おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

ロードバイクに乗るからといって長距離を走れるようにならないといけないわけではない

どうも、おっさんです。

 

某質問系サイトにこんな質問がありました。

 

「120kmを適度な疲労で走れるようになりたい」

 

この方は、ロードバイクに乗り始めて「1ヵ月」。

その間に120km前後のライドを3回行ったそうです。

(走ったのがその3回だけだったのかは不明)

 

週一でその120km程度を走りたいという気持ちはあるものの、 毎回吐きそうなほどキツイので「行きたくない」と思ってしまうということ。折り返しの60kmまでは調子よく走れるが、後半60kmは「太もも」が辛くなってきて何度も休憩をしながらでないと疲労限界で最後まで走れないと。

 

これを解消するにはどうすればいいか?という質問でした。

 

これ見てどう思います?

いろいろとツッコミどころがあるのですが、まず「ロードバイクに乗り始めて1ヵ月」という部分。

 

ラン等の持久系スポーツを既にしている人とか、過去にそういう経験があった人なんかだと始めてすぐに長距離を走れてしまう人もいるんでしょうが、そういう経験のない普通の人がいきなり長距離を走るのは「無謀」だと私は思います。そう思いません?

 

しかも、この方はそれを3回もしてる。

数度走れば「慣れる」と思ったのでしょうか?

 

その理由は一応書いてあって…

 

「ネットに150kmなら休憩なしで行けるとか、

      200kmならいつでも行けると書いていた」

 

だそうです。

あー…ネットの大袈裟情報に完全にやられちゃってますね。

だから、120kmぐらいだったら簡単だと思ったのでしょうね。

 

で、この方は自分でも「今の実力だと60km程度が楽しく走れる限度だと感じる」と言っているんですが、だったらその60kmを楽しく走りながら徐々に距離を伸ばしていけばいいんじゃないの?って話ですよね?でも、質問の通りに何故か100km越えを走りたいというのがよくわかりません。

 

そう考えるようになるのはやっぱりネットの「大袈裟情報」の所為だと思うんですよ。

あと、前にも書きましたが…

 

「趣味がロードバイク=ロングライド」

 

という固定観念

これが、ロードバイクを趣味として始めたら「長距離走らなきゃいけないんだ!」と思い込んで、それに対して大した準備(体力とか)もせずに挑んでしまう要因になっちゃうんですね。

 

もう一つ、この方のロードバイクは「カーボンフレームでアルテグラ」だそうです。初心者だとして何を買おうがその人の勝手なので、好きなロードバイクを買えばいいっていうのは私が前から言ってることなんですが、この人が異常に頑張っちゃってる理由がこの辺りからも伺えます。

 

ネットでは「巡航30km/hなんて簡単」とか「100kmなんてすぐ走れた」とか大袈裟な情報があちこちに書かれていて、さらに「カーボンフレームで105以上なら速い」とも書かれてますから、おそらくこの方が初めて長距離走った時に思ったのが…

 

「カーボンフレームでアルテグラなのに60km程度しかまともに走れない…

              自分って普通の人と比べたら相当体力ないんだな…」

 

だと思います。

いやいや、初心者で初めから60km楽しく走れたら十分ですよ(笑)。

でも、ネット見てるとそうは思えなくなっちゃうんでしょうね。

 

結局、この方は「初心者では当たり前の体力不足」と指摘されたのを受け入れて納得したようです。

 

この質問の回答で「え?」と思ったのが「無理しすぎ。まずは100km程度に抑えて…」って書いてる人。こういう人の意見が初心者を無謀なロングライドに駆り立てる要因になっちゃうんだろうなぁ。質問者は「60kmが限界」って言ってるのに「100km程度に抑えて」ってどういう感覚で言ってるんでしょうかね?理解できません。

 

ロングライドって慣れたらできるようになるんですが、あくまでも「慣れたら」ですからね。(慣れるといっても気持ち的に慣れるのはもちろん、身体的に慣れるという意味も含みます)

