どうも、おっさんです。
ロードバイクを趣味にしたら何をしますか?
そう、ロングライドですね。
ロングライドというのは大体100km以上を言うそうです。
なので、ロードバイクを買った人はそれを目指します。
何故、目指すのかというと、ネット等でそう言われているからです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
みんながやってるからやる。
そんなもんです。
で、実際にやってみます。が、運動経験のある人なら問題ない人もいるかもしれませんが、大抵の場合100km~を自転車で走るなんて時間もかかるし、しんどいし、なんやかんやで疲れます。何回かやってみますが、トレーニングもしてない素人には荷が重いんですね。それを続けた人(最低でも1年以上程度)はある程度慣れて走れるようになるのかもしれませんが、ほとんどの人が「ロードバイクってこんなにしんどいの?」と思って辞めていくんですね。
本当かどうか知りませんが、ショップの話によると「ロードバイクを買った人で、1年後にも残っている人は1割以下」だそうです。つまり、興味を持ってロードバイクに乗り始めた人でも、辞めてしまう人がほとんどということですね。
自転車はほとんどの人が子供の頃に乗り始める移動手段です。
乗ると楽しいですが、移動手段としては他の乗り物(電車・自動車等)の方が効率がいいので、乗らなくなります。それは、主に「移動手段」として全ての乗り物を見ているので、「効率重視」になってしまうからです。
ロードバイクって根本的に「移動手段」ではないんですね。
舗装路を高速で走る為の自転車が、ロードバイクです。
どこかに行くのが目的の自転車ではなくて、速く走る為の自転車です。
だから、レースで使われているんですね。
ところが、ほとんどの人はロードバイクを「移動手段」として見ています。
速く走れるママチャリ程度に思っている人が多いでしょう。
もちろん、人力なのである程度は「労力」が必要とはわかっていますが。
でも、実際に一般素人が乗ってみると「しんどい」が大きく映ってしましまいます。
「速く走るのがしんどい」とも思いますが、ほとんどの場合は
「全部しんどい」
「ロードバイク自体がしんどい」
と思うでしょうね。
それは何故か?
ロードバイク特有の前傾姿勢
です。
前にこの記事で書いてますが
ロードバイクに乗る場合、一般素人が一番苦痛に思うのが前傾姿勢で、それが何故辛いのかというと一般素人(初心者)は速く走れないからです。速く走れない(走らない)場合の「前傾姿勢」は苦痛にしかなりません。
記事内で書いていますが、私も速く走らない場合は上ハンを持ってなるべく前傾姿勢にならないようにします。それは、速度が出ていない状態で前傾姿勢をとっても、無駄に前のめりになって腕や肩や背中の筋肉で上半身を支えなくてはいけなくなるからです。そうなると、短時間はいいかもしれませんが、長時間は苦痛に感じてきます。
ロードバイクがどうして前傾姿勢で乗るようになってるのかというと速く走る為です。
遅く走るんだったら、前傾姿勢は必要ないし苦痛にしかならないんですね。
一般素人は「速く走れない」のです。
遅く走る場合の前傾姿勢は苦痛なのに、それでロングライドするんですか?
だから、9割は1年以内に辞めちゃうんですね。
つまり、その9割の人は
「ロードバイクは長距離移動に向かない」
と気付いた人なんですよね。
多くの人が勘違いしていると思うんですが、ロードバイクは速く走る為の自転車なので、速く走ろうと思って走らせたら速く走れます(その為の体力技術は必要です)。で、その結果、時間換算で「遠く」まで行けるというだけです。速く走った結果、遠くまで行けた。ということですね。
「遠くまで行けた」というのは結果論で、ロードバイクの本質は「速く走る」ということです。
その本質を無視して「遠くまで行ける」と勘違いしているだけなんですね。
速度関係なく遠くまで行けるというのであれば、ママチャリでも可能ですよ。
もちろん、その人の体力次第ですが。
その体力がロードバイクなら全然いらないっていうわけではないのですね。
私が思うのは、初めに「ロードバイクに乗ってみたい」という出発点があって、乗ってみて何をするか?と考えた時に「ロングライド」っていうのがそもそもの間違いなんじゃないか?ということです。もちろん、それで事が進む人もいるのでしょうが、そうならない人の方が圧倒的に多いと感じています。