おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

ロードバイク初心者の心拍データ(その2)

10月になりましたね。

どうも、おっさんです。

 

まだ天気が不安定なので、最近は2~3日走れない日をはさんで2~3日走るというのを繰り返しています。これからの季節は天気も安定してくるでしょうが、風の強い日が多くなるので走りやすさの面ではあんまり歓迎できません(笑)。でも、走れないよりはマシなので良しとしましょうか。

 

さて、私の心拍データなのですが、前回見てもらってわかるように強度80%の有酸素運動範囲内を保って走る場合は平坦路で大体30km/hまでというのがわかったと思います。出せても33km/hが限度ですね。

 

有酸素運動範囲は人によってバラバラですが、大体は強度60~80%になるそうです。全く運動していない人で60%、運動をしていくことで上がっていくということだそうです。正確に知るにはちゃんとした測定方法でないとわからないので、私はこれまでの心拍と自分の感覚で大体170拍以下であれば有酸素運動範囲内かなと考えています。計算で80%を166拍としていますが、私の最大心拍数が195拍というのも今までで一番高かった数値というだけで、本当はこれよりまだ高い可能性があります。現に、最近196拍という数値が出ました(笑)。

 

有酸素運動範囲内ということは、そのペースならば長時間運動することが可能ということです。ただし、心拍は運動を維持することによって少しづつ上がっていくので、私の場合は33km/hの速度では長時間止まらずに有酸素運動範囲内に心拍を収めることは難しいかもしれません。

 

しかし、私はレースをやっているわけではなく、公道を交通法規を守って走っているので長時間止まらないなんてことは物理的にありえないので、平坦路であれば33㎞/hを限度にして有酸素運動範囲内で走ることができると言えます。

 

巡航速度の定義で「平地無風で1時間程度維持できる速度」ってありますが、それってただのアベレージじゃないですか?そもそも、1時間止まらずに走れるところで無風なんて自然界ではありえないですし。なので、一般サイクリストの言う巡航速度の定義とは

 

「平坦を有酸素運動範囲内で走れる速度(追風微風でも可)」

 

という感じではないかなと思います。

「追風微風でも可」というのは、無風という状態はほとんどないわけでほとんどの人が「無風」と感じているのは「向かい風ではない状態」ということです。私の経験上、風速2m/s台(気象庁ではほぼ無風とされています)の追い風でもアシストされているのはわかりますが、一般的にはこの程度の状態は「無風」と認識されているでしょう。まぁ、「巡航速度」っていうのはそういう曖昧な速度ということです(笑)。

 

私が有酸素運動範囲内で30km/hで走れると「わかった」のは心拍計を導入してからなので最近なのですが、おそらく走れるように「なった」のも5月から6月頃と最近のことだと思います。ホイールタイヤを変えてから平均速度が上がり巡航速度も上がり、その中で有酸素運動の範囲も上がっていったと考えています。

 

その前までは30km/hという速度は一つの壁で、超えて走ることはできるものの少し無理をしているという感じでした。心拍計がない時のことなので心拍がどうだったかは今は知ることもできませんが、心拍が今より高かったわけではなく「耐性」がなかったのだと思います。ですが、ホイールタイヤを変えたことにより物理的には回しやすくなったことで、肉体的(筋力的)な負荷が少し和らいで30km/hを超えて走る場面を意図的に増やすことにより、結果的にその状態での心拍の「耐性」が上がっていったのではないか?と考えます。

 

現在、私が35km/hを維持して走る場合は心拍が170拍以上になっているのですが、以前はその状態は続けることができませんでした。できて数百メートル。そして、梅雨時期に雨続きで1週間とか10日間とか走れない日が続いたときに私が感じたのは、その35km/hの維持ができなくなってきているということ。それだけではなく全体的にパフォーマンスが落ちていることを感じていました。

 

