おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

ロードバイクの機材やウェア等は人によって大きく評価が違うという話

どうも、おっさんです。

最近は寒さは少し和らいで走りやすいですね。

来週からはまた寒くなりそうですが…。

 

で、ウェアに続いてグローブも冬用を買っちゃいました。

パールイズミのウィンターライトグローブという15℃対応のグローブなんですが、今までは夏用のフルフィンガーグローブの中にインナーグローブをして冬も乗ってました。それでも良かったのですが、今年モデルのパールイズミのフルフィンガーグローブのSサイズを新調した(今まではMサイズ)ので、インナーグローブを併用するとだいぶキツクなっちゃったのです。ウィンターライトグローブもSサイズにしましたが、試着した感じは丁度良いフィット感です。まだ走ってないので寒さ暑さはわからないですが、気温10℃以上であれば夏用のフルフィンガーグローブでも平気なので、それをウィンターライトグローブに変えたらたぶん暑いんじゃないかな?とは思います。

 

「15℃対応のグローブなのに10~15℃で暑いってどういうこと?」

 

と思いました?そうなんですよね。

先日、気温10~11℃の日に「クエストジャージ+15℃対応アンダー+10℃対応ブライトタイツ+夏用フルフィンガーグローブ」で走りましたが、じわっと汗をかく程度の丁度良い具合でした。指先も寒くならないです。クエストジャージってオールシーズン対応になっている(真夏に着る人はいないでしょうが…)ので、想定としては気温20℃以上ぐらいなんだと思います。ただ、それは単体使用の場合でアンダーシャツで調整すればそれ以下でもアウターとして使えるんですね。

 

とは言っても、アンダーも15℃対応のものなのでそれ以下では寒いのでは?と思うでしょう?でも、そう考えてジャージを15℃対応のオルタナジャージにしてしまうとこれが暑いんですね。

 

ウィンターライトグローブのAmazonレビューを見てみると、「15℃までしか使えない(15℃対応だから当たり前ですけど…)」と書いている人と、「10℃でも快適」と書いている人がいてどっちなんだ…?と困惑します。まぁ、暑がり寒がり人それぞれな面もありますが…。

 

答えは、「運動強度の違い」です。

 

パールイズミの製品はおそらく運動強度が低い状態での対応温度を記しているのだと思います。シマノのウェア類なんかは運動強度別に組み合わせを提案していますよね。運動強度が違うと同じ製品でも「暑く感じる人」「丁度良いと感じる人」「寒いと感じる人」大雑把に分けても三種類の人が出てきます。私の場合はおそらく10℃以下でないと暑いかもしれません。それ以上だと夏用のフルフィンガーグローブで問題ないわけですからね。

 

パナソニックのクロモリフレームFRCC11(完成車はORCC11)の試乗インプレを検索していた時の事…

 

キャノンデールCAAD10乗りの方(以下CAADさん)の試乗記では「カーボン車並みに乗り心地が良いのにもたつきのない加速で、低速から重いギアで踏んで行っても脚の負担が少なく、CAAD10が勝っているのは軽さぐらい。」とのこと。

 

一方、ラレーCRR2011年モデル?乗りの方(以下ラレーさん)の試乗記では「20km/hぐらいで定速走行している分には気持ち良い乗り心地なのだが、そこから踏み込むと重い。カーボン車と比較すると加速の重さが気になり、その重さの分だけ負けてしまっている。」とのこと。

 

なるほど、真逆の感想ですね(笑)。

私はこれ凄く面白いなと思いました。

 

どうしてここまで評価が違ってくるのか?お二人ともブログでの感想記事なので、それぞれどういう乗り方をしているのかブログの過去記事を見てみれば答えを導き出せそうです。

 

結論から言ってしまうと、このお二人は走っている速度域がまるで違います。

身も蓋もない言い方をしてしまうと、CAADさんは脚力がありラレーさんは脚力がありません。

 

CAADさんは平坦100kmをアベレージで30km/h走破できる脚力の持ち主で、巡航速度は遅くても35km/h程度~という感じ。一方、ラレーさんは巡航速度が25km/h程度でアベレージは20km/h以下という感じでしょうか。つまり、走っている速度域が10km/h以上は違うということです。

 

「速度域が違っても同じフレームなんだから、どちらかの感想が間違いなのでは?」

 

と思いました?

いや、どちらの感想も正しいと思います。

 

まず、ラレーさんは普段ラレーCRR(クロモリ)に乗っているわけなんですが、巡航速度25km/hでそれ以上は重くて仕方がないらしいです。カーボン車の試乗ではそれがなく加速が軽くてスムーズなのが衝撃的だったとか。それ以来、クロモリの重さが気になって仕方がないようでした。なので、気持ち的にはカーボン車に傾いているのと、常用の速度域が25km/h前後なのでその辺りを重視するとごく低速からの加速の軽さに対する重要度が大きいわけなんですね。

 

一方、CAADさんは普段CAAD10に乗っていて(CAAD10は一世代前のアルミフレームですが、最新のCAAD12と並びカーボンキラーと呼ばれていて走行性能は高いです)、巡航速度も35km/h程度~と比較的高くスタートからの加速では30km/hまであっと言う間で、低速からの加速の軽さの重要度はラレーさんと比べて大きくないでしょう。

 

