先月の猛烈な暑さと比べたらかなりマシになりましたが、まだちょっと暑いですね。
風の秋っぽさが出てくると走りやすくなるんだけど。
どうも、おっさんです。
「ロードバイクで速く走る方法」
これで検索するとけっこう色々と出てきますね。
中には「これで ”即” 速くなれる!」とか…
私が考える「ロードバイクで速く走れる方法」は…
アウタートップを出来るだけ速く回す(100rpm以上で)
これです。
…
出来たらみんなやってるわ!
いい加減にしろっ!
その通りですね(笑)。
それが出来ないからみんな知りたいんですヨ(笑)。
でもですね、最終的にはこれなんですよ。実際。
具体的な数値にしてみましょう。
「ロードバイクで30km/hで走る方法」
答えは…
フロント50T × リア19Tをケイデンス約90rpmで回す
これです。
…
出来たらみ(以下略
おふざけはこの辺にして…(笑)
ロードバイクに乗り始めてしばらくすると、ある程度のスピードを維持して走れるようになります。基礎的な体力が出来て自転車を走らせるコツがわかってきます。でも、周りのロードバイク乗りで自分よりも速い人がいるし、ネットでは「30km/hで走るのなんて余裕」とか「40km/hも慣れたら簡単」とか書いてる(こんなの真に受けたらダメですよ?笑)。自分は27km/hぐらいで走るのがやっとで、30km/hをずっと維持して走るのなんてとても無理だよ~。
という感じになるんですね。
そこで…
「速い人は自分と何が違うんだろう?」
「速く走る”コツ”があるんじゃないか?」
と考えるわけです。で、「ロードバイクで速く走る方法」とかのワードでネット検索すると、ペダリングがどうとかケイデンスがどうとかポジションがどうとか機材がどうとか色々と出てくるので、片っ端からそれらを試してみるんです。
でも、そんなんじゃ速くならないんですよね。
30km/hで走れる人は上に書いた通りに…
30km/hで走れるギア比とケイデンスで走っているから
ということで、もっと具体的に言うと…
30km/hで走るということに慣れたから
なんです。
初心者がロードバイクに乗り慣れたら、大体27~28km/h程度は出して平坦ならそれを維持して走れるようになります。私の場合は27km/hぐらいでした。50T×21Tのケイデンス90rpmで大体これぐらいです。人によって違うので、25~28km/hというところでしょうか。ここから上は「空気抵抗」を大きく感じるようになって、必要なパワーも急上昇するのでトレーニング無しでは難しくなります。
逆に言うと、トレーニングしていない普通の人がロードバイクに乗って到達できるのは「28km/h」辺りということですね。なので、別に「速く走らなくてもいい」っていう人や、「これ以上しんどいのはイヤ」と言う人は、これぐらいの速度で走れるようになったら十分だと思います。
それでも自分は速く走りたいんだという場合は、その走りたい速度で走ることに「慣れていく」しかないわけです。でも、それにチャレンジしても「しんどい」っていう壁があるんですね。
プロの選手は単独走でも40km/h以上で普通に走ります。40km/hで走るのに必要なパワーは大体300w以上ですが、素人でこのパワーを継続して出せる人は一握りしかいません。何故なら、プロの選手でも過酷な練習を続けて得た300w以上のパワーを素人が得ようとすれば、当たり前にその過酷な練習が必要だからです。(体格的に恵まれている人は有利になりますが)
プロ選手でも初めからそのパワーを出せたわけじゃないんですね。
当たり前に練習したからです。
昔からのアナログな練習方法で「自分よりちょっと速い人に付いて行く」という練習方法があります。これは、自分が今走れる速度よりちょっと速い速度で走るということで、「ちょっと速い速度に慣れる」という意味合いの練習です。この「ちょっと速い」というのがポイントで、ちょっと速いということは出すのが無理な速度ではないので、今の自分よりもちょっとだけ頑張れば出せる速度です。つまり、少しの努力で越えられる「壁」を用意して、それを越えるという意味なんです。
一人で練習する場合も同じことで、今出せる速度よりもちょっと速い速度で繰り返し走るということ。どんな方法でもいいです。あと…
決まったコースでタイムを計る
というのも有効です。距離はそれぞれですが、初めは20~30kmで慣れてきたら40~50km程度がいいかもしれません。これは私がやってきた練習法ですが(笑)。逆に、それ以上のロングライドでのタイム計測はやめた方がいいと思います。50km程度までならば補給しなくてもアタックできますが、それ以上はどうしても補給が必要になり初心者はペース配分を考えたらアタックし辛くなるからです。
STRAVAで速い人を見てると、ほぼ毎日同じコース走ってます(距離は大体30~60km程度)。そうやって自分のペースを確認してさらに向上していくわけですね。