おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

ディスクブレーキのロードバイクについて

今週末はかなり寒くなりそうですね。

 

どうも、おっさんです。

 

私のブログでは度々登場する(笑)某初心者向けロードバイクブログで、今、ディスクロードについてアンケートしているのですが、皆さんはディスクブレーキのロードバイクってどういう印象なんですかね?

 

一応、現時点でのそのアンケートのリザルトを見てみたのですが、ディスクブレーキロードに好意的な意見が多いようです。なので、全般的には認知が進んできて好意的に見る人が多くなり、「次はディスクロード買おうかな~」という意見も多くなってきているんだと感じました。

 

この某初心者向けブログの管理人なんですが、基本的にアンチディスクロードです。最近はそこそこディスクロードへの当たりが弱まってきている(笑)のですが、前に言っていたディスクブレーキロードバイクへの印象で衝撃的だったのが…

 

ディスクブレーキのロードバイクを買うのは

             初心者ぐらいだろう

その初心者も次には

    リムブレーキロードバイクを買うはず

 

ということを言っていました。

私、これを見た時にはひっくり返りました(笑)。

 

この方の意見をかみ砕いて言うと、「何も知らない」初心者はロードバイクのことを理解せずに「ディスクブレーキロード」というロードバイクみたいな「偽物」を買ってしまったことに気付いて、「リムブレーキロード」という「本物」のロードバイクを求めるようになる。みたいなことです。(だいぶ意訳してますけど笑)

 

ま、この方の主張では「ホイールを変えたくてもディスクブレーキのホイールは種類が少ないから~」みたいな理由付けをしてましたが、その当時からディスクブレーキ対応ホイールはそこそこありましたし、最近で言うと、主要なホイールメーカーはディスクブレーキ対応ホイールのラインナップを充実させています。

 

そんなこともあって、この方のディスクロードへの批判的な印象は最近はトーンダウンしています。

 

で、この某初心者向けブログを見ている人から

 

「あなたがディスクロードを嫌いなことはわかるけど、

           いいかげんディスクロードを認めたら?

   あと、影響力の大きいサイトなんだからもっと中立性を持って書いたら?」

 

と言われたみたいです。

まぁ、そう思う人もいるでしょうね。

 

「中立性」の部分については「私が書くんだから私の主観にしかならない」だそうです。

確かに、その通りです。

私だってこのブログは私の主観で書いてますし。

 

でも、私は「主観」といってもある程度の裏付けのデータや「こうしたらこうなる」という実体験と合わせて、ネット上などの世間での意見はどうか?等の客観的な部分も踏まえて書いています。ていうか、何かを立証しようとしたり「これってこういうことじゃない?」って話そうとすると、そういう客観的な部分も必要になると思うんです。

 

つまり、この方が何故「中立性」というツッコミを受けるのか?というと、その

 

「私が書くんだから私の主観にしかならない」

 

という「自分がこう思ったからこうなんだ」という「暴走」に近い書き方をするからなんじゃないの?と私は思うのです。「客観性」を完全に無視しちゃってるんですよね。

 

それがわかるエピソードも一つ紹介します(笑)。

この方、TIMEのペダルを愛用しています。以前(おそらく初心者の頃)はシマノSPDペダルを使っていたそうですが、確か1年ぐらいで異音がするようになり、いくらメンテナンスをしても異音が収まらないのでTIMEのペダルに変えたそうです。そのTIMEのペダルは世間では「すぐ壊れる」とよく言われているペダルで、ペダルの機構自体(フローティング機能とか)は優れているので愛用する人はそれなりにいるようですが、壊れやすいのでシェアは低いみたいですね。

 

でも、この方のTIMEのペダルは数年間壊れなかったそうで、シマノSPDペダルが比較的早く異音が発生したことから、この方の意見としては…

 

「TIMEがすぐ壊れるとか言われるけど壊れないよ?

      ていうかシマノのペダルの方がすぐ壊れる」

 

だそうです。

世間の意見と真逆ですね。

私もよく世間と真逆のことを言ってるので(笑)ここまでは一緒です。

 

ただ、ここからがこの方の真骨頂です(笑)。

 

この方、その長年愛用したTIMEのペダルが「ついに」壊れてしまったそうで、新しくまたTIMEのペダルを購入しました。ところが…その新しく買ったTIMEのペダルが「すぐに」壊れてしまったんです。そして…

 

「今回は”たまたま”すぐ壊れただけ、またTIMEのペダルを買うよ!」

 

ですって。

まぁ、また買ったペダルは今のところ壊れてないみたいなので「たまたま」だったのかもしれませんが、世間の客観的な意見を合わせて考えたら「すぐ壊れる」っていうのはあながち間違ってないなぁと私は思うんですけどね。要するに「ハズレ」が多いっていうことですよ。逆に、シマノのペダルは「すぐ壊れる」とかいう話はあんまり聞かないので、「ハズレ」が少ないということですよね。

 

そう考えると、この方はたまたま「アタリ」のTIMEのペダルを買って(正確に言うと中古を譲り受けたそうです)、たまたま「ハズレ」のシマノのペダルを買ったということが「客観的」に証明されたということだろうと私は思います。

 

これが、「客観性」を含んだ「主観」の話です。

「主観」と言っても、その「主観」は世間でいろんなことを経験したり学んだりしたうえで成り立つものなので、ある程度の「客観性」は含んでいると私は考えます。ただ、この方の言っている「主観」はそういう「客観的」な部分も一切排除した場合の「主観」を言っているので話がかみ合わないんですね。

 

少なくとも、このようにブログ等で発信し、それがある程度の影響力を持つ人であればなおさら、その「客観性」に対しても配慮しないと、誰からか文句が来るということもあると思います。現に、この方のブログにはそういう意見がそこそこ届いているようですしね。(この方は文句言ってくる人のことを「アンチ」と言ってますが、こういう態度もさらなる文句を引き寄せているのでは?)