私の場合はどうなのかと試しにまず20km/h程度で走ってどうなのかやってみましたが、20km/hで走るのがまず難しいです(笑)。というのも、20km/hで走る場合というのはトレーニングの走り始めウォームアップ数キロのごく初期だけで、それもインナー34T×18T~17Tでギア比スカスカの状態で走っている場合だけなので、「走っている」というよりは「ただまたがっているだけ」という印象でしかありません。

 

ラレーさんはスタートでアウターロー(50T×25T)を使うということですが、私は50T×19Tでスタートしてすぐに25km/h程度に達してその後18Tにギアチェンジしたら30km/hはもうすぐそこです。なので、「25km/h以上が重くて仕方がない」とか思ったことがありませんでした。50T×19Tの状態でも速度20km/hを試してみましたが、気を抜くとすぐに25km/h以上に上がっちゃいます。

 

なので、私が参考にするのはどちらかと言えばCAADさんの感想でしょうね。

 

ラレーさんはスタートから25km/h程度の速度域までの軽さを重視していて、CAADさんはその部分をを脚力でカバーしつつもっと上の速度域でのフィーリングを重視しているということです。CAAD10が勝っているのが「軽さ」だけという感想からもわかりますよね?ラレーさんは25km/h程度の速度域までが軽ければその上は判断の材料にならないということです。

 

ラレーさんはその後トレックのエモンダSL6を購入したそうです。それまではカーボンの「ポコポコ」した乗り味が好きになれず敬遠していたそうですが、SL6に試乗したら加速感の軽さに魅了されてクロモリにオワコン感を感じていたということらしいです。巡航速度は25km/hから27km/hに上がったということでした。乗り換えは成功でしたね。

 

ロードバイク機材のインプレは比較対象で変わってくると言う人がいますが、大前提としてインプレする人の脚力でも大きく変わってくると思います。脚力のある人とない人ではこのように全然真逆の感想になってしまうので注意が必要ですね。

アンカー2018年モデル

寒いですね。

どうも、おっさんです。

 

私の住んでる地域は日本の中では比較的温暖なところなので、雪国の方と比べたら生ぬるいのでしょうが、あまりにも寒いのでついに冬用のウェアを買ってしまいました(笑)。いや、冬なんだから冬用のウェア着るの当たり前なんですけど、私の場合は昼間の2時間程度しか走らないので、春夏用でなんとかなっちゃうんですよね。これまでもパールイズミのクエストジャージと15℃対応のアンダーとコールドブラックタイツで気温10℃ぐらいまでならなんとか大丈夫だったので。

 

冬用と言ってもパールイズミの15℃対応オルタナジャージと10℃対応のブライトタイツなので、温暖地域向けの冬用ですが(笑)。試しに気温12℃ぐらいの日にブライトタイツを穿いて走ってみたんですが、コールドブラックタイツと比べてほんのちょっと暑いかなぐらいであんまり違いはなかったです。コールドブラックタイツは風通しが良いというか、風が当たるとひんやりするのが特徴なので、それがなくて裏起毛で暖かいブライトタイツは気温12℃程度だとほんのちょっと暑いけれど、止まった時に肌寒くないので10℃前後で良い感じなのはそうなんでしょうね。オルタナジャージはまだ着て走ってないのですが、試着した感じは暖かいというかこれで走ったら暑いんじゃ?という感じでした。気温10℃以下でしか着ないと思うので、あまり出番がないかもしれません。

 

ブリヂストンアンカーの2018年モデル発表されましたね。

 

先行でリニューアルモデルのRS8とRL8が発表されていましたが、他のモデルも2018年モデルとして遅れて発表になりました。2016年モデルでレース向けのRS9(カーボン)とRS6(アルミ)、2017年モデルでロングライド向けのRL9(カーボン)とRL6(アルミ)、そして2018年モデルでレース向け(RS8)とロングライド向け(RL8)のミドルカーボンモデルが出て新世代のラインナップが揃ったという感じでしょうか。

 

そして、なんとクロモリのRNC7もリニューアルされてました。今年で誕生25周年ということでのリニューアルです。変更箇所はハンガーがラグ組みになったのと、Wレバー台座廃止でアウター受けのみになり電動コンポのケーブルを内装化するための穴開けありに。あと、フロントディレイラーの台座が直付けになってます。ハンガーは元々ラグ組みだったのがTIG溶接に変更になり、また元に戻ったということらしいですが。

 

私の乗ってるRNC3はレーシングカラーが変わったぐらいですね。RNC3は質実剛健タイプなので趣味性はRNC7と比べたら薄くなっちゃいます。

 

趣味性という部分で見ると、今回のRNC7のリニューアルは結構刺さりますよね。欲しくなっちゃうということです(笑)。電動コンポケーブル内装化できるので電動アルテグラで組むのもいいし、趣味性全開で機械式デュラで組むのもいいですよね。まぁ、そんなお金はないんですけど(笑)。

 

今回のリニューアルで1万円値上げされてフレーム価格は17万円になったので、よほどこだわりがなければ別の選択肢も出てきます。同じくリニューアルされたRS8とRL8はフレームセット18万円ですからね。でもRS9はドーンと価格上がりますが、RL9とRL8は4万円差なのでアンカーのカーボンフレームで選ぶとしたらRL9ですか。まぁ、そんなお金はないんですけど(笑)。

 