 

慣れるまでの時間も、その人が毎日乗る人なのか?週数回乗る人なのか?週一回乗る人なのか?月一回乗る人なのか?で変わってくるし、その乗ってる時の本人の意識の仕方でも変わります。そして、もちろん個人差もあるので「慣れない」という人もいるでしょう。週一回一年間乗ったけど100kmは辛いっていう人も出てくると思います。

 

これも、ネットで書かれていたのが「週一100km程度乗っていた時より、平日30km週末100km乗るようにした方が100km走るのが楽になった」という意見もあって、まぁ当たり前に乗り込んでる人の方が楽には走れるようになると思います。もちろん、週一でも100km以上楽に走れるよって人もいるんでしょうけど。

 

あと、一概に「100km走れるよ」って言っても、それがヘトヘトになりながらなのか?疲労感もほとんどなく楽勝なのか?で全然違いますからね。さらに、さほど疲労感がなかったとしてもアベレージが30km/hなのか?25km/hなのか?20km/hなのか?15km/hなのか?でも走った内容が違いますからね。

 

私は初めて100km走ってみて、疲労感もそれほどではなくヘトヘトになるようなこともなかったし、アベレージは29km/h弱だったので短距離の最速アベレージと比べてもそこそこの速さ。普段40~50kmしか走ってないけれどそれなりに余裕を持って走り切ったと言えると思います。

 

ていうと…

 

お前は約2年間も40~50kmを走り込んでるんだから

当たり前だろ!

 

という話になっちゃうんですが、逆に言うと「40~50km程度でもある程度走り込めば長距離も普通に走れるようになるよ」ってことを実際に証明しているということなんですよね。

 

なので…

 

長距離を走れるようになるのがそんなに重要なの?

 

ってことにもなります。

ですよね?

私が実際に行った実験結果を見れば明白なわけです。

 

もちろん、レースに出るなら全然話は変わってくるんですが、いつも言ってる素人サイクリストがその辺走ってる程度ならば、50kmぐらいまでの短距離を一生懸命走り込んだ方が効果があるってことですよ。

 

結果、別に速く走る必要がないし100kmも走らないと言う人であれば、自身が「気持ちいいな」って思う程度の走り方でしんどくない程度の距離を走れば一番心地よい運動になるし、「速く走りたい」もしくは「長距離を楽に走りたい」という場合はある程度のトレーニングは必要っていうことなんですよね。そこの線引きが多くの素人サイクリストは出来ていないんじゃないか?と思うわけです。

 

長距離をある程度楽に走りたいけれど

週一しか乗る時間ないしキツイ練習もしたくない

 

って言ってもほとんどの人が無理なわけです。

なので、そういう人は長距離を諦めて短距離で我慢するしかないのでは?

と思います。

 

100km走って翌日は歩くのもままならないとか、どこかしらに痛みが出るなんて人は100km走る体になってないので、即刻やめたほうがいいです。健康目的でロードバイクに乗っているとすれば逆に体に悪いですよ。

ロードバイクで普段40~50kmしか走ってない40代おっさんが初めて100km走ったらどうなるのか?

どうも、おっさんです。

 

前々回、前回と2回にわたって

nicolarossi.hatenablog.com

nicolarossi.hatenablog.com

 

「剛脚だろうが、長く走れるスタミナがなければ意味がない」という考えは、速く走れない(走らない)人の勘違いだということを書きました。「スタミナ」は「脚力」に内包されているものだから、「脚力」の高い人ほどその「スタミナ」もあるんですよということです。

 

で、前から私のブログ見ていただいている方は多分こう思うはずです…

 

ていうか

お前、100kmとか走ったことないだろ

わかったようなこと言ってんじゃねーよ

 

その通りですね(笑)

自分でもそう思います(笑)

 

なので、100kmにチャレンジしました。

 

普段、「40~50kmをどれだけ速く走れるか」という走りしかしてない40代のおっさんが、本当に100kmを走る「スタミナ」があるのか?自分で言っといて走れなかったら恥ずかしい奴ですね(笑)。

 

それではどうぞ

 

ドーンっ!

