おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

ロードバイク初心者は股関節を使えないから踏み込みペダリングになる?

どうも、おっさんです。

 

タイトル通りにロードバイク初心者は「股関節を使えないから踏み込みペダリングになるんだ!」みたいなことがネット上で言われています。

 

前回の

nicolarossi.hatenablog.com

記事を読んでもらうと、答えはわかると思いますが解説します。

 

まず、自転車に乗って走る場合に「股関節が使えていない」人なんていません。

それは、股関節が使えないと根本的にペダリングが出来ないからです。

股関節が動いていないならペダリング出来ないでしょ?っていう話。

股関節が動いているなら「股関節が使えている」ということです。

当たり前の話ですよね?

 

これがどうして「股関節が使えていない」という話になるのかというと…

 

初心者は股関節で出せるパワーが少ないから

 

です。

私の考えでは、股関節で生み出せるパワーは多くてもFTPの75%程度だと思います。つまり、ロングライドで脚力を温存して走る場合のパワー程度ということですね。トレーニング無しの一般素人(ロードバイク初心者)が平坦を走る場合の20~23km/h程度になります。

 

前回も書いた通りに、初心者が「脚パンパン」にならないように走れば、この速度になります。

 

でも、「ロードバイクは30km/h~で走るのが当たり前なんだ!」という凝り固まった考えの人は、その速度では満足できません。なので、股関節で出せるパワーよりも多くのパワーが必要になって、よりパワーのある大腿四頭筋を使ったペダリングすなわち「踏み込みペダリング」が必要になるわけです。(しかも、それを長時間続けようとします)

 

単に、股関節で出せるパワー以上のパワーを大腿四頭筋で補っているだけなのに、

 

股関節が使えていない!

 

と勘違い(錯覚)しているだけなんですね。

これ、裏返すと股関節で出せるパワーを上げれば

 

巡航速度が上がる

 

ということです。

前回説明した「走力が上がる走り方(ペダリング)」とはこれです。

 

プロ選手が「力入れなくても速く走れる」みたいなことを言っていることがありますが、それは股関節から生み出せるパワーがあるから言えることです。プロのように40km/h巡航を当たり前にできるようになるには、股関節でのパワーが300w程度以上必要です。

 

いくらプロの選手でも、200wで40km/h巡航は出来ません。

 

出せる速度は「力を入れるか入れないか」はあまり関係なく、「パワーがあるかないか」ということだけです。