おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

ローラー台の感想

私の地域でもだいぶ秋っぽくなってきました。

どうも、おっさんです。

 

今年の夏は、天候があまり良くなくて外を走ることが少なかったです。

そこで、導入して良かった「ローラー台」(笑)。

いや、本当に活躍しています。

 

今回は、そんなローラー台のことについて書いてみます。

 

私はレースに出るわけでもなく、ただロードバイクに楽しく乗れたらそれでいいという感じでこれまで乗って来たので、ローラー台の導入は基本的には考えていませんでした。レースに出るんだったら、その為のコンディションを考えないといけないわけで、コンスタントに乗れないとそれは叶わないのでローラー台は必須だと思います。

 

でも、レースに出ないのなら合わせるコンディションも何もなく、乗れなくて走力が落ちたとしてもまた乗り出せばそのうち戻るので、それでいいという考えでした。でも、今年の梅雨に入る前の段階で過去最高のフィジカルを獲得できている実感があり、それが梅雨に入ってたった10日間程度走れなかったぐらいでスッと失われたのがわかりました。まぁ、それも今までの考えなら許容できたのですが、あの感覚に未だに戻せていないことを考えても「高いフィジカルを維持するのは容易ではない」ということを改めて感じたわけです。(私の中の「高い」フィジカルなのであしからず笑)

 

それに、「ローラ台はつまらない」という意見を見ていたので、私の考えの「楽しく走る」からは外れているのかなという考えもありました。

 

で、実際にローラー台に乗ってみたら…

 

「楽しい!」(笑)

 

となってしまいました(笑)。

自分でも意外です。

 

私が導入したローラー台は

www.growtac.com

GROWTAC(グロータック)のGT-Roller F3.2です。

 

ローラー台は色々と種類があって、今は「Zwift」等のバーチャルライドが流行りなので固定のスマートローラーが主流なのでしょうか?定番なら平置きの「三本ローラー」ですけども。

 

私のはその中間の「ハイブリッド」と言われるタイプで、フロント固定のリアはローラーに乗せるタイプです。

 

実走と近いのは三本ローラーと言われているので、私も初めは三本ローラーを買うつもりでいたのですが、設置場所を考えると壁際にしないといけなくて私の環境では難しいという問題。それに、三本ローラーが本当に実走と近いかと言われたら疑問点があります。それは、「バランス」を常に意識しないといけないということ。実際に乗ったことがないのでわかりませんが、実走でバランスとか意識しないよなぁと考えたら、三本ローラーのバランスって「三本ローラーに乗る為のバランス」なのでは?という疑問です。

 

GROWTACにも三本ローラーがあって、それは三本のローラーではなくて「四本ローラー」なのですが、その理由がフロントのローラー一本だと実走とはかなり変わってくるからということです。だから、フロントも二本のローラーが必要で、合計四本の「四本ローラー」になっているわけです。

 

実走でバランスとかそんなに意識しないですから、リアだけが動く「ハイブリッド」の方が実走に近いのではないかな?と思いました。

 

で、実際に乗ってみると、車体のバランスとしては実走の巡航状態にかなり近い感覚があるんですが、ペダリングに大きな違和感を感じました。なんというか、ブレーキを引きずっているような感覚で、常に減速しているところを無理やりペダリングをすることで維持しないとスピードを保てないという感じです。

 

実走だと、ペダリングを止めても慣性でスーっと進んでいきますが、ローラー台だとペダリングを止めるとすぐに止まってしまいます。このブレーキ感は、負荷装置の抵抗が高いほど大きくなります。

 

私は実走に近い感じで乗りたかったので、初めのうちはスピードとパワーが実走に近くなる負荷を設定して乗っていましたが、ペダリングに違和感がありすぎて脚の疲労が実走とは違ってきてしまいました。そのうち慣れるのかな?とも思っていましたが、実走のスピードとパワーの関係にこだわるのを辞めて、負荷を一段弱くしてギアを重めにすると実走のペダリングに近い感覚になったのです。

 

これがわかると一気に「楽しく」なりました。

 

それまでは「パワーを出す」という感覚でないとパワーが出なかったのが、「気持ち良くペダリングする」という感覚だけでその分のパワーが出るようになったのです。私はローラー台に楽しく乗るポイントはここだと感じました。

 

初めのうちは、実走と同じ感じになるであろうL5の5分インターバルばっかりやってましたが、ローラー台の利点を考えると「止まらずに走れる」という部分も大きいので、実走ではできない20分走をやってみたところ、これが

 

「超楽しい!」(笑)

 

私の実走では、気持ち良く走れる区間というのは長くても5分強程度しかなかったので、それ以上長く走れるのは新鮮ですし、長く走っていると段々と身体がノッテくるのもわかります。自分の心拍と相談しながらケイデンスを微調整して走るのが面白いですね。心拍をゾーン3に抑えておけば延々と走っていられる感覚になってきます。

 

ただ、一つ気になる点があって、それは

 

股間が痺れる」(笑)

 

ということです。

実走だったら、立ち漕ぎしたり信号で止まったりで頻繁にサドルから腰を浮かせるので、今まで全く感じたことがなかったのですが、ローラー台で20分走とかしているとどうしても圧迫されて痺れてきます。レストで立ち漕ぎを入れるとだいぶ軽減されますが、サドルの見直しも考えないといけないなと感じます。

 

ローラー台と実走を比較したらもちろん実走の方が楽しいですが、ローラー台にはローラー台の楽しさがあるんだなということがわかりました。それに、今までは天候を考えながら乗っていたので、トレーニング頻度が天候に左右されていたわけですが、今はローラー台中心で考えるようになって、天候が良ければ実走という感じになっています。できれば、全部実走で走りたいんですけどね。