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はい、走れました。

よかった…(笑)

 

走行タイムは3時間38分59秒、トータルタイムが5時間1分21秒でした。

 

コースはいつもの42kmのコースを5km延長した丘越えの47kmのコースがあるんですが、そのコースを更に5km延長した52kmのコースを午前と午後に分けて計2周するコースです。1周260mアップ程度の基本平坦路でもちろん峠はありません。今日は風が穏やかで、午前は西寄り午後は南西寄りの1~3m/s程度の風速でした。

 

1周の走行タイムは1時間50分程度、トータルタイムは2時間5分程度でした。

ストップタイム内訳は信号と給水で、今回は100km走破の為に途中で補給タイムもとってます。

(私は給水も補給も走りながらはしません)

お昼は自宅で食事して、その際のストップタイムは50分ぐらいですかね。

 

自宅出発からのアップ区間と、周回最後の自宅までの信号区間の減速部分の約2kmを省いた、1周50kmの区間を1周目と2周目で比較してみます。

 

1周目

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平均速度 29.0km/h

平均パワー 146w

平均心拍 157bpm

平均ケイデンス 84rpm

 

2周目

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平均速度 29.6km/h

平均パワー 161w

平均心拍 174bpm

平均ケイデンス 86rpm

 

見てわかるように、2周目の方が頑張って走ってます(笑)

でも、そんなにタイムに違いはないんですよね…。

 

1周目は心拍制限パワー制限を設定して抑え気味に走っているんですが、2周目は数値を確認するのがめんどくさくなったので(笑)、一応数値はチラチラ見てはいたんですが制限ナシの感覚で走りました。その所為でオーバーペースになってます。

 

100kmを走るのに、どれぐらいのアベレージで走ればいいかと考えたんですが、25km/hだとさすがに簡単すぎると思ったので27km/hぐらいで走れたらいいかなと考えていました。でも、この52kmのコースを2回試走してみたところ、かなり抜いて走ったアベレージが27km/h後半で、少し頑張ったら28km/h台だったんです。なので、今回は1周目は様子見で少し頑張る程度で走ったら28.5km/h、2周目は途中まで29.0km/hで走れていたんですが、やっぱりオーバーペースだったのか最後はちょっと失速気味になって、最終的には28.8km/hのトータルアベレージになりました。まぁ、初めての100kmとしては上出来だと自画自賛しておきます(笑)。

 

体の疲労具合なんですが、もちろん普段の40~50km走の時よりはあります。でも、100km走ったらクタクタになるとか脚が生まれたての小鹿になる(笑)とか聞いていたので、それと比べたら全然という感じですね。普段からどっか痛くなるってこともないので、そういう各部の痛みとかもないです。

 

で、100km走った感想なんですが…

 

補給とか色々と考えなきゃいけないから

やっぱ40~50kmのタイムアタックでいいや

 

って思ってしまいました(笑)。

もちろん、目的地(グルメとか)のあるライドとかならアリですけどね。

 

何にも考えずにガンガン踏んで走った方が私は楽しいと思います。

速く走れない(走らない)人の勘違い その2

どうも、おっさんです。

 

前回の

nicolarossi.hatenablog.com

続き…

 

前回は、「剛脚だろうが、長く走れるスタミナがなければ意味がない」という考えが、「脚力」と「スタミナ」を別物と思っているから生じる勘違いだということを書きました。

 

今回は、この方の言っている「スタミナ」とは何なのか?ということを書いてみますが…。

 

初めに言ってしまうと…

 

「長距離をなるべく楽に走れる体力」

 

