おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

ホイール+タイヤ+ブレーキ交換

今日は良い天気で、前にも行った地元サイクリストのヒルクライム練習場の小山まで走ってきました。まぁ、最近は土日に走れたらここに何度か行っているので、いつものコースに飽きてきた頃の息抜きコースになっている感じです。

 

前回の記事で書いた通り、ホイールとタイヤとブレーキを交換したので、今日はそれらについて書いてみます。

 

まず、ホイールです。

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シマノの「WH-RS610」にしました。

シマノでは一番安いチューブレスタイヤ対応のホイールです。

 

これの上に有名な「WH-6800」というアルテグラグレードのホイールがあるんですが、そっちの方が軽くて1万円ほど高いです。が、値段の問題というわけではなく、6800よりもRS610の方が「硬い」ということなので、ロングライドよりも日常のトレーニング重視の私にはRS610の方が良いのではないか?と考えたからです。

 

それと、アルテグラは今年か来年にモデルチェンジするので、もしロングライド用に買うとしてもワイドリムに対応するかどうかを見てからにしたいなと思いました。

 

そして、タイヤ。

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チューブレスタイヤはクリンチャーよりも圧倒的に種類が少ないので、選択肢はほとんどありません。ということで、無難なIRCの「FORMULA PRO」にしました。

 

無難なんですが、個人的にはロゴが全部白一色でシックな見た目がいいなと思っているので、今後も他の派手目なタイヤにはせずにこれを使っていくと思います。まぁ、未来のことはわかんないんですけど…。

 

最後に、ブレーキ。

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個人的にはかなりの想定外だったのですが、「DURA-ACE(BR-9000)」です。

 

お前、SORAで十分って言ってただろ!

 

はい、その通りです(笑)。

これ使ってみた今も「SORAで十分だなぁ」と思ってますよ(笑)。

その辺はまた後で触れたいと思います。

 

DURA-ACEは昨年に最新のR9100シリーズが出てますが、そっちにしなかった理由は「見た目」が一番の理由ですかね(笑)。R9100は比較的細身なRNC3等のクロモリに似合わないと思ったからです。なんだかゴツゴツした感じで、カーボンバイクだったら最高に似合うと思うんですが…。あと、9000の方が在庫処分でちょっと安かったから(笑)、というか9000の方がよかったので安くなってて好都合だっただけですけど…。

 

で、変えてみてどうだったかということなんですけど…。

まず、私のスペックのおさらいから。

 

身長 164cm

体重 55kg

能力 ロードバイク歴半年で総走行距離4,000km弱の初心者

機材 ANCHOR RNC3EX

タイヤ空気圧 前730kpa 後760kpa(標準のRR3Xと同じ)

 

まず、乗ってみて最初に思ったのが「漕ぎ出しが軽い」ということでした。

標準のホイール+タイヤよりも軽くなっているので当たり前のことですね。

でも、この部分はすぐに慣れる程度の違いです。

 

次に、これは確実にタイヤの性能なんですが、乗り心地がさらに良くなりました。

 

標準のブリヂストンRR3Xは乗り心地悪くないと思っていたのですが、比較すると硬いんだなということが分かりました。ただ、乗り心地の良いと言われる高性能クリンチャータイヤを使ったことがないので、それとの違いはわかりません。

 

今までの段差や路面の凸凹を通過する時の印象が「ガンッ!」や「ドンッ!」だったとしたら、IRCの「FORMULA PRO」は「トン」といなす感じでかなりお尻に優しいです。それと同時に、RR3Xの時はフレームやホイールで衝撃をいなしていたのがわかったのですが、「FORMULA PRO」だとタイヤでの衝撃吸収が良いので、フレームやホイールでの衝撃吸収がほとんどわかりません。わかりにくいですが、タイヤでの衝撃吸収が大きくなったので、いままでホイールやフレームでいなしていた衝撃吸収が感じにくくなったということです。

 

乗り心地が良くなったというと「ふわふわ」な感じを想像するかもしれませんが、今までが硬さで「跳ねていた」からお尻に響く影響が大きかっただっただけで、「FORMULA PRO」は瞬間的に段差にあわせて「ペコ」っと凹んで跳ねにくくなったことで、路面追従性が上がったからと言えると思います。

 

路面追従性が上がったからか、一番大きく感じた違いは「良く転がる」ということです。

これは、ホイールの性能なのかタイヤの性能なのか正直わかりません。

 

同時に交換してしまったのでそういう感想になるのですが、ホイールの真円率も上がっていますしタイヤの転がり抵抗も下がっていると感じているので、両方の相乗効果だとも言えます。ハブの回転性能は良くなった気もしますが、標準のSORAハブも悪くなかったのでイマイチわかりません。

 

「良く転がる」ってどういうことかというと、より軽いホイールにして「漕ぎ出しが軽くなった」というのはよくある感想なんですが、それとは違って漕ぎ出し領域以外にも抵抗感がより少なくなったという感じです。巡航や高速域およびダウンヒルでの話も含むということになります。

