おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

STRAVAのフィットネスについて

どうも、おっさんです。

 

ここのところ、月末の締め等でSTRAVAのフィットネスを取り上げていましたが、そもそも「フィットネス」の数値って何なの?ということを書いてみたいと思います。

 

簡単に言うと

 

フィットネス = 体力

 

ということです。

数値が上がると体力が上がるということになります。

体力が上がると言ってもまだ曖昧なので、さらに言うと

 

回復力が上がる

 

ということです。

私が実感していることなんですが、数値が40程度の頃までの40kmTTを走った日の就寝時は、「今日は良く走れたなぁ」というような心地よい疲労感がありながら眠りについていたのですが(笑)、最近は「あれ?今日は走ったっけ?」と思うほど(笑)疲労感がありません。

 

もちろん、走った直後や片付けの後にお風呂に入っている時には疲労感があるんですが、夕飯を食べてまったりしている頃にはほぼなくなっています。ただ、翌日に走ってみると、初めの1時間程度は高強度でも問題ないんですが、その後はだんだんと垂れてきます。これも、もっとフィットネス値が上がると変わってくるのかもしれませんね。

 

というように、フィットネス(CTL)が高いと「回復力」が上がるので、強度の高いトレーニングの時間を増やせるようになり、結果として「走力が向上する」ということなんですね。

 

実際にSTRAVAのフィットネスを見てみます。

f:id:NicolaRossi:20191202115201j:plain

主に、赤丸部分がフィットネスが下がっている期間で、青丸部分がフィットネスが上がっている期間です。

 

昨年の12月から今年の2月までは全然乗れていなかったので当然フィットネスは下がります。今年6月後半からの梅雨時期も雨で乗れなかったので下がっています。

 

今年3月頃からはコンスタントに乗れていたのでフィットネスは上がっていき、5月辺りで一旦頭打ちになります。これは前に説明しましたが、それまでと同じ練習量を続けていると必ずどこかで頭打ちになるということです。なので、こうなった場合は練習量を増やす必要があります。

 

上で書いた通りに、フィットネス値が上がると「回復力」が上がるので、練習量を増やすことができるということを数値的に表している部分になります。

 

3~6月は感覚で練習量をコントロールしていますが、9月からはフィットネス値を意識して計画的にトレーニングしているので、頭打ちすることなく上昇していっているということがわかります。(ローラー台を活用して天候に左右されないということもあります)

 

グラフを見て気付くかと思いますが、フィットネスが下がっている時は薄い線が上に、フィットネスが上がっている時は薄い線が下にあります。この薄い線はSTRAVAでは「フォーム」ですが一般的には「TSB」と言われています。(STRAVAの「フィットネス・疲労・フォーム」は、一般的には「CTL・ATL・TSB」のことなので、詳しくは調べてみるとわかりやすいかも)

 

フォーム値は「調子」を表す値で、プラスだと「元気な状態」でマイナスだと「疲労が蓄積した状態」ということです。一般的にはマイナス20以下になると、過度のパフォーマンス低下の状態になって怪我をしやすくなると言われています。なので、私はマイナス20前後で1日休むことにしています。(数値がそれ以上だとしても疲れていると感じたら休みます)

 

プラスの時がパフォーマンスが高いということになるので、レースをしている人はレース当日にプラスになるように計画的なトレーニングをすれば自分のパフォーマンスを十分に発揮できるということになりますね。

 

とは言っても、常にプラスの状態では「練習不足」ということになるので、基本的にはフォームの線はフィットネスの線の下にあることがフィットネスの上昇に繋がるんですね。

 

各値を見ていくと理解しやすいので見てみましたが、これは単に疲労度や調子を数値で表しているだけの話で、別に数値がないと全くわからないことでもありません。

 

練習をして疲れていると感じたら休む、基本的には1日休めば回復すると思うので休んだ翌日はまた走る。それを繰り返していくうちに疲労感が薄くなってくるので、高強度の翌日も走ってみる。走ってみて途中で垂れたら翌日は休む。そういう繰り返しで回復力は上がっていくということです。

 

それを数値で見たら「フィットネス値が上がった」というだけのことですからね。

 

練習すると能力(走力)が上がるということはその状態に「慣れる」ということなので、練習をすればした分だけの「能力の状態」になるということです。速く走る練習をしていれば、自然とその状態に慣れていって速く走れるようになる。同時に、速く走れるようになるということは、その速く走るという状態に応じた体力が付くということで、これもまた自然と回復力が上がっていくという物凄く単純なことなんですね。

 

体重にしたって、練習を繰り返して速く走れる状態になっていけば、自然とその状態に応じた体重になっていく。「適正体重じゃないから速く走れない」んじゃなくて、「速く走る練習をしていないから適正体重にならない」のです。(そもそも食べ過ぎなのがダメなんですが笑)

 

あ、これまた誤解のないように言いますが、「速く走る必要のない人」は本人の走りたいように走ればいいので、上記の内容は当てはまりません。速く走る練習をしないと速く走れないわけなので、そういうことをやりたくない人は自身のそのままの能力内で走ればいいということですからね。

 

人によって適切なフィットネス値があるみたいですが、フィットネス値が高くなるほど回復力が上がって練習量を増やせることになるので、フィットネス値が高いほど速くなる為の「土台」が強くなるということですね。逆に、フィットネス値が低くなると回復力は下がってしまうので、練習量が増やせなくなり弱くなってしまうと。

 

練習を適度に繰り返して練習量を増やしていかないとフィットネス値は上がらないわけですから、コンスタントに練習をするということは「速く走る」という目的に対しては、当たり前のことだということです。