ということです。

「長く走れるスタミナ」って言ってるから当たり前ですよね(^^;

 

この方は100kmだったら当たり前で、~120km辺りは走れるそうです。

といっても、体力は当然で夕食までに帰るという時間制限の中でということ。

もし、150kmを走るとすると休憩込みでトータル10時間。

朝8時に出ても18時夕方帰宅なので走りやすい今の季節だと真っ暗。

余裕を持つために「スタミナ」を上げて「平均速度を上げたい」と。

 

ここで私は「ん?」と思うのですが「長く走れるスタミナ」を上げたら「平均速度」が上がるの?と…

 

それは前回書いた…

 

「100kmを走った終盤の人と、20~30kmを全力で走ってる人では速度が違う」

 

という考え方にヒントがあるんですね。

これ、つまりは100km程度走る場合に…

 

「初めはいつもより速く走って、中盤はいつもの速さで、終盤はバテバテ…」

 

っていう走り方の人の考え方だと思うんですよ。

でも、この走り方はロングに向かないというか、単にペース配分を間違えてるだけ。

 

で、実際にこのブログの方もペース配分を考えて、心拍を抑えてロング走ったら「楽だった」と言っているんですね。

 

ロングライドでよく言われているのが「頑張らない」ということなんですが、心拍を抑えて走るのがまさに「頑張らない」なわけで、その「頑張らない」というのは当たり前なんだけど「頑張らないで走れるペース」なわけです。つまり、前回も言いましたが「普通に出せる速度で走る」っていうのが、ロングライドを楽に走ると言う場合には重要なわけなんですね。

 

ということは、結局「普通に出せる速度」を上げないとロングライドでの平均速度を上げることは出来ないということなんです。つまり、「脚力」を上げて巡航速度を上げないと平均速度は上がらないんですね。

 

「長く走れるスタミナ」?だけを上げても、ただ「長く走れるようになる」ってだけです。

 

それに、走行速度関係なく「長く走れるようになる」っていうだけなら前から言ってるように「慣れたら」誰でもできるようになりますよ。そりゃブルベで仮眠取らなきゃいけないような距離なら別(個人的な感想ですがこういうブルベってただの根気比べだと思ってます。人はそれをしたいってことなんですけどね。)ですが、人が1日普通に活動できる時間なら「慣れたら」できます。それ相応に疲れるでしょうけどね。

 

この方の言う「長く走れるスタミナ」って「慣れ」で解決することなんですが、週一でのライドだとなかなか難しいのかもしれないですね。

 

100km走って終盤に「バテバテ」っていうのはペース配分を間違えているだけなので、「普通に出せる速度」で走れば問題解決です。そして、その平均速度を上げたいなら「脚力」を上げて「普通に出せる速度」を上げればいいだけです。これは100km以上でも同じことですね。

 

脚力を上げれば上げるほど「普通に出せる速度」は上がっていくし、それを元に走る距離に合わせてペース配分を考えたらいいということです。つまり、剛脚の人ほど長距離走った場合も余裕があるということ。

 

「脚力」の中に「スタミナ」が内包されているということです。

 

この方は100km~のロングライドが主なので、峠も走るということは当たり前なんですが…

 

ヒルクライムがいくら速くなっても意味がない

その所為でその後の平坦が遅くなったら意味がないから

ライド全体のタイムが重要

 

だそうです…

一見「そうかもな」と思いました?

