程度で走れるようになりました。

 

特別なトレーニングはしていません。

ローラー台も持ってないですし、筋トレもしてません。

食事にも気を使ってないですし、普通に晩酌もします。

サプリメント的なモノもさっぱり知りません(笑)。

走ってる時の水分補給も、ただの水道水です(笑)。

 

ただ単に「速く走ろう」としただけです。

ロードバイクは「速く走る為の自転車」なので、その通りにしただけです。

 

速く走らないと「ダメ」ということではありません。

「速く走ろう」と思って走ったら、速く走れるようになるよってことです。

 

私がこのブログで初めの頃に書いた

nicolarossi.hatenablog.com

この記事で、「脱初心者の平均速度30km/hはレースでの話」ということを書いていますが、これは今でもそういうことだと確信しています。なので、別にレースに出る必要のない人はこれを目指す必要はありません。

 

こちらの記事に書かれているのですが

roadbikelife.net

レーニング無しの人は基本的に時速25km/h程度であれば維持可能ということになります。

これも、前に記事にしましたが

nicolarossi.hatenablog.com

レーニング無しの一般男性のパワーは100w程度なので、速度換算すると25~28km/h程度であれば維持して走れるようになるということと同じですね。

 

つまり、大体25~28km/hを維持して走れるようになれば「脱初心者」と言えると思います。

ただ、乗り初めの人はこういう数値をあんまり気にしない方がいいです。

それよりも、自分が楽しく乗れる範囲で「楽しんで」乗った方がいいですよ。

そのうえで、速く走りたいのであれば、出来る範囲で「頑張る」ということですね。

距離も同じことで、初めから100kmとか走る必要もありません。

 

というより、ネット上の「〇〇が出来たら脱初心者」は全部無視していいと思います。

趣味で乗ってる人には基本的に関係ないですからね。

自分の好きなように楽しんで乗ればそれでいいんですよね。

 

私もそのうちにロングライドできるようになればいいなと思っていて、その為には今メインで使っているチューブレスタイヤだとパンク時に困るので、クリンチャータイヤと軽めのホイールが欲しいなと考えていました。でも、ロードバイクを速く走れるようにポジションを調整していき、そのポジションで発揮できるパフォーマンスを実際に出して行くうちにある考えが強くなってきたんです。

 

「このポジションだとロングライドには向かない」

 

ということ。

今、私がタイムを出すのに良いポジションというのは「速く走る為」のポジションなので、ロングライド(当たり前にペースは落ちる)を考えるとこのままのポジションでは疲労が余計に溜まってしまうと思います。ハンドルの遠さや低さの部分で。

 

それを考えると、ロングライドにはロングライド用のポジションセッティングしたロードバイクが必要になるわけです。エンデュランス系のロードバイクが良いように思うのですが、ここでもある考えが浮かびます。

 

「速く走る必要がないならロードバイクじゃなくていい」

 

私がロングライドで求めるのは景色やグルメを楽しんだりの部分なので、「速く走る」必要性がありません。普段のトレーニングで速く走っているので、ロングライドには速さを求めないんですね。ある意味、「速さ」に対しての柔軟性が生まれているわけです。(もちろん、ロングのトレーニングであればロードバイクを使いますが)

 

とすると、今流行りの「グラベルロード」という選択肢もあります。

が、速く走る必要がないならドロップハンドルさえ「いらないな」と思えてきます。

 

ロードバイクのアイコンになっている「ドロップハンドル」なんですが、これ「長距離走る時に持ち替えができて疲れにくい」と言われています。でも、ドロップハンドルは「速く走る為にある」と私は思っています。だって、いくら持ち替えによって疲労軽減があると言っても、前傾姿勢の疲労感が軽減されるぐらいなので(速く走る場合は前傾姿勢の疲労感なんてありませんしね)、ならばフラットバーの方が持ち替え出来ないとしても、前傾姿勢の疲労感はドロップハンドルよりも少ないと考えるからです。それに、STIレバーでのブレーキングよりも、フラットバーでのブレーキングのほうが楽ちんです。

 

というようなことを考えると、ロードバイクがどういう自転車かというとやっぱり

 

「速く走る為の自転車」

 

ということは間違いないなと思います。

ロードバイクに乗り始めた時の私自身もそうでしたが、そういうことを「知って」はいても実際には「理解」できていなかったと思います。それなりに速く走れるようになって初めて「ああ、そういうことか」ということが実際に「体感」として理解できるようになるわけなんですね。