心拍計を導入してから、休んだ日が長いとどう心拍が変化するのかを見てみたのですが、1日ではほぼ変化なし、2日はやや走り始めの初期心拍が高いけれど問題なし、3日は初期心拍が5以上上がるのと心拍もやや上がりやすくなる。そして4日休むと初期心拍は10以上高く、走行中の心拍もかなり上がりやすくなり上がった心拍も下がりにくくなるという結果で、私の場合は1~2日の休みならほぼ問題なし、3日なら少し問題が出てきて4日休むとダメっぽいですね。1週間とか10日走らないと完全にダメになるということです(笑)。

 

※ツールを走るようなプロでも1日でも休んだら調子が出ないという選手や、1日休んでも問題ないし逆に休まないと調子が出ないという選手もいたりしてそれぞれだそうです。

 

まぁ、これは40代のおっさんだからで、若い人だとその辺の事情も変わってくるとは思いますが、ほとんどの一般サイクリストの人は週一回しか乗ってないわけで、私の心拍データから見るとそれでは30km/h以上のスピードを出すということは一苦労なのではないかと思えます。

 

※土日祝日に走ると週一サイクリストの方を多く見かけます。最近だと連日の雨が明けた次の日とか特に。何故週一サイクリストだとわかるかというと、私が走っているとすぐに追いついてしまうからなんですね。私はあまり追い抜かすのが好きではないので、後ろにピッタリつかないようにある程度の距離を取って付いて行きます。速そうな人だと遅く走っている場合でも後ろから見てるだけでわかっちゃいます。

 

私の場合は週一回ではなく週数回走っていたわけで、きっかけはタイヤホイールを変えたことですが、週一回の一般サイクリストがホイールを変えて巡航速度を上げることができる可能性は低いと考えます。週一回しか走れないとすると6日間乗らないので、上で書いたように心拍の耐性を上げようがなくなります。ただ、耐性が全然上がらないということはなく、週一回でも継続して乗っていれば5年とか10年スパンでは一定の耐性までは持っていけるとも思います。それと同時に乗車スキルも上がるのでペダリングの効率化等で補える可能性はあると思います。

 

色んな方面で言われていますが、結局はエンジン次第その人の頑張り次第だということなんですね。機材を良くすることはきっかけでしかなく、それを生かすも殺すもその人次第。大切なのは心肺の能力とそれに見合った筋力脚力ということなんです。頑張れば速くなるのは可能だけど、頑張らなかったら今とあまり変わらない。

 

「頑張りたくないけどちょっとは速くなりたい」というのであれば、高価なホイールも有用だと思います。ちょっとでも軽くなったら漕ぎ出しは少し軽くなるでしょうし、ヒルクライムも少しは楽になるでしょう。そこにいくらつぎ込めるのか?ということだけです。趣味の世界ですから高価なホイールを所有しているという満足感や、見た目を重視する場合も有用でしょう。どこそこのブランドの高級ホイールで走っているんだという満足感で、ロードバイクに乗るモチベーションも生まれますしね。人それぞれです。

 

機材がどうであれ、速くても遅くてもそれは人それぞれなので私は趣味の世界何でもありだと思います。ただ、大して速くない人が安価な機材に対して安易に「クソ」と言っていることに違和感を感じます。対して、速い人って安価な機材に対して寛容というかRS21の評価でもそうですけど、ちゃんとその機材の立ち位置を見ているというか適正な評価が出来ていると感じることが多いんですよね。これ、なんなんでしょうかね?

 

私の偏った見方なのかもしれませんが、機材に頼って速くなろう(もしくはその機材がないと自分の走りが出来ないと思い込んでいる)とする人はその言い訳のような感じで、自分が所有することを許容するグレードの機材以外は「クソ」であってほしいという願望があるのかもしれません。(あくまでも私の個人的な意見なのでそうじゃないという人もいると思います)

 

私は逆に、今の自分の機材に関しても「ホイールとかタイヤとかブレーキとか変えたけど、実は変えなくても十分走れるんじゃないか?」と常に思ってしまいます。で、そういう答えにならないようにというわけでもないのですが、昨日よりも速く走れるようになれたらいいなと考えて日々走っているわけなんですね。