 

でも、本当にヒルクライムが速くなったら「脚力」が上がったってことになるわけで、「脚力」が上がったらその後の平坦も遅くなることはないと思うんですが…(ヒルクライムも頑張って登ったタイムが縮めば縮むほど、楽に登った時のタイムも縮みます)

 

これも結局ペース配分の話で、実力以上にヒルクライムで「頑張っちゃった」らそりゃもちろんその後の平坦も「バテバテ」で遅くなるでしょうね。でも、実際に「脚力」が上がってヒルクライムが速くなったらその後の平坦でも「バテバテ」になることはないのです。

 

今の「脚力」で速く走るって勘違いしているのでこういう考えになっちゃうんですね。前回も書いた「脚力」と「スタミナ」が別物という勘違いをしているのでこうなっちゃうわけです。

 

で、この勘違いをどうすれば解消できるのかというと、それはやっぱり一定の距離でタイムを縮めるという練習をしてみるしかないと思います。

 

「100kmを走った終盤の人と、20~30kmを全力で走ってる人では速度が違う」

 

ってこの方の言ったことではないですが、ロングライドだけしかしたことない人ってこういう考えの人が多いんじゃないかな?と思います。なので、その「20~30kmを全力で」を実際にやってみたらいいと思うんですよ。

 

初めのうちはペース配分がわからないので後半は「バテバテ」になると思います。でも、続けるうちにペース配分がわかってきて、大体均等にスピードを維持して走れるようになります。そこから更に続けると、その均等に配分されたペースが上がってきて、そうすると当然平均速度が上がります。

 

これ、別に20~30kmだろうが100km以上だろうが同じことなんですが、距離が短い方がペース配分が分かりやすいので短距離の方がやりやすくなります。

 

で、短距離でつかんだペースを元に長距離に落とし込めばいいだけ。

ロングライドの練習でも徐々に距離を増やすのはそういうことでしょ。

 

それがその人の「スタミナ」で、その「スタミナ」は結局「脚力」によって成り立っているってことなんですね。

 

平均速度を上げるなら、どんな距離でも脚力を上げたらいいだけなんです。

それだけで「スタミナ」は勝手にくっ付いてきます。

速く走れない(走らない)人の勘違い その1

なんやかんやで4日ほど走れなかったのですが、今日はRNC3でタラタラと走って来ました。

昨日はちょっと特別な日で、たらふく食べて体重が増えたので脂肪燃焼ライドです(笑)。

 

どうも、おっさんです。

 

日課の(笑)ロードバイク関連のネットサーチをしていたのですが、たまたま見たブログ記事で普段感じているドンピシャな内容があったので少し書いてみます。

 

剛脚だろうが、

 長く走れるスタミナがなければ意味がない

 

って言ってる人がいました。

もちろんその通りだと思うんですが…

 

剛脚の人って基本的に長く走れるスタミナも併せ持ってるんですよね。

 

私がSTRAVAでフォローさせてもらっている人を見ても、パワーのある人は40~60km程度の短距離でも普通に30km/h以上(速い人は35km/h前後)のアベレージを叩き出すし、その距離が120km以上でも27~28km/h以上のアベレージ(ヒルクライム含む)で走っている人ばかりです。つまり、少なくとも巡航で30km/h以上を維持している人ばかりということですね。

 

で、この「剛脚だろうが、長く走れるスタミナがなければ意味がない」と言っている人がどの程度の脚力かというと、30km/hを維持して走るのには「頑張らないといけない」という人なんですね。基本的には25~28km/h程度を維持して走っているようです。前から言っているロードバイクに慣れたら普通に出せる速度ですね。こういう人は100km走ると平均速度は速くても23km/h程度になります。

 

この方、私と同じで「レースに出るつもりはない」ということと、とにかくロングライドが絶対ということで朝出発して夕食までに帰ることが家庭円満の為ということらしいです。100km程度であればそれが可能とのことですが、160km走るのが夢だとか…。

 

私が思うのが、夕食までに帰ると言うことが第一命題だとすると、脚力を上げて平均速度を上げたらいいじゃんということなのですが、それはしたくない(?)らしく「スタミナ」を上げることが最善ということらしいです。

 

すみません。意味が分からないです…。

 

この方の言っているのは「脚力」と「スタミナ」は別物ということらしいのですが、私はロードバイクにおいては「脚力」の中に「スタミナ」が内包されていると思っているので意味が分かりません。