 

「脱初心者の平均速度30km/hはレースでの話」ということは事実なんですが、ロードバイクはレース機材ということを考えると、ロードバイクの本質が「体感」で理解できるようになるのも、その「平均速度30km/h」を自分の力で達成できるようになってからということなんですよね。

3月終わり

どうも、おっさんです。

 

今日は風が5~6m/sあったので、久々に丘越えのコース(48km)を控えめに走ってきました。やっぱり、風が強めの日はトレーニングにはならないですね。風に対処するだけで疲れます。

 

今月の走行距離は505kmでした。

昨年11月以来の500km越え。

 

今月はタイム更新出来たわけですが、私は最低これぐらいの距離は走れてないと走力は伸びて行かないということですね。1回40km程度を週3回。一月4週プラスで500km程度という具合。

 

私はこの40km程度の距離が何故かしっくりきます。

走行時間1時間20~30分ていうのがいいのかも。

1時間だと物足りないし、2時間以上だとダレてくる。

一番集中できる時間間隔なのかもしれません。

速く走らないのならなんでもいいんですけどね。

データで見るロードバイク走力の違い

どうも、おっさんです。

 

昨日、久々に最速タイムを出したわけですが、前回最速タイムを出したのが昨年の11月。その昨年11月がそれまでの私の走力のピークだったと言えます。そこから、12月~今年1月は週1回程度でしか走れなかったので走力は落ちてしまいました。2月~3月と週2~3回走れるようになったので、走力は回復してタイム更新できたのです。

 

で、その走力の違いとはどういうことなのか?データで見てみようという記事です。

(私の走力の違いをデータで見るだけなので、他の人も同じというわけではありません)

 

まず、走力の落ちていた今年1月21日のテータ

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私の42kmトレーニングコースのデータですが、私の中ではここを1時間30分を切れたら普通、1時間28分前後だったらそこそこ良い、1時間26分前後だったらなかなか良い、1時間24分前後ならかなり良い、という感じで走っていました。

 

なので、この日はそこそこ良い感じで走っていることになります。

 

次は、走力のピークだった昨年11月21日のデータ

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この日もタイムは1時間28分台で、今年1月21日とほぼ同じです。

タイムは同じ感じなのですが、「走力」は全然違います。

わかるでしょうか?

 

心拍は明らかに昨年11月の方が低く、「楽に」走っています。(100㎞走の数日後なので抑えて走っています)「楽に」走っていてパワーは今年1月と比較して少し低く、それでもタイムは同じなんですよね。

 

今年1月の方は、心拍も全体的に高いところを使っていて無酸素領域もそれなりに使って、かなり頑張っているということがわかりますね。心肺能力が低いということです。

 

昨日の心拍パワーデータを見てみましょう

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心拍はゾーン4(閾値)にほぼ張り付いていて、パワーも良く出ています。

 

私の中で「走力が高い」と感じる時は、心肺に「ねばり」が出てきているということを感じられる状態なんですが、この状態の時はゾーン4の閾値であれば「しんどいけど走り続けられる」と感じています。しかも、何も考えなくても無酸素の領域にほぼ入っていかないんですね。なので、「ねばり」を感じるわけです。

 

走力が落ちていると、その「ねばり」がなくなって無酸素領域にガンガン入って行っちゃうので、心拍を見ながら自分で強度を制御しないといけなくなりますし、制御しようとしても心拍は上がりやすくなっているので制御しきれない。そうなるとパワーも出し切れないし、出そうとしても心拍が上がってしまうので出せなくなってしまうんです。

 

やっぱり、ロードバイクの基本は「心肺能力」なんですよね。

ここが出来てないとロードバイクを走らせる場合の自由度が下がってしまいます。

久々のタイム更新(仮)

どうも、おっさんです。

 

春ですねぇ。

この時期は本当に走りやすい。

 

ということで、久々のタイム更新来ました。

 

とは言っても、実はいつものコースの一部が「工事中」なので、3kmちょっと別のルートを走ったうえでのタイム更新になっています。でも、この迂回ルートは初めて走ったのですが、こっちのルートの方が走りやすいと思ったので、今後もこのルートで走りたいと思っています。(総距離は600mぐらい伸びています)