アンカーRLシリーズの良いところはBBがネジ切りBSAというところです。いや、他に良いところあるだろという話しなんですが、自分でメンテナンスする私はこういうメンテナンスしやすい規格だと無条件で「良いフレームだ」ということになるんですね。クロモリだと無条件でネジ切りBBなので選び放題なんですが、カーボンフレームでネジ切りBBは少数派です。ほとんどがプレスフィットなので私の中では切り捨てられます。ハイエンドカーボンフレームでネジ切りBBを採用しているのはピナレロぐらいかな?なので、私がハイエンドカーボンフレームを買うとしたらドグマF10になります。まぁ、そんなお金はないんですけど(笑)。

 

新商品が出てくる時期は妄想が捗りますね(笑)。

ヒルクライム再開

どうも、おっさんです。

久々の更新、1ヵ月ぶりですかね(笑)。

 

ここ数日は暖かいですが、今月は一気に気温が下がって寒くなりました。

暑い間はヒルクライムしてなかったのですが、寒くなってきて登りやすくなったので再開です。

 

私はヒルクライムは好きでも嫌いでもないです。でも、さすがに夏場の暑い時期にやろうとは思いません(笑)。まぁ、レースしている人なんかはそんなの関係なく夏場も走らないといけないわけですが…。STRAVAとか見てると夏場にベストタイム出してる人も多いんで、本来はそういうものなんでしょうけどね。今の時期でも着こんでいると汗がどわーっと出てくるので、夏場に登ろうなんて私は思わないんです。

 

いつもの42㎞の定番コースの途中に高低差200m程度で行程3kmちょっとの小山があって、今は2回に1回ぐらいの割合で登ってます。10月に天候の関係で2週間走らなかったらかなり走力が落ちてしまったので、とりあえず手っ取り早く心肺と脚力を鍛えることができるヒルクライムとしてコースに入れました。

 

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ちょうどコースの中盤にあるので体が温まって走りやすいです。

ヒルクライム入れたらアベレージがガクンと落ちるのかなと思っていたのですが、下りである程度取り戻せるのかそんなに落ちませんでした。まだ3回しか走ってないですが、オートストップありでアベレージ25km/h~26km/h前後というところですね。全行程50kmでトータルタイムが2時間~2時間10分程度です。

 

平均勾配は6%で急なところでも10数%なのでインナーロー(34T×25T)でマイペースに登れば特にキツイところもなく15~6分もあれば頂上に着きます。私のベストはとりあえず14分を切ったところで、速い人は9~11分程度で登ってます。前半は25Tか23Tで上手く脚を残しておいて、後半にかけて勾配が緩いところが増えるのでそこで21T以下で頑張ればもっとタイム縮められそうです。まぁ、それでも私の実力では13分切れるかどうかなんですけど(笑)。

 

あと、寒くなったからなのか心拍が上がり辛いです。

前半30分ぐらいまでは100~120拍ぐらいを行ったり来たりで、信号で止まってたら100以下に落ちます。今までの暑い時期なら最初からガンガン上がってたんですけど。

 

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この日はいつもの42㎞のコースでそんなに負荷をかけずに走ったのですが、平均心拍が86拍で最大心拍が117拍ですよ(笑)。確かに負荷をそんなにかけていないんですけど、アベレージ25km/h超えてるのでそんなに遅く走ったわけでもないんですが…。心拍計の調子が悪かったのかなぁ?ガーミンの消費カロリー測定も42㎞走ったのに「246カロリー」と最低値を表示されていました。いやいや、そんなわけないでしょ(笑)。

 

そんなこんなで、2週間休んで落ちた走力もそれから1ヵ月ぐらいで戻ってきつつあるので、ヒルクライム含めたトレーニング走を頑張りたいと思います。

40代おっさん初心者がロードバイクに1年間乗ってみて感じたこと(その他)

台風が去って前線も離れ、やっと晴れ間が戻ってきましたね。

どうも、おっさんです。

 

台風被害大丈夫でしたか?みなさん。

うちも若干被害が出てしまいましたが、まわりもカーポートの屋根が破壊されてたり瓦が飛んだりビニールハウスが破れたり倒壊したり、それと比べたら軽微なものでした。どうやら、いつもの台風と違って進路の左側の被害が大きいようです。近年ではここまでの被害はなかったので、当たり前だけどやっぱり台風は油断しちゃいけないということですね。

 

片付けも済んだので、昨日はなんと2週間ぶりに走って来ましたよ(笑)。

どれだけパフォーマンスが下がっているのか興味津々だったのですが、心拍はこれまでのデータ通りに高く上がりやすい状態で、実際の走りはそんなに悪くないなと思いました。42㎞のコースを走って、前半は良かったんです。北風が6m/sと強かったので、追い風に乗って南下しているまでは…。

 

調子に乗って追い風でガンガン飛ばしていたら右太腿裏に違和感が発生。伸ばしたりストレッチしてみたんですが、解消されないので様子を見ながらタラタラと帰ることにしました。次、走るまではどうなのかわからないのですが、今日は若干筋肉痛になっていたので走らず、まぁ、久しぶりに走ったのに飛ばし過ぎたということでしょう。

 

帰ってきてデータを見てみたら…

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最大心拍数また更新してました(笑)。

心拍上がりやすいのにガンガン飛ばすと、やっぱりこうなっちゃいますね。

でも、走っている最中はそんなにしんどくなかったんですよね。

帰ってデータ見てびっくりということでした。

 

