おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

ロードバイクのポジションの考え方

どうも、おっさんです。

 

また、昨日も走ってきました。

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フェニックスで出した最速タイムからは1分26秒落ち。

少し風が強かったのと、RNC3はパワーが見られないので追い込み不足ですかね。

セグメントタイムを比べると、ちょっとずつ遅いです。(速いところもあるけど)

でも、いい感じで走れているのでRNC3でも最速タイム出せそうです。

 

1~2月の走力落ちている時は、ポジションに違和感ありながら走っていたのですが、今はもう全然違和感なく走れています。当時は「ハンドルちょっと遠いなぁ」と思ってました。

 

走力が落ちている時はパワーが出せなくなっているので、上半身が起きてきます。前傾姿勢が取れなくなってくるとも言えますが、私が感じるのは勝手に起き上がってくると言ったほうがしっくりきます。出せるパワーが少なくなっているので、前傾しすぎるとペダルからの十分な反発が得られなくなって、ペダルに乗ることができません(ストンと落ちてしまう)。なので、ペダルに乗る為に重心を後ろ側へずらしてあげないといけません。すると、上半身は起き上がってくるんですね。

 

上半身が起きるとハンドルは遠くなります。当たり前ですが(笑)。

これが「ハンドルが遠い」の正体ですね。

 

ロードバイクに乗り始めの時は特に「ハンドル遠い」と感じますよね?

あれ、ちゃんとサイズが合っていれば基本的には「物理的に遠い」わけではないんですよ。

 

私も乗り始めの頃はハンドル遠く感じていて、ブラケットをちゃんと握れませんでした(笑)。3cmぐらい後ろを握っていたと思います。変速やブレーキの度に握りなおしてましたね。ステムは今より20mm短かったですし、上向きだったので同じく20mm程度は高かったはず。サドルも今より40mm低かったので、ハンドルの落差は20mm程度しかなかったです。それでもハンドルが遠かった。

 

初心者は前傾姿勢が取れないというよりも、パワーが低いので上半身が起きると言った方がいいのかも。

 

ペダルに乗るってどういうことかというと、自転車じゃなくて普通の家庭の椅子に浅く腰かけて、その状態でロードバイクに乗るように上半身のポーズ(前傾姿勢)をしてみて下さい。その時どうですか?上半身は辛いですか?辛くはないですよね?上半身を支えるハンドルもないのに、簡単に前傾姿勢を取れますよね?

 

そりゃ、床に足がついてるからだろ。

ペダルは動くから同じようにはいかない。

 

はい、その通りです(笑)。でも、それがペダルに乗るということなんです。

ペダルに乗れる人は、ペダリングをしながらその状態を作り出しているんですね。

 

ロードバイクの理想のポジションに近づいてくると、乗ってる人の加重はどんどんペダルにかかるようになってきます。そうすると、当然お尻と手への負担は和らいでくるので、手が痺れたりお尻が痛くなったりということは少なくなってくる。

 

逆にロードバイクの理想のポジションから遠ざかって行くと、ペダルへの加重はどんどん抜けて行きお尻と手に乗ってくる。前傾が辛いので手に加重がかからないようにしていくと、加重のほとんどがお尻にかかるようになって痛くなるんですね。

 

つまり、ロードバイクの理想的なポジションというのは、ある程度のパワーがないと実現できないというわけなんです。

 

何度か話しましたが、私が平坦で27km/h前後程度で走る場合は上ハンを持って走ります。この時の加重はどこにあるかというと、ほとんどがお尻なんですよね。この状態ではペダルに乗れないのでそうなります。このまま長距離走ったらお尻痛くなります(笑)。

 

ブラケットポジションと上ハンポジションでは握る位置が120mmぐらい近くなります。この位置にブラケットを持ってこようとすると、ステムを120mm短くしないといけないですよね?今のステムの長さは110mmなので物理的に無理です(笑)。同時にハンドルを上げれば可能かもしれないですが、それでもステムが極端に短くなってしまいますね。あとは、フレームを小さくするしかなくなります。ただし、その小さくしたフレームは私の体には合いません(笑)。

 

ということを考えても、ロードバイクに快適に乗ることが出来るポジションを得るには、ある程度の速度で走れないと「無理」ということが分かってきます。やっぱりパワーが必要ということになってくるし、そのパワーは心肺能力から来ているので、心肺能力を向上させない限りはロードバイクに快適に乗ることはできないのではないかな?と私は思っています。実際に私はそうでしたしね。