おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

結局のところロードバイクの機材差とは何なのか?

秋雨ですねぇ。

走れないので暇です(笑)。

どうも、おっさんです。

 

私は初めてのロードバイクを買う前にはもちろんですが、その前からロードバイクには興味があってちょこちょこと調べていて、フレーム素材の種類とかコンポーネントのグレードとかの理解はありました。その中で自分はクロモリフレームの見た目とか立ち位置(ロングライド向き?)がいいなと思っていたのと、ネットで「105以上を選べ」というのを見ていたので、趣味としてロードバイクを選ぶならアンカーの「RNC7 EQUIPE」がいいなと考えていました。

 

実際に買ったのは下のグレードの「RNC3 EX」で、コンポもネットではあんまり良いように書かれていないSORA。これは、私が「ダイエット」の為に自転車を始めようと思って、初めはクロスバイクを買おうとしていたのですが、実車を見るうちにやっぱりロードバイクが欲しくなり、当時の予算の関係で妥協して選んだというのは前にも書いたことです。

 

で、実際に乗ってみて思ったのが「SORAでも全然問題ないじゃん」ということと、クロモリの完成車重量で10kg超えててもスピードもちゃんと出るし、坂だってめちゃめちゃ苦しくて登れないなんてこともなく(そりゃ乗りはじめの頃は苦しかったけどそれは私がメタボだったのと体力がなかったからという当たり前の話で笑)…

 

ネットで言われてることって偏見多すぎだな

 

と感じました。

 

とは言っても、他のロードバイクに乗ったことがないので、カーボンロードとかはもっと乗り心地が良くてしかもスピードが出るのかも?とか、上位のコンポに変えたらSORAとか使いたくなくなるほど凄いんだろうなぁとか、悶々と考えていたんです。

 

今年に入って、トレーニングコースのタイムがどんどん縮んでいくのに合わせてその考えがどんどん膨らんでいって、2台目のロードバイクをカーボンフレームに電動アルテグラにミドルグレードアルミホイールシマノRS700)で組んだのが4月。期待して乗ってみたら…

 

あ…れ…?(笑)

 

確かにネットで言われているように漕ぎ出しや登りは軽いし乗り心地も悪くない…でも、タイム計ったらほとんど変わらないし逆にちょっと遅くなってないか…?それに乗り心地も個人的にはクロモリの方が好き。コンポも確かに比較して変速は速いしフロント変速は楽なんだけど(調整が楽なのもそう)…私みたいな素人レベルがその辺走ってる限りSORAでも何の問題もないんじゃ…。(SORAのフロントも自分で組みなおしたらさらに軽くなったし…)

 

あと、ホイールRS610とチューブレスタイヤに変えた時の感動は、そのほとんどがIRCチューブレスタイヤによるものだったことが判明しました(笑)。だって、RS700+IRCチューブレスタイヤとRS610+IRCチューブレスタイヤとで劇的な違いがないんですから(笑)。軽いのは軽いけど言う程変わらないし、一番感動した転がり抵抗の軽さは全く一緒でこれは完全にタイヤの性能だった(当たり前笑)…。ただ、フレームとホイールって相性があるって話なので、もしかしたらRNC3にRS700履かせたら違うのかもしれない。…けど、スプロケ入れ替えるのめんどくさいので試すほどでもないかなとか(笑)。

 

確かに、全体のフィーリングは変わりました。

でも、タイムは変わらず。

踏み心地なんかはクロモリの方が好きだし…

でも、軽さは良く感じるんだけどなぁ。

 

前に紹介したCAAD10乗りの人がパナソニックのクロモリに試乗した時の感想で、「CAAD10が勝ってるのは軽さぐらい」っていうのがありましたが、あぁこういうことか…っていう…

 

まぁ、それでもこういうことがわかって良かったと思うし、2台目のリドレーフェニックスも私が「使ってみたいな」っていうパーツを組み合わせてるので、これはこれで結構気に入っているんですけどね(笑)。

 

で、疑問に思うのが…

 

ネットでのロードバイク関連の評価は偏見が多すぎ問題

 

はどうして起こってしまうのかっていう話で、それは前回と前々回の記事でモヤっと触れてるんですが…

 

nicolarossi.hatenablog.com

nicolarossi.hatenablog.com

一つは、ロードバイクの機材パーツを「ファッション感覚」で評価している人が多いということ。

 

ティアグラ・ソラ・クラリスを買ってしまって後悔している

105にしておけば良かった…

だから、初心者は「105以上を選べ!」

 

これね、知らない人が見たらティアグラ以下は「後悔する何かがあるんだ」、だから105以上を選ばなきゃいけないんだなって思いがちなんですが、こういう人って単に…

 

105以上じゃないとカッコつかない…

 

って思ってるだけなんです。

でね、もっともらしい理由を言ってたりするんですが…

 

105以上は11速で互換性があるから

 

ですって。

互換性があるから、部分的にアルテグラデュラエースに変えることが出来るってことらしいです。

 

え?変えない人だったら関係ないのでは?

