どうも、おっさんです。
ある、新興メーカーのロードバイクを買った人のレビューを見てたのですが、「パーツはこんなのが使われているよ」とか「初期装備のタイヤが意外といいヤツだった」とか、まぁ、ありがちな紹介的な流れで、最後に乗ってどうだったかの感想があるかと思ったら…
「これから数年間乗っていく愛車を良いように書かないわけないでしょ?」
「私の評価と貴方の評価が同じなわけないし」
「だから、レビューは書きません」
と、ものすごく正直なことを言っていてウケました(笑)。
ですよねー。
「甘いレモン」という法則があって、自分が頑張ったり苦労したりしてやっと手に入れたモノを「これは凄くいいモノなんだ!」と、そのモノの価値をその価値以上に評価してしまうという心理です。レモンは酸っぱいですけど、レモンを甘いと思い込んでしまうということですね。
ただ、この方が買ったロードバイクは、そこそこ評価が高いモノなので悪いモノを高く評価してしまうってことはないと思いますが。この方のいいところは、それを自分でわかっているということですね。
別のところで、エントリーアルミロードからカーボンロードに乗り換えた人のレビューを見たのですが…
「今まで25km/h巡航がやっとだったのに、40km/h巡航ができた」
とか、ありえないことを書いちゃってるレビューもあるんで。
ちゃんと、自分でわかってたらそういうことも防げます。
やっぱり、自分の機材に対する客観的評価は必要なんですよね。
それが出来るのが「いつものコース」ですし、そのタイムなんですね。
自分のトレーニングタイムをしっかり把握してる人は、機材が変わっても「速くならない」ということを言ってる人が多いです。逆に、特定のコースでタイムとか測らない人は客観的な評価軸がないので、新しいロードバイクにテンション上がって、単に踏み倒したのが「速くなった」という勘違いを産むんでしょうね。
ま、新しい機材にテンション上がるのはモチベーション的には良いことなので、そのモチベーションを元に楽しめばいいと思います。