 

ディスクブレーキロードの話からだいぶ逸れちゃいました(笑)。

 

結局、この方のディスクブレーキロードバイクへの考えというのはこの一言からも推測できます。

 

「私自身はディスクブレーキロードを欲しいと思わない」

 

一応、「制動力はリムブレーキで十分」とか「輪行が不安」とか「良さそうなホイールがない」とか「軽い方が好き」とかいろいろと理由は上げてますが、この方が前に言っていた「ディスクロードを買うのは初心者」っていう考えも合わせてから推測すると…

 

リムブレーキロードこそが真のロードバイク

 

と考えている節があるんですよね。

もっと単純な言い方をすると…

 

「ディスクロードカッコ悪!」

 

って思ってるってことですよ。

ロードバイクのイメージとして、ディスクブレーキは「無い」という考えです。

 

そういう自分のロードバイクに対するイメージにそぐわないから「欲しいと思わない」となるのは自然でしょうね。欲しいと思わない理由を上げてますが、それらは別に買わない理由にはならないように私は思います。

 

「制動力はリムブレーキで十分」ということですが、それはそういう考えもあるでしょう。私も「ソラで十分」と言ってますから(笑)。さらに「105でも効きすぎと思っている」とか。…え?私の見落としかもしれないですが、この方はティアグラと105だったらブレーキの効きはティアグラは劣るという当たり前のことは書いていましたが、105だと効きすぎるのでティアグラで十分とは今まで書いてなかったような…。言ってることがちぐはぐですね。

 

私も別にディスクブレーキの制動力がないとダメだとは思いません。

リムブレーキで全然問題ないです。

 

ディスクブレーキの利点は制動力だけじゃなくて、油圧によるレバー操作の軽さです。この方は「105でも引きが重いと思わない」と言ってるので、そう思うならそれでいいんじゃないの?とは思いますが、この方が今まで下位のコンポに対して言っていたことを考えると、こういう発言にも違和感を感じますね。

 

輪行が不安」はただの思い込み、「良さそうなホイールがない」は興味がないからちゃんと見てないだけ(各メーカーとも各グレードのリム・ディスク両方のホイールを用意してます)、「軽い方が好き」も数百グラム違うだけでそもそもその違いを活かせるような走りをしてるのか?という話。(軽さにこだわるなら何故ミドルグレードのホイールなんかで満足してるの?フレームはエントリーカーボンでいいの?とか。お金の問題はあるけれど)

 

という具合に色々と理由を付けて反論可能です(笑)。

 

別に「自分のカッコイイと思うロードバイクが欲しい」っていうことは当たり前のことだし、それが一番の理由であることも自然だと思うんですが、どうしてそれを素直に言えないのかなぁといつも思うんですよね。「何か他に合理的な理由がないとカッコ悪い」って思っているのかな?

 

ディスクブレーキロードバイクの利点て何だと思いますか?

もちろん、ディスクブレーキの制動力や操作性なんですけど…

 

ホイールの寿命が飛躍的に延びる

 

っていうことが一番の利点なんですよ。

プロやホビーレーサーやお金持ち等のホイールを毎年のように新調できる人ならあんまり利点にならないですが、私のようなその辺を走ってるだけの貧乏素人サイクリストは、たった2~3万キロで寿命が来るようなホイールに10万円も20万円も出せません。今使ってるシマノRS700だって7万円程度しますから、リムのブレーキ面のメンテナンスにも気を使いますし、ブレーキシューの選定(リムへの攻撃性の低い製品が良い)やブレーキのかけ方等も注意が必要です。それに、高価なホイールを買わないとしても、寿命が延びればランニングコストが下がるので大きな利点となります。

 

それと、私はそうでもないですが、世間では「カーボンクリンチャー」の人気が高い。ただ、リムブレーキのカーボンクリンチャーはブレーキ時のリムの熱の発生に気を使わないといけないので、性能の良いラテックスチューブが使えないのと峠などでのブレーキのかけ方も注意が必要。ディスクブレーキだとそういう熱問題からも解放されます。これも寿命に関係することです

 

素人サイクリストにとってはすごく良いことなんですよね。

 

私が難点だと思う部分は「価格」です。

ディスクブレーキには「油圧式」と「機械式」があって、初心者に薦められるような価格帯だと「機械式」しかありません。「機械式」が悪いということはないのですが、操作性という部分では落ちてしまうので、やっぱり「油圧式」がいいですよね。後から換えることも可能ですが、コントロールレバー(STI)も変えないといけないのでコストを考えると初めから「油圧式」のモノを買いたいです。ただ、数年乗って全てのコンポを新調することもあると思うので、それまでは機械式で走るのもアリだと思います。

 

これも普及が進むと変わってくると思いますが…。