 

何故、「脚力」と「スタミナ」が別物という解釈になってしまうのかということなんですが、30km/hを維持することを頑張らないといけない人はそれが「短期的なパワー」だと勘違いしているってことなんですよね。30km/hの維持は脚力を上げることができれば長時間継続可能なことなんですが、頑張らないと30km/hを維持できない人はそれがわかりません。なので、「30km/hの維持」なんて脚力(短期的なパワー)で補ってるだけで、長時間(スタミナが足りない)は維持できないことなんだと勘違いしているんですね。

 

まぁ、30km/hの維持が普通じゃない人にとっては仕方のないことです。

 

でも、現実はそうじゃなくて、脚力が上がれば30km/h程度の維持は普通になっちゃうので、そこに長距離走るのに必要な「スタミナ」なんて関係なくなっちゃうんですよね。単に28km/hで走ってるのが普通なのが、30km/hで走るのが普通になるってだけなので。

 

この方を勘違いさせているのが「FTP」という考え方です。

FTP」とは1時間継続して出せるパワーのことです。

ロードバイクの世界ではこれが一定の指標になっています。

 

FTP」をいくら向上させたとしても、それは1時間継続できるパワーなので、ロングライドのような朝から晩まで走る場合の長時間走行の指標にはならないとこの方は思っているようですが、現実は「FTP」が高い人の方が比例して長時間のパワー維持能力も高いということがわかっています。

 

Twitterで周期的にある炎上で…

 

「高級ロードに乗ってる人をぶち抜いてやったぜ!」

 

というのに対して…

 

「それは単にロングライド終盤で遅かっただけじゃないの?」

 

みたいなやり取りがあります。

まぁ、そうかもしれないですが…

 

速い人はロングライドだろうが短距離だろうが「速い」です。

これの言い訳で…

 

「100kmを走った終盤の人と、20~30kmを全力で走ってる人では速度が違う」

 

って言ってる人がいますが、多少速度が違ったとしても速い人はどの段階でも速いですよ?

 

上で言っているように…

 

30km/hを維持するのがやっとの人は、30km/hを普通に維持できる人にはかないません。

 

これは、距離関係ないんです。

100kmでも20~30kmでも、30km/hを維持できる人はできるし、出来ない人はできないっていうだけなんですよね。30km/hを頑張らないと維持できない人はその辺が理解できなくて勘違いしちゃうんですね。

 

だって、この人は28km/hを維持できる実力があって、速ければ23km/hのアベレージでロングライドを走っちゃうんでしょ?だったら、同じように30km/hを維持できる実力がある人は、25km/h程度のアベレージでロングライドを走れちゃうってことと同じじゃないですか?

 

これの今の一般的な指標が「FTP」で、その「FTP」が高いほど通常維持できる巡航速度が高くなるんですから、「FTP」が高いほど距離関係なく「速い」んですよ。(人と人を比べる場合はパワーウエイトレシオが関わってくるので、他人と比べない個人的な指標としてということです)

シマノWH-RS700をチューブレスで運用する場合の注意点

どうも、おっさんです。

 

前回の記事で42kmコースのタイム更新を書きましたが、その前日にも1時間26分台で走っていて24時間では完全に回復しない程度の疲労度合にもかかわらず、久しぶりに3日連続で走ってみたくて更新翌日にも走りました。

 

この日はRNC3で走ったのですが、北風が6~8m/s程度の強風で行きの南下路はらくちんでいいけれど、帰りの北上路がきつくて撃沈しました(笑)。そもそも、疲労が溜まり過ぎていたので後半は全然踏めなかったですね。それでもタイムは32分台だったので、乗り初めの頃とか昨シーズンの強風の日と比べると成長はしてるんだなと感じます。

 