私はパールイズミのコールドブラックタイツを使用しているのですが、冬でも冬用のタイツを買わずにこれ一本で1年間走ってきました。冬場は10℃以下の場合はほとんど走らなかったので、コールドブラックタイツでもギリギリ大丈夫でした。私はトレーニングで走っていて、ほとんど止まらずに2時間程度で帰ってくるのでそれでも良いのですが、ロングライドなんかの場合は気温変化もあるし、目的地で食事等走っていない時はやっぱりこれでは寒いでしょう。冬は冬用のタイツ必要です。

 

あと、1年間使った耐久性なんですが、半年過ぎたあたりから膝の部分の線維が割れてくるというかほころび始めて、夏の紫外線の強い季節に入ると色褪せが酷くなってきました。今は膝部分がもう結構ボロボロの状態で、使えないことはないのですが見た目が悪いので1年で新調することに。昨日は新しいタイツで走ったのですが、「生地ってこんなにしっかりしてたっけ?」とか「尻パッドふかふか!?」とか全体的に劣化してることに気付きました(笑)。この辺を含めても、1年間フルで1本使うより、冬用のタイツも併用したほうが良いですね。週一サイクリストの場合は洗濯回数も減ると思うので、私よりは持つかもしれませんが。

 

体重の変化は前にもちょっと書きましたが

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乗り初めは69kg台だったのが、4月に元の体重の55kg以下まで減らせました。

6月の乗れている時期に53.4kgを記録していますが、現在は55kg前後を維持しています。

 

私は食事制限はしていません。ただ、夜9時以降は飲食しないようにしていたのと、それまで週一回程度食べていたファストフード(ハンバーガーとか)を食べないようにしていました。夕飯後の缶チューハイも2本とか飲んでいましたし、糖質制限等も一切せずご飯もモリモリ食べていましたよ。

 

天候とか台風でこの2週間走っていなかったわけなんですが、今日の体重も55kgでした。

ある程度筋肉が付いているおかげで、これぐらい運動をしない期間があってもリバウンドすることはないです。糖質制限ダイエットとか流行っていますが、あれも結局運動をしていないと辞めたとたんにリバウンドの危険性があるんじゃないですかね?脂肪燃焼の要である筋肉が付かないわけですから。

 

とは言っても、私は週2回以上は走っているので週一で走る方の場合はここまでの減量は難しいと思います。逆に言えば、週一とかではなく頻繁に走ることができればこの程度のダイエットは可能ということになります。

 

ダイエットを目的でロードバイクに乗り始めたので、減量することは当たり前というかできなきゃ意味がないということになるんですが、私が予想外に驚いたのが、元々の55kgだった頃にネット通販で買った七分丈のスリムパンツが予想外にその当時も穿けなかった(太腿と腰のあたりで引っかかって穿けなかったのです…)のです。それが70kg弱まで太った後再び55kgに戻って穿いてみたらスルッと穿けるではないですか!(笑)。つまり、太る前の55kgと太ってから減量した55kgでは同じ55kgでも体のシルエットは違うということですよ。特に、下半身がスリムになっているということなんですね。

 

ちなみに、目標の55kgを達成した今は、夜9時以降の飲食もある程度は解禁していますし、ファストフードも「たまに」食べています。それでも十分55kg前後という体重を維持できています。まだ体重を落とせそうな気がするんですが、これ以上落とすよりも体重を維持しつつ筋肉量を増やして体脂肪率を減らした方がロードバイクで走るには良い(平坦のスピード維持とか)と思うので、しっかり食べてしっかり乗るというのが一番良いという結論に至っています。

 

健康を維持するのに運動は欠かせないわけですが、ほとんどの人はその為にウォーキングかランニングをすることが多いと思います。脂肪燃焼の効率で言うと、ランニングが一番良いのはそうでしょう。体への負担を考えるとウォーキングが良いのもそうでしょう。でも、脂肪燃焼の効率はランニングよりは劣るものの、体への負担はほとんど考えなくても良く(ポジションは大事ですが…)、ウォーキングよりも脂肪燃焼効率が良いロードバイクはバランスのとれた運動になると思います。普段は味わえないスピード感等の爽快感もあるので、体験したことのない人はぜひ一度ロードバイクに乗ってみて下さい。

40代おっさん初心者がロードバイクに1年間乗ってみて感じたこと(機材編)

この雨は一体いつまで続くのか?

どうも、おっさんです。

 

今回も前回に続いてロードバイクに1年間乗った感想を。

(長文注意)

 

私が乗っているのはブリヂストンのスポーツバイクブランド「ANCHOR(アンカー)」の「RNC3EX」というクロモリ(鉄)フレームのロードバイクです。パーツをちょこちょこと変更していますので、まずはその辺を紹介してみます。

 

車体 ANCHOR RNC3EX 2017年モデル

コンポーネント シマノ SORA R3000 (ブレーキのみBR-9000に変更)

スプロケット CS-HG50-9 14-25T

ホイール シマノ WH-RS610

タイヤ IRC FORMULAPRO TUBELESS RBCC 23C

ステム シマノPRO LTステム 100mm 17°

シートポスト Deda ZERO1 BOB 27.2

サドル fabric Scoop Shallow ELITE

ペダル シマノ PD-A520

 