 

巡航では今までより少ない労力で回すことができるようになりました。

 

よく言われる「ギア1枚軽くなった」のようにはいきませんが、ギアにして「0.5~0.7」程度は軽くなったと感じますので、今まで「18Tだとちょっと重いけど19Tだったら軽いかな」というところだと18Tで行けるようになったという感じです。

 

高速域(と言っても私の場合は40km/h前後~ですが…)でも今まで感じていた抵抗感が薄れて、条件によっては+5km/h程度高い速度で走ることが出来ます。ダウンヒルでも速度の乗りが良くなったと感じるので、タイヤの転がり抵抗やハブの回転性能が相乗して上がったと言えると思います。

 

ダウンヒルの話をしますと、タイヤの性能がいかにコーナリングの安定感に繋がるかということを実感しました。

 

標準のブリヂストンRR3Xの場合は「これはオーバースピードかな」という状況でコーナーへ入ると、外側へ流れる感じでいわゆるアンダーステアになり曲がれるようにブレーキでコントロールしていたのですが、「FORMULA PRO」の場合は今までの感じではコーナリングが破綻する感じが全然ありません。

 

今日も行った小山のダウンヒル(つづら折りのダウンヒル)で私の場合は40~50km/h程度の速度になるようにブレーキングで速度維持し、大体30km/h前後でコーナリング侵入してその後はオーバースピードならばアンダーにならないようにブレーキでスピード調整しつつ抜けていたのですが、30km/h前後で突っ込んだままタイヤのグリップを生かして抜けれるようになりました。しかも、まだまだ余力がある感じです。倒しこんだ時の安心感が別次元で、RR3Xのグリップ感の頼りなさが良く分かりました。

 

で、ブレーキの話に繋げます。

 

今日、この小山のヒルクライムに行ったのもダウンヒルでBR-9000の性能を試すためでもあったのですが、ダウンヒルで下ってる最中に「あれ?タイヤのコーナリング性能が段違い過ぎて、ブレーキの制動性能なんて比較する意味ないやん!」と思ってしまうほどでした(笑)。ロードバイクに乗り始めて初めて「ダウンヒルってコーナーで吹っ飛びそうで怖い」って思ったのは、ダウンヒルに慣れていないのと同時にタイヤのコーナリング性能が低かったからで、タイヤの性能が上がったらブレーキングで必要以上に速度を落とすこと自体があんまり意味ないってことになるんですね。

 

ということはですよ、「SORAで十分」(ドヤァ)ってことですよ(笑)。

 

まぁ、それは話半分だとしてもブレーキシューを変えるだけで全然問題ないと言えます。

元々、平地でもSORAブレーキで問題なく停止できるわけですから、ダウンヒルを考えてシューを交換するだけで制動力は十分確保できるのです。

 

なので、

初心者はブレーキよりタイヤを先に変えましょう(笑)。

 

じゃぁ、私が変えた「DURA-ACE」のブレーキは意味がないのかというと、そういうことではありません。SORAのブレーキの制動力自体は必要十分なんですが、DURA-ACEを使ってみて決定的に違う部分があります。(105やアルテグラを使ったことがないのでそれらの性能はわかりませんが…)

 

それはコントロール性です。

 

DURA-ACEのブレーキコントロール性能幅が「100」だとすると、SORAのブレーキコントロール幅は良く見積もっても「50」程度しかありません。つまり、DURA-ACEの方がより細かくブレーキの効きをコントロールできるということです。しかも、同じブレーキケーブルを使ったとしてもブレーキレバーの引きはDURA-ACEの方が圧倒的に軽いです。引きが軽いのでコントロールしやすいし、さらにコントロール幅が広いので細かくブレーキの効きを調整できることで速度調整が自由自在です。

 

コントロール性が良いことによってある種のデメリットもあります。

それは、SORAと同じ感覚でブレーキをかけると止まりません。

 

これは、ブレーキのストローク比でのことで、SORAで十分な制動力があるストローク量で引いてもDURA-ACEの場合はさらに奥の領域で強力な制動力が立ち上がるので、DURA-ACEに合わせたブレーキングをしないと思ったより止まらなくて「おっとっと」となります。SORAは握った後は握力で効きをコントロールする感じですが、DURA-ACEはレバーのストローク量で効きをコントロールする感じなので、DURA-ACEの方が少ない力でより大きい制動力を得られます。

 

まぁ、これらは慣れの問題ですけどね~。

 

私は制動力自体は「SORAで十分」だと思っているので、ブレーキを変えるとすれば「コントロール性能」を最重視したいと考えました。であれば、中途半端な105やアルテグラを買うよりは、DURA-ACEにした方が手っ取り早いし後腐れないと思ったのです。で、思った以上のコントロール性能だったのでDURA-ACEにして良かったということになりました。

 

まだ書きたいことがあるのですが、長くなったので別の記事で書きたいと思います。

でわ。