おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

カーボンとクロモリはどっちが速い?

暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか?

どうも、おっさんです。

 

今回は、タイトル通りにカーボンとクロモリでどっちが速いのか?というお話。

 

とはいっても、私の所有しているリドレーフェニックス(カーボン)とアンカーRNC3(クロモリ)の違いで、しかも私の走っている多少のアップダウンがありつつも山岳区間の無い平坦基調のコースでの比較です。あと、今年2018年は比較的気温が高い日が続いているので、その中でのデータということを前置きして…。

 

今月、RNC3を復活させてから序盤のアップ区間と終盤の信号による減速区間を排除した40kmのコースで新たにフェニックスとRNC3でタイムアタックをしてみたので、その結果を出してみたいと思います。

 

まず、アンカーRNC3の結果。

 

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そして、リドレーフェニックスの結果。

 

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 御覧の通り、ほぼ(ていうか完全と言ってもいいくらい)一緒のタイムが出ました(笑)。

別に図ったわけではありません(^^;

 

温度の項目を見てもらってわかるように両日とも「暑い」です(笑)。途中でぶっ倒れたくないのでギリギリいっぱいの走りはできないのですが、両日とも出来る限りの走りをした結果です。(一応、暑さ対策の為に、両日ともに約25km地点で6分程度の日陰での休憩をしています。)

 

先にRNC3で走って1日休んでフェニックスで走っています。体のコンディションはRNC3の日は心拍が上がりやすく、フェニックスの日は心拍は比較して低くなっています。風はRNC3の日が平均3m/s以上が多く、フェニックスの日は3m/s以下が多かったので、風のコンディションはフェニックスの日のほうが良かったです。風向は今の季節では当たり前の南の風でした(若干、東西の成分も含みます)。コース的には前半は東へ向かうので右からの横風、中盤は南へ向かうので向かい風、後半は西へ行ってから北上するので左からの横風から追風へ変化します。

 

 心拍が上がりにくかったフェニックスの日のほうが体調的には良い感じがしていたのですが、心拍が上がりやすく若干苦しかったRNC3の日のほうが最終的には楽に感じました。とは言っても、両日ともにタイムはほぼ同じなんですが…。

 

結論を言うと、カーボンもクロモリも一緒です。

 

もちろん、山岳コースになると重量が効いてくるので、比較的軽くできるカーボンフレームのほうが速い可能性が高いでしょう。でも、レースに出るでもない私のような素人が乗る限りはたいした違いにもならないと思います。あと、レース仕様のハイエンドカーボンフレームならもっと違いが出てくるのかもしれませんが、それでも私のような素人が乗る限りまた大した違いでもないでしょう(笑)。

 

ネットで素人のカーボンバイク試乗レビューを見てみるとよく「これは速い」みたいに言われています。確かに、私もフェニックスに初めて乗った時は「速いな」と思いました。で、走ってる最中は「これは最速タイム更新できるかも」とか思ってたのですが、帰ってきてタイム見てみたら「普通のタイム」でした(笑)。

 

その感覚と実際のタイムのズレって何なんでしょう?

 

それって、単に長くても十数秒程度しかない「加速の軽さ」だけの部分で「速い」と思っているだけなんですよね。その部分的な速さってタイムにしてみると数秒しか違わないので、他の部分でタイム差が縮まったり逆転したりして最終的なタイム差に繋がらないんです。

 

前に、ラレーのクロモリロードに乗ってる人が、トレックのエモンダに乗り換えたら巡航速度が25km/hから27km/hに上がったっていう話をしました。この方のブログを読んで、自分もカーボンに乗り換えたら巡航速度上がるのかな?と思ってましたが、ほとんど変わらなかったので改めてブログを見てみると、今度はタイヤを変えて巡航速度がさらに30km/h程度に上がったというではないですか。

 

で、さらに見てみると、30km/hで巡航できるようになったけれど、数キロ30km/hで走ったらそのあとは20km/h前半に落ちてなかなか回復しないって書いてました…。それって巡航30㎞/hで走れるようになったっていうのだろうか…?

 

結局、車体が軽くなったら加速が良くなって、重い車体と比べると高い速度に引き上げるのが少し楽になるっていう程度で(少なくとも平坦では)それが全体的なタイムに与える影響は少ないし、高い速度に引き上げるのが楽になってもその速度を維持するのはその車体を走らせている「本人次第」ということなんだろうなと思うわけです。

 

レースで他人と競ったりする場合はそれも重要な要素になるわけなんですが、趣味でその辺を走ってる素人サイクリストにとっては「微々たる違い」にしかならないわけで、そこに投資するのって本当に「趣味の世界」でしかないんですよね。

 

私の結論としては、趣味でロードバイクに乗るなら「好きなの選べば幸せ」。

これですかね(笑)。

 

フレームとかコンポとかホイールとか確かに違いはあるんだけど、それは素人にとっては微々たるものでしかなくて、ロードバイクのグレードによって速さが決定的に違うわけではないんですよね。なので、自身の予算の許す範囲で気に入ったモノを選べばいいということなんです。安いから遅くてクソなんてことはないんですから。(遅いのは乗ってる人の所為ですよ…)

 

ただ、私がRNC3に感じている「気持ち良さ」のように、それぞれに合うフィーリングの機材が存在するので、そういう部分を見ていくのも楽しいです。重いとか軽いとかだけじゃなくてね。と言っても全ての機材を試せるわけではないので難しいんですが…。