おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

経験者のアドバイスの罠

今週は天候の関係で自転車に乗れないかなと思っていたのですが、今日は予報がハズレて雨が降らなかったので走ってみました。とは言っても、昨日も走っていて二日連続で走るのは初めてだったので、今日はタイムを気にせずに気持ちよく走れる程度で。でもタイムを気にしないと言ってもいつもと同じコースだとやっぱり気になるんじゃないかと思い、部分的にコース変更して少し長めの距離を走ることにしました。

 

「気持ちよく走れる程度」を意識していたので、あまり息切れすることもなくほどほどに走れました。

 

結果は27.6kmを1時間30分。

 

思ってたよりペースは遅くなくて、乗りはじめの頃と比べてもペースは速くなってますね。 ほどほどに走ってもある程度のペースが保てるようになったようです。

 

ロードバイクをはじめて、乗り方とかをネットで調べてみると「ケイデンス」という言葉が目に付くと思います。ロードバイクは重いギアでペダルを踏むより、軽いギアでペダルをクルクル回すほうが疲労が少なく長距離を走れるようになると。ケイデンスとは1分間に回すペダルの回転数なのですが、ロードバイクで効率の良いケイデンスは90回転だと経験者は語ります。

 

「重いギアより軽いギアでペダルをクルクル回す」

 

最初、私はこの言葉を信じて軽いギアをクルクル回していました。

ところが、走って全然気持ち良くないし、平均速度は遅いし疑問を持ったのです。

 

また色々と調べてみると、「ケイデンス走法は間違い、一般サイクリストは重いギアを踏んだ方が良い」というアドバイスもありました。そして試したところ、確かに平均速度は上がって気持ち良い走りにはなったのですが、道中での疲労が表れやすくなりました。

 

結局、確かにケイデンスも大事だし、重いギアを踏むのも大事なことに気づきました。

現実の物事は0か1かのデジタルではなく、無段階のアナログなのだからいろんな意見を統合して考えるのが大事なのです。

 

「重いギアより軽いギア」というのはある程度は正解なんだけど、初心者と経験者の「重いギア」「軽いギア」の剥離が勘違いを生んでいるのでしょう。初心者は「軽いギア」と言われると、「フロントギアはインナー」と勝手に決めてしまいますが、経験者は「フロントアウターのリア中央付近」が軽いギアになるので、脚力やペダリングスキルの違う両者では言葉の意味が違ってくるのです。

 

重いギアばっかり踏んでると膝を壊すとも言われているので、初心者へのアドバイスとしては「軽いギアでペダルをクルクル回す」というのは正解だけども、ただし「平地はフロントアウターで登りがしんどい時にはインナー」というのが一番良いアドバイスなのかなと思います。そうすることで、基礎的な筋力が付いていくのではないかなと考えます。