 

まず、ガーミン先生の40kmTTタイム

 

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前回(昨年11月)の、1時間18分44秒を2分44秒短縮。

コースが一部違うので単純比較はできませんが、大幅な短縮になりました。

 

今回のトータルデータは

 

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1時間22分24秒でした。

これも、単純比較はできませんが前回(昨年11月)の1時間24分29秒を大幅短縮。

しかも、600m程度距離が伸びているので、2分以上は確実に短縮しています。

 

ま、コースが一部違うので(仮)ですけど。

これからはこっちのルートで走ります。

イチロー選手の考え方から学ぶ

どうも、おっさんです。

 

イチロー選手が引退。

同年代なので、なおさら感慨深いですね。

 

個人的に強烈な印象は2009年WBC決勝での勝ち越しセンター前ヒット。

当時、出先の車の中、ラジオで聞いていました。

ヒットを打ったという実況を聞いた瞬間「よっしゃー!」と叫びました(笑)。

もう、10年前のことなんですね。

 

そのイチロー選手の引退会見で個人的な注目点。

 

www.youtube.com

 

質問

イチロー選手の生き様で、ファンの方々に伝えられたことや伝わっていたら嬉しいなと思うことはありますか?

 

答え

生き様というのは僕にはよくわからないんですけど、「生き方」という風に考えれば「人より頑張る」ことなんてとてもできないんですよね。あくまでも、「秤は自分の中にある」。それで自分なりに、その「秤」を使いながら自分の限界を見ながらちょっと超えていくということを繰り返していく。そうするといつの日かなんか「こんな自分になっているんだ」っていう状態になって、だから少しずつの積み重ねがそれでしか自分を越えていけないという風に思うんですよね。一気に高見に行こうとすると今の自分の状態とギャップがあり過ぎて、それは続けられないと僕は考えているので、まぁ地道に進むしかない…。進むというか進むだけではないですよね。後退もしながらあるときはもう後退しかしない時期もあると思うので、でも自分がやると決めたことを信じてやって行く。でもそれは正解とは限らないですよね。間違ったことを続けてしまっていることもあるんですけど、でもそうやって遠回りすることでしかなんか「本当の自分」に出会えないというか、そんな気がしているので、そうやって自分なりに重ねてきたことを、まぁ今日のゲーム後のファンの方の気持ちですよね。それを、見た時にひょっとしたらそんなとこを見ていただいていたのかなぁという風に、それは嬉しかったです。そうだとすれば嬉しいし、まぁそうじゃなかったとしても嬉しいです。

 

これは、私も前に記事にしましたが…

nicolarossi.hatenablog.com

これを、イチロー選手は実践しているってことなんですね。

 

「人より頑張ることなんてできない」

「秤は自分の中にある」

 

まさにその通りです。

「知足者富」の具現者なんですよね。

 

この会見を見た一般人は「イチロー選手は謙虚だな」と思った人が多いかもしれません。

偉大な実績を残しているので、それをもっと「誇っていい」と思うでしょうね。

でも、イチロー選手は「そんなことは関係ない」と思っているのでしょう。

 

小学生の頃に野球を始めて、それからずっと野球を「探求」し続けてきたわけです。その中で、自分なりに努力して成長して世界的な選手になった。そのこと自体がイチロー選手を今まで支えてきた「自信」になっているのでしょうね。

 

なので、結果としての「偉業」はあるにしても、それは「おまけ」みたいなものに過ぎないというか、イチロー選手自体を形作っているのは今までの「鍛錬」なので、そういう付いてきたモノに頼って自分を「飾り付ける」必要性もないわけです。

 

イチロー選手の今までの発言を見てみても、「等身大の自分」を大切にしているということを感じます。自分の力よりも大きく見せることもないし、小さく見せることもない。「これがイチローだ」という風にイチロー選手自身が実感している「自分」を表現したいと思っているだけなんでしょうね。

 

私は、その辺の一般人のおっさんですが(笑)、ものすごく共感できました。

 

イチローは天才だから」という印象で、「一般人には理解も実践も不可能」という人がいるかもしれませんが、イチロー選手は一般人にも理解実践できることを言っていると私は思いました。もちろん、その実践結果による到達点は人によって違うでしょうけれども、「知足者富」という中身は変わらないのではないか?と私は考えるからです。