 

それは言ってはいけません(笑)。

変えるのが前提なので(笑)。

 

それに、105搭載のロードバイクを買ってアルテグラデュラエースに変えるより、初めからアルテグラデュラエース搭載のロードバイク買った方が最終的にお得ですよ?(もちろん高いですけど笑)あと、例えば、私の乗ってるRNC3はソラと105の完成車がそれぞれありますが、105完成車をアルテグラデュラエースに組み替えるより、ソラから組み替えた方がお得です(笑)。

 

結局、単に「カッコのつく105を使いたい」というだけなんですね。

あ、別にそれはそれでいいんですよ。

カッコつけるのも趣味です。

そんな変な理由をつけるより

 

俺は105を使いたいから使うんだ

 

ってシンプルに言う方がよっぽどカッコイイと思いますヨ。

 

 

もう一つは、ロードバイク機材パーツに対して過剰な下方修正がかかっているということ。

 

ケチって高級タイヤを使わない人は安全意識が低い

 

とか言う人がいますが、実際は安価でも「まともに走れないタイヤ」なんてなく、レースに出ないほとんどの素人サイクリストであれば、安いタイヤでも安全性が著しく損なわれることなんてありません。こんなことを言う人がどうしてこういう思考になるのかというと…

 

安いタイヤは危険だ!

 

という「過剰な下方修正」がかかっているからなんですね。

 

高級タイヤはグリップが良い

         >安いタイヤはグリップが悪くて危険

 

こういう「過剰な下方修正」です。

 

実際は…

 

街乗りやツーリングやロングライド程度なら安いタイヤのグリップでも問題なく十分な性能。

 

これです。

 

コンポでもこういう「過剰な下方修正」があります。

 

ロングライドするなら105以上が必要で

      ティアグラ以下は街乗り用のおもちゃ。

 

実際は…

 

街乗りやツーリングやロングライド程度ならティアグラ以下のコンポでも問題なく十分な性能。(しかもティアグラ以下がレースで使えないなんてこともない)

 

同じく、これです。

 

フレーム素材でも同じですね。

クロモリだからと言って「重くてしんどい」なんてことはありません。

 

どうしても、高価なモノが基準になって「安価だからダメなんだ」っていう下方修正がかかってしまうんですね。普通の人(素人サイクリスト)にとっては、安価なモノが基準で高価なモノがその上に立つっていうことを理解していないとこうなります。

 

安いモノはそれなりで普通、高いモノはソレよりも良い

 

これが基準です。

過剰な下方修正に陥る人は高価なモノが基準になっているということです。

 

しかも、素人レベルのサイクリストが感じられる「良いかどうか」の違いは、軽さとか重さとか硬いか柔いかとか気持ちいいかどうかぐらいのもので、それがタイム等の数値の大幅な違いには繋がらないんですね。

 

もちろんそれらのフィーリングの違いが走りに影響を与えるのはそうなんでしょうが、レースレベルの話ならともかく素人のロングライド等のレベルなら「へぇそんな違いがあるんだ」程度の話にしかならないでしょう。

 

つまり、素人レベルでの機材差っていうのはそういう

 

多少のフィーリングの違い

 

程度のことなんで、素人が速くなりたいのであれば、そこに注力してお金をかけるよりもトレーニング関連のことにお金をかける方が有益だと私は思います。(パワーメーターとか)

 

逆に、速くならなくてもいいけど「少しでも楽にはなりたい」という場合は機材にお金をかけるのは悪くないかもしれません。(当たり前だけどかなりのお金がかかります笑)

 

ロードバイク関連の機材は高価なモノほど軽量になるので、そういう軽量化にお金をかければ漕ぎ出しやヒルクライムは少しずつ楽な方向へ向かいます。お金のある人なら有益です。(でも、ちょっと楽になる程度でコスパは悪いと思いますよ笑)

 

レースレベルの人なら機材差は効いてくるでしょうが、私みたいな素人がその辺走ってる程度であればほとんど違いはないということですね。

 

結局は言われているように「エンジンが重要」ということです。