ステムは長さが変わってますが、水平ステムにしてからしばらく走っていたのですが、最近色々と考えてサドルを変えることにして、ついでにシートポストも新調したのでサドル高や後退幅の見直しもしたところ、ステムも10mm伸ばすことになっちゃいました(笑)。その辺のレビューはまた別記事で書きたいと思いますが、ポジションは一つ変えちゃうと他にも影響が出るってことなんですよね。ちなみにクリート位置もちょっとずつ変わっています。乗り初めの頃とかビンディングに変えた当初は、ポジションに関して的確に「こうしたい」っていうのがなかった(感覚的にはぼんやりありましたが、的確にはわからなかった)のですが、最近はその辺りもわかるようになってきたということです。

 

コンポーネントは標準のままでブレーキはBR-9000に変えていますが、1年間使ってみて不満という不満はないですね。ブレーキも変えてみて、ブレーキ時の感触やコントロール性に関しては「やっぱりDURA-ACEだな」とは感じますが、制動力の性能的にはSORAのブレーキでも特に問題なかったなぁと今でも思います。前にも書きましたが、ネットでは「危険なので」105以上に変えた方が良いと言われているんですよねぇ。使ってみて全くそんなことないですよ。

 

それよりも、SORAブレーキが危険と感じるほどスピードを出すのであれば、タイヤの方が重要です。

 

タイヤは本当に一番重要です。コンポよりホイールよりタイヤです。

とは言っても、これもスピードを出さないのであれば一般的な安めのタイヤでもOKです。そうは言っても、下り等ではそれなりにスピード出ちゃいますので良いタイヤに越したことはないんですよね。

 

私が使っているタイヤはプロチームも使っているタイヤなので、素人の私にはまぁオーバースペックです。でも、IRCチューブレスを使ってみてその乗り心地と路面に吸い付く感じの追従性の高さ、それに相反する抵抗感の無さに感動しました。あとはダウンヒルの安心感。このタイヤが良すぎてホイールのレビューが中途半端になっちゃってますから(笑)。2000km程度走って前後ローテーションして今3000kmぐらいなんですけど、あと1000km以上走れそうです。サイドのひび割れが出てきていますが、走行には影響ないですね。

 

ホイールはチューブレスを使いたかったので一番安く買えるRS610なんですが、このホイールはネットで調べても全然レビューありません(笑)。かろうじてモデルチェンジ前のRS61がヒットするんですが、まさにクリンチャーRS21のチューブレス版といったところですかね。踏むと「ギュンギュン」と進みますが、踏まないと普通のホイールになります。確かに標準のホイールと比べたら軽くはなっていますが、更に軽いWH-6800やZONDAなんかと比べると重いので、軽さは感じ辛いんだと思います。なので、人によっては「クソ重い」となるんでしょうね。ハブの性能がそこそこ良いので特に高速域の抵抗感が低く感じられて回しやすいので、30km/h~程度はもちろん35km/hからの速度域では標準ホイールよりもスピードの維持がしやすいです。

 

スプロケは13-25Tから14-25Tへ変えたのですが、13Tがなくなって18Tが入ったということになります。ジュニアスプロケと言われているやつで、成長期の中高生が重いギアを踏むことによる故障等の弊害をなくす観点からギア比が制限され用意されているスプロケットです。何故か、その名前(ジュニア)からか大人が使うことは敬遠されています。

 

これを使ってみた感想は「めっちゃ良い」です。巡航で使うのは19T~17Tがほとんどなので、18Tが入ったことで平坦を走る場合はこの19T-18T-17Tでまかなえます。18Tがなかった時は基本的に19Tまでしか使っていませんでした。それ以上は重く感じていたので、普段は23Tや21Tを使って巡航は19Tでオーバートップ的にスピードが出せる時だけ17Tを使う感じだったんですね。なので、今は16Tから上がオーバートップになっています。

 

トップ14Tだと「スピード出ないじゃん」と思うかもしれませんが、フロント50Tでも40km/h以上出せます。「下りで…」とか言ってる人いますが、下りなんて足止めても50km程度すぐに出ますし、それこそ「ブレーキは105以上じゃないと危険」とか言ってる輩はそれ以上スピード上げて自ら危険になっているだけなんじゃないの?と思います。矛盾していますよね?

 

でも何故か素人なのにトップ11Tとかのスプロケを使う人の多いこと。

それ踏めるんですか?

使う場面多いんですか?

下りしか走らないんですか?

 

そんな疑問を感じながらネット見ていてしっくりきたのが「見栄」でした。

 

「ジュニア」という名前から敬遠していると思っていたのですが、単にプロが使っていないギアを使うことは「見栄」的にダメということなんでしょうね。プロはトップ11Tや12Tを使いこなしているんだからジュニアギアなんてもってのほかということなんでしょう。

でもね…

 

そんなあなたよりジュニア(高体連)で走っている若者の方が速いですよ(笑)

 

しかも、インターハイに出られるような年齢(高学年)ならフロントは52Tで踏んでますよ。結局、一般の素人サイクリストって「見栄」が一番大事で、効率とか最適なギア比とか無視なんでしょうね。まぁ、趣味ですからその辺はそれぞれでしょうけどね。

 

この1年間の経験から思ったのは、一般サイクリストに最適なギアは11速の場合フロント52-36Tとリア14-28Tだと考えます。山しか行かないもしくは40km/h以上なんて出さないという人はフロント50-34Tが良いかもしれません。私基準で言うと、14Tを踏むのは45km/h以上で走る場合のみです。単に40km/hで走るという場合は16Tでも行けます。