本題。

フェニックスでは、シマノのWH-RS700というチューブレス対応のホイールを使っているのですが、9月の終わり頃に走行距離が1,800kmを越えてそろそろタイヤを前後ローテーションしたいなと思ってました。でもまぁRNC3もあるんでそっちばっかり乗ってフェニックスは放置していたんですが、先月10月の初旬にさすがにローテーション作業しようと思って重い腰を上げたんです。

 

ローテーションなんで、前後ともホイールをフレームから外して、そしてホイールからタイヤを外してタイヤとホイールをクリーニングします。で、この時に「ん?」と思ったんです。

 

RS700はチューブレス対応のリムなんですがニップルを通す穴がリム内にあいているので、その穴を小さい厚めのアルミテープ(実物はテープというよりアルミ板です)を貼って塞いで、その上からチューブレス用のリムテープを貼っています。つまり、チューブレスレディタイプのリムなんですね。

 

まぁ、このことは買う前から知っていたのでいいんですが、1,800km走ってタイヤを外してみたらリムテープが浮きまくっていたんですよ。ニップルホールのある部分が酷くて、上から押し付けてみてもまた浮いてきます。おそらく、ニップルホールを塞いでいるアルミテープの部分が凸凹しているので、チューブレスタイヤで空気を充填して使用していると、その凸凹した部分のリムテープが部分的に伸びてしまって空気を抜いたら浮いてくるんでしょうね。

 

それを見て「これはビードが上がらないかも」と思ったのですが、とりあえずタイヤをハメてみていつも使っているチューブレス用ポンプで空気を入れてみると…予想通り全くビードが上がらずに空気がダダ洩れ状態です(笑)。チューブレスタイヤはリムのセンターにビードがきちんと落ちてないと、その落ちていない部分から空気が漏れてビードが上がりません。リムテープが浮いている部分にビードが支えられて、リムテープが浮いていない部分の隙間から空気が漏れるんですね。なんとか上がらないかと5回ぐらいやり直しましたがダメでした。チューブレス用ポンプに空気を充填するのって意外と重労働なので疲労困憊です(笑)。

 

リムテープが消耗品なのはわかっていましたが、さすがにタイヤを外す度に貼り換えなきゃいけないとは思っていなかったので、ちょっと困ったことになってしまいました。

 

とりあえず作業を中止して、純正のリムテープをネットで検索してみますがRS700用は取り扱っているショップはなく、RS770(ディスクブレーキホイールの方でワイドリム?)のはAmazonにあったので合うか合わないか不明ですが試しにそれを発注しました。でも、取り寄せでいつ来るかわからなくて一週間ぐらい待ってみてやっぱり来ないので、非純正のリムテープを探してみるとDT SWISSのリムテープがあったのでそれも注文。こっちは在庫アリのを発注したので3日ぐらいで到着。

 

この時点でもう10月の後半。RNC3があるので走るのには困らないのが良かったです。

 

DT SWISSのリムテープは21mm幅のを選びました。純正のリムテープは実測20mmだったのですが、非純正のは19mmとか21mmとかしかなくて20mmはなかったので。フロントホイールのリムテープは幅を計測するためにちょっと剥がしてたので、躊躇なく全部剥がします。テープの糊が少し残ってベタベタしていますが、どうせ上から新しいリムテープ貼るので除去しないで貼っていきます。左右に変に寄らないように真っ直ぐ貼るのが結構難しいですが、慎重に貼っていけばある程度は真っ直ぐに貼れました。ただ、これを毎回しなきゃいけないと思うと「めんどくさいな」と感じました(笑)。

 

新しいリムテープ貼れたのでタイヤをハメて空気を入れると…

 

いつもの「パンッパンッパンッ」って音はしなくて「メリッメリッメリッ」っとビードが上がりました(笑)。1時間後の空気圧変化も30kPa程度だったのでちゃんとハマったようです。

 

そしてこの後、驚愕の事実が…(^^;

次はリアホイールなんですが、リムテープを剥がそうと思って手に取って見てみたら…

 

あれ?リムテープが浮いてない…

 

そうなんです、買ったときとほぼ同じようにちゃんとリムテープが貼り付いていました(笑)。おそらく、伸びていたリムテープが時間と共に収縮してまた貼り付いたようです…。これが今回たまたまこうなったのかどうかはわかりませんが、伸びて浮いてしまったリムテープでも放置しておけばある程度は元に戻るようです。

 

なんだよ!

