おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

ロードバイクの免許制度

今日も強風の中、50km走ってきました。

今週も天候に恵まれて6日間走り、週間距離は310kmとまた記録更新です。

 

休んだ一日も晴れだったので、走ろうと思えば走れたのですが、さすがに疲労が溜まっている感じがしたので、メンテナンスデーにしてチェーン清掃等に当てました。休息翌日のライドがかなり調子が良くて、やっぱり休息日は必要だということです。

 

さて、前回のつづきで、自転車の交通ルールは「自転車ユーザー」への啓発だけに終わっていて、同じ道路を共有する「自動車ドライバー」への啓発はまだまだではないか?ということに関して書きたいと思います。

 

ネットで自動車ドライバーの意見を見てみると、ロードバイクに対して大まかに「邪魔」「ルールを守らない」等の意見が見て取れます。

 

「邪魔」に関してですが、車道を走っている自転車に対して「邪魔」と思うのは個人の勝手ですが、「自転車は原則車道走行」が決められている以上、「邪魔」と思っても道路の共有者として尊重すべきです。つまり、「邪魔だなぁ~」と思っても普通に抜いて行けば良いだけなのです。「邪魔」だからと言って、不必要なクラクションを鳴らしたり、幅寄せ等の危険行為を行っても良いことにはなりません。当たり前のことですよね?大人であれば普通にできることです。大人であれば。

 

「ルールを守らない」に関して、本当にそうなんですかね?

 

私の走ってる地域では、ちゃんとヘルメットをしてロードバイクに乗っている人であれば、ルールを守ってない人なんて見たことないです。逆走車には結構会いますが、学生とか子供に多いです。年配の方なんかもちゃんと左側通行してますよ。車道を走っている自転車で信号無視してる人も見たことないですし、ロードバイクに乗っている人って交通ルールへの意識高いと感じるんですけどね?私の地域は田舎なので、都会ではルール違反が横行しているのかもしれませんが…。そのルール違反のロードバイクって本当にロードバイクなんですかね?

 

で、やっとタイトルの「ロードバイクの免許制度」なんですが、その比較的ルールを守っていると感じるロードバイクに対して「免許制度にしろ」という意見があるわけです。私自身、免許制度になったところで別に困らないですし、どっちかというと「自転車の」免許制度には賛成です。

 

ただし、「ロードバイクは免許制にしろ」と言っている人が、「普通の自転車は通学や買い物等の日常使用に支障が出るから免許制度の除外」と言っていることが滑稽です。私が自転車に乗っている人を見てきた感覚から言わせてもらうと、その普通の自転車に乗っている人こそ免許制度が必要なのでは?

 

私が自転車の免許制度を賛成と思うのはロードバイクに限っての話ではなく、「自転車全般」の話です。

 

ですが、自転車のルール程度であれば学校なり職場なり地域なりでの学習で理解できるはずなので、それを徹底すれば良いだけだと思います。先に上げたように、学生や子供が普通に逆走しているのは学校での自転車ルールの学習が足りてないだけではないでしょうか?歩道から車道へ安全確認もせずに飛び出してくるのは決まって学生です。

 

私の走るルートに県立の大学があるのですが、その大学の前の道路に「○○大学の学生は自転車の左側通行を徹底しよう!」と看板が立っていました。すばらしいですね。そのまわりで逆走している大学生はほぼいません。教育や学習というのは大切なことです。

 

で、「ロードバイクは免許制にしろ」と言ってる人って結局何に対して腹を立てているのでしょうか?

 

色々と意見を拾っていくと、「調子こいてる」とか「趣味で公共の道路使うな」とか意味不明なことしか言っていません。「調子こいてる」ってどういうことなんですかね?普通に法律で許可された車道を走っているのに「調子こいてる」とはどういうことか意味不明です。「趣味で公共の道路使うな」?謎です。私は、趣味で県内や他県へ自動車でドライブがてらに美味しいものを食べに行ったりしてますが、それもダメなことなのでしょうか?連休に車で行楽地へ出かけて渋滞作っている自家用車達は許されるのでしょうか?

 

何が言いたいのかというと、自動車ドライバーのロードバイクに対する敵意というのは「邪魔」の一言に集約できるということです。現状、車道を走っているのはロードバイクだけです。通学や買い物等で自転車を使っている人はほぼ車道は走りません。つまり、車道を走るロードバイクが「邪魔」でたまらないから難癖でも付けてどうにか排除したいということなのです。

 

一般人はたとえ「邪魔」だと思っていても、普通にタイミングを見て抜いて行くだけです。当たり前のことですよね?敵意のある人は不必要なクラクションを鳴らしたり、危険行為である幅寄せをしたりします。「邪魔」だというだけで。なので、ロードバイクに乗る人を減らせるように「免許制度」の話を出してくるのだと思います。

 

先日、12月2日に「自転車活用推進法案」という法案が衆議院で可決され、来春にも施行されるということで、自転車(主にロードバイク)を「邪魔」であり排除したいと考える自動車ドライバーにとっては真逆の方向へ向かっている現状なので、思い通りにはいかなくなってきましたね。

 

でも、ロードバイクが「邪魔」だと思われていることは事実なので、自転車も自動車も同じ車道を使う仲間と多くの「自動車ドライバー」が認めるまでに、自転車ユーザーが出来ることを次回は書きたいと思います。