おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

ロードバイクで脚がパンパンになる人

どうも、おっさんです。

 

ロードバイクに乗り始めた人で、「脚がパンパンでもう無理」ってなる人いますよね?(初心者じゃなくてもあると思いますが…)あれってどういうことか?考えてみます。

 

私自身は、「脚がパンパン」の経験がありません。

なので、乗り始めた頃は「なんでそうなるの?」って感じでした。

 

今、考えてみたら、私は「脚パンパン」にならないように走っていたということです。

 

「踏まずに回せ」っていうのも、初め意味が分かりませんでした。

だって、踏まないと進まないでしょ?

今も同じです。

踏まないと速く走れません(笑)。

踏んでるからアベレージ30km/hで走れるようになったんです。

 

これも実は私は「踏んでなかった」ということらしいです。

意味わからないですよね?

私は「踏んでる」と思っているのに、一般的には「踏まずに回している」らしいです。

 

レースの中継で逃げの選手の調子を表すのに

 

「よく踏めてますねぇ~」

 

みたいに解説されることがありますが

 

「よく回せてますねぇ~」

 

とはあんまり聞きませんよね?

あ、ヒルクライムとかだったらありますかね。

でも、平坦だったら「踏めている」と言われます。

 

やっぱり「踏まずに回せ」の意味が曖昧です。

 

でね、この「踏まずに回せ」っていうのを聞いて、それを改善しようとするとどこを改善するかといえば、「回せ」なのでペダリングを改善しようとするわけですよね?

 

ペダリングが「悪い」からパンパンになるんだ!

 

ということになっちゃいますよね?

でも、それって本当にそうですか?

 

その辺を普通にシティサイクル(ママチャリ)で走ってる人って脚パンパンですか?

 

ペダリングの「ペ」の字も知らない学生や主婦って脚パンパンになりながら、通学したり買い物したりしていますか?してないですよね?(笑)。

 

自転車通学の学生が「脚パンパンで今日の体育無理だわ」とか言ってました?(笑)

(まぁ、遅刻しそうで全力で漕いで来たとかならあるかも笑)

あれ?ペダリングが悪いから「脚パンパン」説は崩れましたね(笑)。

 

それは短距離だからだろ!

速く走ってないし

 

そうかもしれません。

というか、これ答えに近いというか、これが答えですね(笑)。

 

つまり、長距離を速く走ろうとするから「脚パンパン」になるってことです。

あ、正確に言うと、自分の実力から「かけ離れた」ことをするとってことですね。

 

ロードバイクで脚がパンパンになる人は、自分の実力に見合った乗り方ができていないだけです。

 

逆に言うと、その辺を普通にシティサイクルで走ってる一般人は、自分の実力に見合った乗り方ができているので、「脚パンパン」にならないということです。簡単な話しでしょ?

 

この記事

nicolarossi.hatenablog.com

で書いた通りに、一般人のパワーは100w程度で、速度換算で平坦巡航25~28km/hぐらいで走れます。これがロードバイクで走った時の初心者の実力です。その実力以上で走ろうとするから「脚パンパン」になるんですね。しかもこれはFTP(1時間持続可能なパワー)換算なので、ロングライドをしようとすると平坦巡航は20~23km/h程度(FTPの75%程度)まで落とさないといけません。

 

やっぱり、前から言っている話と同じになってしまうんですが、ネット上の話を真に受ける人って多いんですよね。「30km/hで走るのが当たり前」とか「100kmは簡単」とかの話を。それを見た初心者は、初心者のうちから「そうじゃないとダメだ」と思っちゃう。

 

「脚パンパン」っていうのは、自分の身体が今どうなっているのかを「無視」しているからそうなるんですね。どうして「無視」しちゃうかというと、上記の通り

 

「100km以上を30km/hで走らないといけない」

 

というような考えに凝り固まっているからです。

だから、脚が「もう無理ですよ…」って言っているのに、聞く耳持たずに「まだだ!まだダメだ!」と鞭打って壊してしまう。で、膝が痛いとか言っているんです。自分の所為なのにね。

 

「踏まずに回せ」

 

の意味わかります?

これ、「踏む」っていうのは「実力以上に踏む」っていうことで、「回す」は「実力通りに踏む」ってことです。ややこしいわ(笑)。

 

だから、私は意味がよくわからなかったんですね。

私は自分の実力の範囲で「踏んでいた」だけです。

今も全く同じ。

 

初めてロードバイクで走った時の感想

nicolarossi.hatenablog.com

25km程度を1時間30分で走ったメタボおっさんは「しんどくなかった」と言っております(笑)。当時の自分の実力に合わせて走っているので、脚がパンパンになることもないし長距離走ってないので身体が悲鳴をあげることもありません。あ、この時点でサイコンもつけてませんので、自分が何km/hで走っているのかとか全く気にしてないですしね。

 

速く走る場合のペダリングを考える時に何を考えるのかというと、「なるべく脚に負担がないように、でもなるべく速く走れるように踏む」ということです。これを守れば「脚パンパン」は起こりえません。この「でもなるべく速く」の部分に初めから具体的な速度を当てはめたらダメです。あくまでも、自分の実力の範囲の「なるべく速く」なので数値は関係ありません。

 

これを続けるだけで走力は上がりますし、「脚パンパン」とはサヨナラできます。