貼り換える必要なかったじゃん!

 

そのままタイヤをハメて空気入れたら普通にビードが上がりましたよ…(笑)。

今までの苦労は何だったんだ…。

 

フロントは既にリムテープをちょっと剥がしてしまっていたので確認せずに全部剥がしちゃいましたが、フロントも同じようにリムテープは元通りになっていたと思います。まぁ、ちょっと剥がしていたから貼り換えなきゃいけなかったのが救い…か?いや、わかってたら剥がしてないから(笑)。

 

なので、現状フロントはDT SWISSの新品リムテープでリアは純正のリムテープという変則的な状態です。前後とも24時間後の空気圧変化は同じなので問題はありません。リムテープが劣化してきたら空気の抜けが早まってくるので、劣化する前に貼り換えれば問題ないかな。新品のタイヤを入れる時に新品のリムテープにすればいいかなと。

 

今回のなんやかんやは私のシマノWH-RS700で起きたことですが、チューブレスレディのホイールだと同じような感じなんですかね?注意点を要約すると…

 

1. チューブレスタイヤを外す前に新品のリムテープを用意しておく

2. リムテープが浮いていてもしばらく放置しておくと元通りに密着する場合もある

3. リムテープが元通りになる時間を考えると1週間程度は乗れなくなる

 

というところですかね。

 

RNC3で使っているWH-RS610(廃番)とかWH-RS500(旧WH-6800アルテグラ)とかはリムテープの必要ない完全体のチューブレス対応ホイールなので、こういう心配とか手間とかいらないんですけどね…。そう考えると、RS610で何の不自由も感じていない私は、このRS610が最適なホイールだったわけなんですが、廃番になってしまったので今のRS610が寿命を迎えたら次は?…ということを考えるのが憂鬱になりますね(笑)。

(また)42kmコースタイム更新

どうも、おっさんです。

タイトル通り、また42kmコースでタイム更新です。

 

前回(先月)、更新したタイムが1時間25分33秒。

今回が…

 

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1時間24分29秒で64秒の更新でした。

前回はRNC3で今回はフェニックスでの更新です。

 

ガーミン先生の40kmTTタイムも…

 

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1時間18分台に突入。

 

フェニックスはパワーメーターで負荷をコントロールできるので、いまの実力だと200wを目安に走ればタイム更新に繋がる感じですかね。RNC3はパワーメーター無いので感覚でタイム更新狙うことになります。どっちも面白いのですが、RNC3にもパワーメーター欲しいなと思っちゃいますね。まぁ、その為にはRNC3のコンポを変えなきゃいけなくなるんですが…。

10月終わり

どうも、おっさんです。

10月も電光石火で終わりです(笑)。

 

今月の総走行距離は344kmでした。

相変わらずの少なさ。

 

諸事情で(諸事情の内容は後日記事にします)乗れなかったフェニックスは復活して、ここ最近のライドで乗っています。

 

涼しいを通り越して少し「寒く」なってきているので、ヒルクライムも復活させて前回のライドから登っています。ヒルクライムしてみると自分の実力のなさに改めて気付かされますね(笑)。パワーメーターを導入して初めてのヒルクライムなんですが、全然踏めてないのを実感すると軽く凹みます(笑)。

 

まぁ、月間500kmも走ってない自分はこんなもんということなんですが(^^;

 

来月は天候も安定するということを願いつつ、頑張ろうと思っています。