 

ロードバイクケイデンス90というのが一つの基準になっていますが、効率でケイデンス90が当てはまるのはピンポイントです。どういうことかというと、私の場合は50T×19Tがケイデンス90で一番しっくりきます。スピードにして30km/h弱。そこからスピードを上げる場合、ケイデンスを上げるよりギアを上げて18Tにした方が効率が良く感じます。が、ギアを上げれば上げるほどケイデンス90では重く感じてしまうという現象も現れるんです。つまり、18Tにした場合はケイデンス90よりも95ぐらいの方が効率が良く、17Tにすればケイデンス100のほうが効率が良い。ギアを重くするごとに更にスピードを上げていかなくてはなりませんが、その方が効率が良いんです。この辺は体重や筋力で変わってくるんですが、ギアを重くしていくと更にケイデンスを上げた方が効率が良くなるのは変わらないと思います。

 

なので、一概に50T×14Tといっても、乗る人の体重や筋力スキルによって出るスピードは変わってくるんですね。筋力スキルのある人ほど14Tを踏めるケイデンスが低くなるので50T×14Tで出るスピードは低くなります。もちろんケイデンスを上げればその分のスピードは出るんですが、そうすると効率が悪くなるんです。

 

筋力スキルの無い人はどうなるのかというと、あるスピードで頭打ちになります。というか、筋力スキルが無いので基本的には重いギアが踏めないですし、無理に踏もうとしても長続きしません。ネットを見てみると、平坦で踏むのはフロント50Tでリア23T~19Tというのが多いみたいですね。つまり、大抵の人は平坦ではジュニアスプロケのトップでさえ踏まないんですよ。

 

初心者の場合はフロントギアの使い方を知らない人もいるので、常にインナーで走っている人もいるでしょう。その場合は11-28Tやロー32Tとかのワイドスプロケが良いとは思います。そういう人はアウターを使うにしても50T×19Tが踏めるかどうかというレベルだと思うので、それ以上を求めないのであればそういう選択肢もアリですよね。だったらフロントシングルでいいじゃんとは思うのですが、今のところシマノはそういう選択肢を用意していないですし。11-28Tのスプロケを使いこなすのであれば、フロント46-34Tとか(それ以下)の方が一般サイクリストは使いやすいと思うんですけどね。

 

現状はそういうギアが用意されていないので、フロント52-36T or 50-34Tリア14-28が最適に思えます。

 

本体のRNC3フレーム自体はどうかというと、これはまさしく質実剛健なスタンダードクロモリ(鉄)フレームだと感じています。アルミやカーボンと比べたらそりゃ重いですが、30km/h~で走れないとか坂が上れないとかいうことはもちろんなく、それどころかそんなの関係なく遅いも速いも自分次第なんだと、単純に突き付けられているようなところが私は好きですね。クロモリなんですけど比較的硬めなモデルなので、踏んだら踏んだだけ答えてくれます。どのロードバイクを買おうか考えていた時に、GIANTのエントリーアルミモデルを買おうかと思っていたこともあったんですが、RNC3にして本当に良かったです。こういう素材的にも容姿的にもスタンダードなモノは、飽きということが起こりにくいんですよね。アルミにしてもカーボンにしてもその時代の流行り廃りがあって、形やペイントのデザインで古さが出ちゃったり飽きちゃったりすると思うんですよ。ところがクロモリは既に廃れちゃっている(笑)ので、そういう部分は通り越しちゃっているんですよね。個人的にも、派手なペイントやロゴなんかはいらないので、シンプルなクロモリフレームが好きです。

 

現状では全体的に不満はないです。

もちろん、趣味の要素もあるので、コンポやホイールをもっと高価なモノにすればどうなのかとか興味はあるんですが、私は「楽になりたい」とか「速くなりたい」とかの部分での機材の変更はナシで、「速く走る場合の効率化」の部分での機材を考えいます。例えば、今の状況で言うと15T辺りを踏む場合、クランクなのかチェーンリングなのかハンガーなのか正確にはわかりませんが、どこかが撓んで捻じれていると感じます。これはチェーンがディレイラーのガイドに擦れる音がするので撓んでいるのは確実です。つまり、入力したパワーが撓むことで一部逃げているんですよね。これをクランクならクランクを剛性の高いグレードに変えることで解決でき、その分の効率が上がるわけなんです。でも、15T以上を踏むことはそんなにないわけで、確かに効率は上がるんだけどそこまでする必要があるのか?という話になっちゃうんですよね。

 

と考えると、とにかく自分の実力を上げることが先決なんだと気付かされます。

40代おっさん初心者がロードバイクに1年間乗ってみて感じたこと(実力編)

スッキリしない天気が続きますねー。

どうも、おっさんです。

 

昨年の10月10日からロードバイクに乗り始めて、もう一年経っちゃいました。

あっという間です。

 

一周年記念に個人的に何かしたいなと考えて、初期の頃に23kmちょっとのコースを1時間で走るというのを目標にして走っていて、そのコースを今走ったらどの程度で走れるのかな?と思ってチャレンジしてみることにしました。

 

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これは昨年の11月11日にガーミンEdge25Jを導入してすぐにやったタイムアタックです。

 

