おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

ロードバイクはスポーツなのか?(後編)

暑いですね…。

どうも、おっさんです。

 

梅雨の雨に慣れたところで、連日の晴天で気温が上がると余計に暑く感じますね。

 

ここ5日ほどは良く晴れているので、梅雨の鬱憤を晴らすかのごとく走っています(笑)。

その前は10日走ってなかったので、調子を取り戻すのに3~4日かかりました。

ようやく元の感覚を取り戻し始めたところです。

 

ロードバイクって競技用の自転車なので基本的には「スポーツ」の道具なんですが、昔と違って今は素人でも苦も無く乗れるパーツ(コンパクトクランクや28T~のスプロケ等)があるので、別に「スポーツ」一辺倒ではなくなっていると私は思います。まぁ、それは今世間でロードバイクに乗っている人を見ても感じられることですよね?ロードバイクに乗っているからといって、レースに参加しないといけないわけでもないですし…。

 

私が何故ロードバイクに乗っているかというと、それは元々はダイエットの為でしたが、それが一段落した今は体力の維持という面が大きいです。その中で、少しでも速く走れる状態になれば、それが体力の維持から体力の向上へと段階が上がるわけです。

 

ダイエットや体力維持でロードバイクに乗る場合は、基本的に速く走る必要はないです。有酸素運動の範囲内で走ればその目的は達成できるのですから、スピードは必要ありません。ただし、体力の向上を求める場合はスピードが必要になってきます。

 

私はある時点で「体力維持できればいいや」と考えていたのですが、タイヤとホイールを変えた後に思っていたより自分が速く走れることに気付いて、自分の限界ってどこなんだろう?と漠然と考えるようになってきました。

 

思ったのは、最初から自分の限界を決めつけないようにした方が良いということ。

 

例えば、初心者がロードバイクに乗り始める時に、初心者だからと32Tみたいな大きいスプロケの付いたロードバイクは買わない方がいい。コンパクトクランク前提であれば、25T~28Tでも少し鍛えればある程度のヒルクライムは登れるので。ロードバイクを買ってその日に峠を数本越えるライドに行きたいなんて場合は別ですが、それもそもそも無謀な話ですしね…(笑)。

 

それと、場合によりますが、限界点は機材変更によって突破できます。

 

私はホイールとタイヤを変えたことによって平均速度が上がりました。その前のビンディングペダルにした時も平均速度が上がりましたし、機材の変更は行き詰った時に現状を打破する力があります。

 

なので、初心者は最初から良い機材を買わない方がいいです(笑)。

 

巷の機材変更で「速くなる」というのは誤解を招く表現かもしれません。今より良い機材に変更することで現状の打破にはなりますが、その結果必ず「速くなる」とは限らないからです。機材変更は現状を打破する力をサポートしてくれるだけで、実際に打破するのはその人自身です。

 

実際に、速く走ろうと思ったら「スポーツ」であることを認識することが必要です。「スポーツ」であれば、色々なセオリーがあるわけでそれらを勉強する必要もありますし、週一回ではなくできれば毎日乗るということも大切になってきます。そうすることで必要な体力筋力も付きますし、日々の経験から体の使い方も自然とわかりセオリーとの一致点や相違点から理解も進んでいきます。

 

逆に言うと、速く走る必要のない人はそういうことをあまり気にしない方がいいです。

 

たまたま、ある動画を見たのですが、ペダリングのコーチをしているという方の動画で、そのコーチングを受けに来ている人が、自分の乗っているロードバイクのフレームサイズもペダルの種類も知らない理解していないということで、何故かそのコーチの人が「勉強してください!」とちょっと怒ってました(笑)。そういう人が多いらしいです。

 

確かに、自分の乗っている機材がどういう物なのか知らない理解していないというのは、私から見ても理解しがたいとは思うのですが、別の視点から見てみれば「そういう種類(機材のことに無頓着)の人」がそういうコーチングを受けに来ているということですよね?その受けに来ている人って、本当にそのペダリングコーチングが必要な人なんですかね?

 

速く走りたいのであれば、まず色んなことを自分で調べて試してみると思うんです。自分の機材がどういう物かなんてのは基本中の基本で、速く走ろうと思ったら初期の段階で調べるんじゃないかと?それを調べてない知らないなんて言う場合は、「本当に速く走りたいの?」と思うのです。

 

ペダリングコーチングなんて、速く走りたい人以外にはあんまり意味ないと私は思っているんですけど、世間ではそれをしないと「ロードバイクに上手く乗れない」と思っている人が多いのではないでしょうか?自転車は「誰でも」とは言いませんが、多くの人が乗れるわけで、ペダルを回すなんてことは自転車に乗れれば当たり前に出来ることなんですよね。

 

じゃあ何故ペダリングコーチングがあるかというと、「速く走りたい人」の為なんですよね。

 

ロードバイクに乗るだけならペダリングコーチングなんて受ける必要ないです。特に、初心者は体力も筋力も速く走る為のペダリングに必要な分量を持ち合わせていないので無駄です。

 

そのコーチが言っていたんですが、「基礎は子供の頃からピストに乗ることで養われるが、日本人はその基礎がないから理論で学ばないといけない」とのこと。確かに一理あります。でも、じゃあその基礎で養われる体力や筋力はどこで手に入れるのでしょうか?理論を学んでも手に入らないのですが…?

 

物事の順序がぶっ飛んでますね(笑)。

 

某質問系サイトで「どうやったら速くなりますか?」みたいな質問に、ケイデンスがどうとか機材がどうとか、ただそういう知識を回答している人がいる中で、「とにかく乗ること」と回答している人がたまにいて、私もそれに同感してしまいます。

 

とにかく、できれば毎日乗り続けることで、自転車に乗る為の体力筋力は自然と付いてきますし、そこから速く走る為にはどうすれば良いかを考えて行くことで自分なりの試行錯誤が出来ると思うからです。ネット上の情報は参考にはなりますが、それが全て自分にとっての正解ではないので、自分で試してみる必要があります。そういうことも自分自身の試行錯誤です。

 

ロードバイクはその人の考え方で「スポーツ」にもなるし、「フィットネス」やそれ以外にもなるんですよね。「スポーツ」だと思ってない人は別にペダリングがどうとか考える必要はないと私は思います。街中をシティサイクルで走ってる学生や主婦を見ても、特におかしなペダリングしている人は見たことないですし、ロードバイクであってもポジションがある程度ちゃんとしていたらそれで問題ないです。

 

週一でしか乗らない人が「理論だけで速くなりたい」と言っても無理ですし、速く走る必要のない人がペダリングコーチング受けたり理論を勉強しても使う場面がないので無駄なんですね。