おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

シマノWH-RS700をチューブレスで運用する場合の注意点

どうも、おっさんです。

 

前回の記事で42kmコースのタイム更新を書きましたが、その前日にも1時間26分台で走っていて24時間では完全に回復しない程度の疲労度合にもかかわらず、久しぶりに3日連続で走ってみたくて更新翌日にも走りました。

 

この日はRNC3で走ったのですが、北風が6~8m/s程度の強風で行きの南下路はらくちんでいいけれど、帰りの北上路がきつくて撃沈しました(笑)。そもそも、疲労が溜まり過ぎていたので後半は全然踏めなかったですね。それでもタイムは32分台だったので、乗り初めの頃とか昨シーズンの強風の日と比べると成長はしてるんだなと感じます。

 

本題。

フェニックスでは、シマノのWH-RS700というチューブレス対応のホイールを使っているのですが、9月の終わり頃に走行距離が1,800kmを越えてそろそろタイヤを前後ローテーションしたいなと思ってました。でもまぁRNC3もあるんでそっちばっかり乗ってフェニックスは放置していたんですが、先月10月の初旬にさすがにローテーション作業しようと思って重い腰を上げたんです。

 

ローテーションなんで、前後ともホイールをフレームから外して、そしてホイールからタイヤを外してタイヤとホイールをクリーニングします。で、この時に「ん?」と思ったんです。

 

RS700はチューブレス対応のリムなんですがニップルを通す穴がリム内にあいているので、その穴を小さい厚めのアルミテープ(実物はテープというよりアルミ板です)を貼って塞いで、その上からチューブレス用のリムテープを貼っています。つまり、チューブレスレディタイプのリムなんですね。

 

まぁ、このことは買う前から知っていたのでいいんですが、1,800km走ってタイヤを外してみたらリムテープが浮きまくっていたんですよ。ニップルホールのある部分が酷くて、上から押し付けてみてもまた浮いてきます。おそらく、ニップルホールを塞いでいるアルミテープの部分が凸凹しているので、チューブレスタイヤで空気を充填して使用していると、その凸凹した部分のリムテープが部分的に伸びてしまって空気を抜いたら浮いてくるんでしょうね。

 

それを見て「これはビードが上がらないかも」と思ったのですが、とりあえずタイヤをハメてみていつも使っているチューブレス用ポンプで空気を入れてみると…予想通り全くビードが上がらずに空気がダダ洩れ状態です(笑)。チューブレスタイヤはリムのセンターにビードがきちんと落ちてないと、その落ちていない部分から空気が漏れてビードが上がりません。リムテープが浮いている部分にビードが支えられて、リムテープが浮いていない部分の隙間から空気が漏れるんですね。なんとか上がらないかと5回ぐらいやり直しましたがダメでした。チューブレス用ポンプに空気を充填するのって意外と重労働なので疲労困憊です(笑)。

 

リムテープが消耗品なのはわかっていましたが、さすがにタイヤを外す度に貼り換えなきゃいけないとは思っていなかったので、ちょっと困ったことになってしまいました。

 

とりあえず作業を中止して、純正のリムテープをネットで検索してみますがRS700用は取り扱っているショップはなく、RS770(ディスクブレーキホイールの方でワイドリム?)のはAmazonにあったので合うか合わないか不明ですが試しにそれを発注しました。でも、取り寄せでいつ来るかわからなくて一週間ぐらい待ってみてやっぱり来ないので、非純正のリムテープを探してみるとDT SWISSのリムテープがあったのでそれも注文。こっちは在庫アリのを発注したので3日ぐらいで到着。

 

この時点でもう10月の後半。RNC3があるので走るのには困らないのが良かったです。

 

DT SWISSのリムテープは21mm幅のを選びました。純正のリムテープは実測20mmだったのですが、非純正のは19mmとか21mmとかしかなくて20mmはなかったので。フロントホイールのリムテープは幅を計測するためにちょっと剥がしてたので、躊躇なく全部剥がします。テープの糊が少し残ってベタベタしていますが、どうせ上から新しいリムテープ貼るので除去しないで貼っていきます。左右に変に寄らないように真っ直ぐ貼るのが結構難しいですが、慎重に貼っていけばある程度は真っ直ぐに貼れました。ただ、これを毎回しなきゃいけないと思うと「めんどくさいな」と感じました(笑)。

 

新しいリムテープ貼れたのでタイヤをハメて空気を入れると…

 

いつもの「パンッパンッパンッ」って音はしなくて「メリッメリッメリッ」っとビードが上がりました(笑)。1時間後の空気圧変化も30kPa程度だったのでちゃんとハマったようです。

 

そしてこの後、驚愕の事実が…(^^;

次はリアホイールなんですが、リムテープを剥がそうと思って手に取って見てみたら…

 

あれ?リムテープが浮いてない…

 

そうなんです、買ったときとほぼ同じようにちゃんとリムテープが貼り付いていました(笑)。おそらく、伸びていたリムテープが時間と共に収縮してまた貼り付いたようです…。これが今回たまたまこうなったのかどうかはわかりませんが、伸びて浮いてしまったリムテープでも放置しておけばある程度は元に戻るようです。

 

なんだよ!

貼り換える必要なかったじゃん!

 

そのままタイヤをハメて空気入れたら普通にビードが上がりましたよ…(笑)。

今までの苦労は何だったんだ…。

 

フロントは既にリムテープをちょっと剥がしてしまっていたので確認せずに全部剥がしちゃいましたが、フロントも同じようにリムテープは元通りになっていたと思います。まぁ、ちょっと剥がしていたから貼り換えなきゃいけなかったのが救い…か?いや、わかってたら剥がしてないから(笑)。

 

なので、現状フロントはDT SWISSの新品リムテープでリアは純正のリムテープという変則的な状態です。前後とも24時間後の空気圧変化は同じなので問題はありません。リムテープが劣化してきたら空気の抜けが早まってくるので、劣化する前に貼り換えれば問題ないかな。新品のタイヤを入れる時に新品のリムテープにすればいいかなと。

 

今回のなんやかんやは私のシマノWH-RS700で起きたことですが、チューブレスレディのホイールだと同じような感じなんですかね?注意点を要約すると…

 

1. チューブレスタイヤを外す前に新品のリムテープを用意しておく

2. リムテープが浮いていてもしばらく放置しておくと元通りに密着する場合もある

3. リムテープが元通りになる時間を考えると1週間程度は乗れなくなる

 

というところですかね。

 

RNC3で使っているWH-RS610(廃番)とかWH-RS500(旧WH-6800アルテグラ)とかはリムテープの必要ない完全体のチューブレス対応ホイールなので、こういう心配とか手間とかいらないんですけどね…。そう考えると、RS610で何の不自由も感じていない私は、このRS610が最適なホイールだったわけなんですが、廃番になってしまったので今のRS610が寿命を迎えたら次は?…ということを考えるのが憂鬱になりますね(笑)。