前半は今走っているコースとほぼ同じですが、標高データでわかるように今の丘越え等なく平坦なコースです。ごく前半は北上してそこから東へ向かいます。それに伴い中盤までは少しずつ標高が上がっていきます。中盤からグッと下っていますが、ここから南下しつつほぼ平坦な河川敷土手を走り、終盤は土手を降りて若干西へ戻りまた北上していきます。最終盤はちょっとした坂を上って南西方向へ向かう片側二車線の大きめ道路に乗ってそのまま真っ直ぐ自宅まで戻ってゴールです。

 

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そして、今回走ったデータです。

今回走るに当たって、昨年走った時とはホイールもタイヤも変わっているしペダルもビンディングになっているので、そのまま走ってもその辺の違いからフェアじゃないと考えましたが、元に戻すのもなんなので心拍の制限をすることにしました。ターゲットは私自身が有酸素運動の範囲内かなと思っている170拍をターゲットにしています。最大心拍は178拍でオーバーしてるじゃんと思うかもしれませんが(笑)、あくまでも170拍ターゲットなのでその辺りで走っているとピコーンと上がっちゃうこともあるんですよね。

 

結果、経過時間で3分22秒、オートストップのタイムで5分46秒の差がつきました。

経過時間の差が少ないのは水分補給で停車する時にタオルで汗を拭っているからです。

昨年は11月の測定なので汗を拭う必要がありませんでした。

なので、オートストップのタイムの方が正確な差だと言えます。

ただ、昨年は風向きが北北東5m/s台、今回は南南東2m/s台と単純比較はできません。

 

まぁ、それを含めたとしても昨年のタイムアタックは「1時間を切るんだ!」と思って当時の全力を出して走り、今回は心拍を抑え気味で余裕ありつつの走りだったので、感覚的には全然違います。それと、昨年はサイコン表示のタイムを見ながら頑張っていたのと、今回は心拍表示だけを見ながら(Edge25Jは心拍を見るには心拍だけしか表示されないページにしないといけません)走ったのでその辺の余裕も感じました。

 

平均速度は上がっているので、走行速度も高くなっているということなんですが、速度のデータを見比べてもらうとわかるように、昨年は速いところと低いところの差が大きく、今回はほぼまんべんなく速度を一定に保てています。しかも、昨年の速いところは南下路のところなので、追い風に乗っているからなんですよね。

 

全体的に見て、ものすごく速くなったという感覚はないですが、1年間乗ってきて実力は付いてきているんだなぁとは感じます。今回は心拍制限しているので速さに関しては正確な比較ではないですけどね。機材の変化もありますし。とは言っても、走り始めの昨年と比べたら意識的にも体力的にも走行中の余裕が出て来てきているのを、今回同じコースを走ってみて改めて感じました。

ロードバイク初心者の心拍データ(その2)

10月になりましたね。

どうも、おっさんです。

 

まだ天気が不安定なので、最近は2~3日走れない日をはさんで2~3日走るというのを繰り返しています。これからの季節は天気も安定してくるでしょうが、風の強い日が多くなるので走りやすさの面ではあんまり歓迎できません(笑)。でも、走れないよりはマシなので良しとしましょうか。

 

さて、私の心拍データなのですが、前回見てもらってわかるように強度80%の有酸素運動範囲内を保って走る場合は平坦路で大体30km/hまでというのがわかったと思います。出せても33km/hが限度ですね。

 

有酸素運動範囲は人によってバラバラですが、大体は強度60~80%になるそうです。全く運動していない人で60%、運動をしていくことで上がっていくということだそうです。正確に知るにはちゃんとした測定方法でないとわからないので、私はこれまでの心拍と自分の感覚で大体170拍以下であれば有酸素運動範囲内かなと考えています。計算で80%を166拍としていますが、私の最大心拍数が195拍というのも今までで一番高かった数値というだけで、本当はこれよりまだ高い可能性があります。現に、最近196拍という数値が出ました(笑)。

 

有酸素運動範囲内ということは、そのペースならば長時間運動することが可能ということです。ただし、心拍は運動を維持することによって少しづつ上がっていくので、私の場合は33km/hの速度では長時間止まらずに有酸素運動範囲内に心拍を収めることは難しいかもしれません。

 

しかし、私はレースをやっているわけではなく、公道を交通法規を守って走っているので長時間止まらないなんてことは物理的にありえないので、平坦路であれば33㎞/hを限度にして有酸素運動範囲内で走ることができると言えます。

 

巡航速度の定義で「平地無風で1時間程度維持できる速度」ってありますが、それってただのアベレージじゃないですか?そもそも、1時間止まらずに走れるところで無風なんて自然界ではありえないですし。なので、一般サイクリストの言う巡航速度の定義とは

 

「平坦を有酸素運動範囲内で走れる速度(追風微風でも可)」

 

という感じではないかなと思います。

「追風微風でも可」というのは、無風という状態はほとんどないわけでほとんどの人が「無風」と感じているのは「向かい風ではない状態」ということです。私の経験上、風速2m/s台(気象庁ではほぼ無風とされています)の追い風でもアシストされているのはわかりますが、一般的にはこの程度の状態は「無風」と認識されているでしょう。まぁ、「巡航速度」っていうのはそういう曖昧な速度ということです(笑)。

 

