おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

目標って何ですか?

どうも、おっさんです。

 

「目標って何ですか?」と唐突に聞かれたら「は?」となりますが(笑)、新年会等の席で聞かれたら「あー、今年の?うーんとね…」てな具合になりますよね?

 

でも、今回のはそういうことではなくて「目標ってなんか意味あるの?」っていう話です。

 

もう3月になったのでちょっと(だいぶ?)前の話になっちゃいますが、1月のとある日にSTRAVAに

 

「貴方は”挫折デー”を乗り越えました!

          おめでとうございます!!」

 

みたいなメッセージが唐突に表示されたんですよね。

その時は「は?あ、はい…(?)」みたいな感じでしたが(笑)。

 

なにやら、STRAVAの蓄積データで、年初に設定した「目標」から遅れていく(つまり挫折する)のが1月の第三日曜日辺りかららしく、そこを遅延なく通り過ぎることができれば「挫折デー」を乗り越えたということになるらしいです(笑)。

 

STRAVAの有料プランに入っていれば「目標」を設定できるのですが、私も有料プランに入っているのでとりあえず目標値は設定してあるんですよね。で、私は年間の走行距離を「10,000km」としていて、今年は今のところその目標値に対しての遅延なく来ています。

 

私の感覚の話なんですが、私の場合は「目標」というよりも今の自分の感じ(日頃の走行距離とか)を見て、「今の状態で走っていれば、このくらいの距離は走るよね」という単なる「予測値」を設定しているだけで、「目標」という感覚ではないんですよね。だから、達成できなかったとしても「予測が外れた」というだけなわけです。

 

目標というと(人によって捉え方は違うでしょうが…)「突破したい」みたいな感じで掲げる場合が多いような気がします。つまり、高めの値を設定して、そこでモチベーションを保って行こうみたいな。

 

「モチベーション」を保つ為に設定しているということです。

 

それで達成できる人もいるのでしょうが、多くの場合はそういうモチベーションは続かないと感じています。

 

STRAVAのデータでは、目標を達成できる人は「週間のアクティビティが多め」となっていて、そういうデータから「目標達成する人は目標値が高い」としているようですが、私はこれなんかおかしいと思います。

 

目標達成できる人というのは、私が上で書いているように単に「予測値」を設定しているだけなのでは?ということです。普段の自分を見て「これぐらいはできるだろう」という値を設定しているので、「出来て当たり前」の値なので達成する確率は高くなるわけです。

 

私がSTRAVAからの「達成おめでとうございます!」というメッセージを見て「あ、はい」となったのも、普通に日々のライドをしてきただけで「何もめでたいことはない」(笑)と思ったからです。

 

STRAVAのデータでの目標を達成できる人が、週間のアクティビティ数が多い理由は「習慣化」しているからなのではないかなと思います。日々の運動が習慣化していると、「目標」を達成するために日々のアクティビティをこなしているわけではなく、単に日々の「ルーティン(習慣)」としての運動があるだけなので、その日々の運動をしていれば到達する数値を目標に設定して「当たり前」に達成できるので、STRAVAのデータでの達成率が高いのでは?ということです。

 

「習慣化」しているということは、その運動が日々「無理なくできる」ということです。

つまり、身の丈に合ったことができているということになります。

 

上で書いているように、一般的に「目標」というのはモチベーションを保つ為に「高め」に設定されることが多いと思うので(STRAVAもそう推奨している)、自分ができることよりもそこそこ高く「ちょっとだけ無理しないと…」という感じになっています。すると、文字通り「無理」が蓄積していくことになるので、やっぱり続けることは難しくなってしまうんですね。

 

「モチベーション」を保とうと思ってやっていることが、逆に「モチベーション」を削いでしまうことになっています。

 

なので、そういう「目標」って意味あるの?と私は思うんですよね。

 

もちろん、モチベーションを高く保ちたい人で、それを突破できる人なら意味があるのでしょうが、STRAVAのデータでもあるように「挫折」する確立が高いということは、多くの場合は逆効果になってしまうのでは?ということです。

 

目標達成できる人というのは「習慣化」しているからだと私は思うので、目標達成にはまず「習慣化できるペース」を確立する必要があります。前年に3,000km程度しか走っていない人が今年いきなり10,000kmを設定しても、今までのペースと違い過ぎるので疲労の蓄積も大幅に増えて達成できない可能性が高いですよね?絶対に出来ないとは言えませんが、かなり「しんどい」と思います。

 

なので、「身の丈に合った」設定をしないといけないのでは?ということです。

 

結局、自分の身の丈に合った進み方が多くの場合は適切だし、達成できる確率は上がると思うので「高いモチベーションを保つ為」みたいな感じで設定する「目標」にはあんまり意味はないと私は考えます。