私が有酸素運動範囲内で30km/hで走れると「わかった」のは心拍計を導入してからなので最近なのですが、おそらく走れるように「なった」のも5月から6月頃と最近のことだと思います。ホイールタイヤを変えてから平均速度が上がり巡航速度も上がり、その中で有酸素運動の範囲も上がっていったと考えています。

 

その前までは30km/hという速度は一つの壁で、超えて走ることはできるものの少し無理をしているという感じでした。心拍計がない時のことなので心拍がどうだったかは今は知ることもできませんが、心拍が今より高かったわけではなく「耐性」がなかったのだと思います。ですが、ホイールタイヤを変えたことにより物理的には回しやすくなったことで、肉体的(筋力的)な負荷が少し和らいで30km/hを超えて走る場面を意図的に増やすことにより、結果的にその状態での心拍の「耐性」が上がっていったのではないか?と考えます。

 

現在、私が35km/hを維持して走る場合は心拍が170拍以上になっているのですが、以前はその状態は続けることができませんでした。できて数百メートル。そして、梅雨時期に雨続きで1週間とか10日間とか走れない日が続いたときに私が感じたのは、その35km/hの維持ができなくなってきているということ。それだけではなく全体的にパフォーマンスが落ちていることを感じていました。

 

心拍計を導入してから、休んだ日が長いとどう心拍が変化するのかを見てみたのですが、1日ではほぼ変化なし、2日はやや走り始めの初期心拍が高いけれど問題なし、3日は初期心拍が5以上上がるのと心拍もやや上がりやすくなる。そして4日休むと初期心拍は10以上高く、走行中の心拍もかなり上がりやすくなり上がった心拍も下がりにくくなるという結果で、私の場合は1~2日の休みならほぼ問題なし、3日なら少し問題が出てきて4日休むとダメっぽいですね。1週間とか10日走らないと完全にダメになるということです(笑)。

 

※ツールを走るようなプロでも1日でも休んだら調子が出ないという選手や、1日休んでも問題ないし逆に休まないと調子が出ないという選手もいたりしてそれぞれだそうです。

 

まぁ、これは40代のおっさんだからで、若い人だとその辺の事情も変わってくるとは思いますが、ほとんどの一般サイクリストの人は週一回しか乗ってないわけで、私の心拍データから見るとそれでは30km/h以上のスピードを出すということは一苦労なのではないかと思えます。

 

※土日祝日に走ると週一サイクリストの方を多く見かけます。最近だと連日の雨が明けた次の日とか特に。何故週一サイクリストだとわかるかというと、私が走っているとすぐに追いついてしまうからなんですね。私はあまり追い抜かすのが好きではないので、後ろにピッタリつかないようにある程度の距離を取って付いて行きます。速そうな人だと遅く走っている場合でも後ろから見てるだけでわかっちゃいます。

 

私の場合は週一回ではなく週数回走っていたわけで、きっかけはタイヤホイールを変えたことですが、週一回の一般サイクリストがホイールを変えて巡航速度を上げることができる可能性は低いと考えます。週一回しか走れないとすると6日間乗らないので、上で書いたように心拍の耐性を上げようがなくなります。ただ、耐性が全然上がらないということはなく、週一回でも継続して乗っていれば5年とか10年スパンでは一定の耐性までは持っていけるとも思います。それと同時に乗車スキルも上がるのでペダリングの効率化等で補える可能性はあると思います。

 

色んな方面で言われていますが、結局はエンジン次第その人の頑張り次第だということなんですね。機材を良くすることはきっかけでしかなく、それを生かすも殺すもその人次第。大切なのは心肺の能力とそれに見合った筋力脚力ということなんです。頑張れば速くなるのは可能だけど、頑張らなかったら今とあまり変わらない。

 

「頑張りたくないけどちょっとは速くなりたい」というのであれば、高価なホイールも有用だと思います。ちょっとでも軽くなったら漕ぎ出しは少し軽くなるでしょうし、ヒルクライムも少しは楽になるでしょう。そこにいくらつぎ込めるのか?ということだけです。趣味の世界ですから高価なホイールを所有しているという満足感や、見た目を重視する場合も有用でしょう。どこそこのブランドの高級ホイールで走っているんだという満足感で、ロードバイクに乗るモチベーションも生まれますしね。人それぞれです。

 

機材がどうであれ、速くても遅くてもそれは人それぞれなので私は趣味の世界何でもありだと思います。ただ、大して速くない人が安価な機材に対して安易に「クソ」と言っていることに違和感を感じます。対して、速い人って安価な機材に対して寛容というかRS21の評価でもそうですけど、ちゃんとその機材の立ち位置を見ているというか適正な評価が出来ていると感じることが多いんですよね。これ、なんなんでしょうかね?

 

私の偏った見方なのかもしれませんが、機材に頼って速くなろう(もしくはその機材がないと自分の走りが出来ないと思い込んでいる)とする人はその言い訳のような感じで、自分が所有することを許容するグレードの機材以外は「クソ」であってほしいという願望があるのかもしれません。(あくまでも私の個人的な意見なのでそうじゃないという人もいると思います)

 

私は逆に、今の自分の機材に関しても「ホイールとかタイヤとかブレーキとか変えたけど、実は変えなくても十分走れるんじゃないか?」と常に思ってしまいます。で、そういう答えにならないようにというわけでもないのですが、昨日よりも速く走れるようになれたらいいなと考えて日々走っているわけなんですね。