おっさんの外部記憶装置

40代おじさんのブログ

同じロードバイク仲間なのに、ロードバイクの車道走行や速度に関して苦言を呈する人たち

関西は台風で酷い被害があったと思ったら北海道で地震

今年は自然災害が連発してますね。

どうも、おっさんです。

 

こう立て続けに災害が起こると「日本終わりだ」とか悲観的なことを言う人が出てきますが、そもそも日本は昔からこういう自然災害が多発するもので、それでも人々が協力し助け合って今日の日本を創り上げてきているという事実を理解していない場合が多いんですね。

 

東日本大震災の時にも海外から賞賛を浴びたように、日本人は困難な時ほど助け合い励まし合い進んでいくという部分から、何気ない日常でもその精神で平穏に暮らしていける国民であるということなんですね。

 

何も、急に今の日本が出現したというわけではなく、大昔からの積み重ねで今の日本が存在しているわけです。それは、自然豊かな日本というだけではなく、自然の驚異と向き合ってその脅威に直面した場合には人々が助け合うということで乗り越えてきたことで、今の日本人像が出来上がっているのです。

 

こういうことって、本来は家が代々続いていて自分の親の前にその親である祖父祖母の代があり、その前がありまたその前があり、なんてことは自分の家の「墓参り」をしていれば自然と身に付くことなんですが、現代ではそういう代々の繋がりが見えてこないような家族構成になっているということも、一つの問題だと思います。

 

それはさておき…

 

ロードバイクに乗っているという私などと同じ趣味趣向の人でも、他人のロードバイク乗りに対して「車道走行」や「走行スピード」に対して苦言を呈している人たちがいたりします。

 

それは、ブログやYouTubeで見かける人たちなんですが…

 

30km/h程度の自転車が車道を走行したら

           自動車に迷惑がかかるだろ!

何が自転車は原則車道走行だ!

           迷惑になるから歩道を走れ!

 

とか…

 

原付が30km/h制限なのに、

  自転車がそれ以上で走ったら危険だろ!

     ロードバイクは30km/h以下に自粛しろ!

 

なんて言う人がいます…

 

百歩譲って、これがロードバイクに乗らない人だったらわからなくはないですが、同じロードバイクに乗っている人たちなんですね…

 

まぁ、言ってしまうと、この人たちは30km/h以上で走らない(走れない)人たちです。

 

誤解のないように言っておきますが、私は別にそういう30km/h以上で走れない人たちを馬鹿にしているわけではありません。走れないなら走れないで良いんですよ。ただ、自分が走れないからといって他人にまで縛りを設けないでもらえますか?

 

まず、自動車の迷惑になるから「原則車道走行」は無視して「歩道を走れ」とか言ってる人なんですが、この人は結構な割合でロードバイクで歩道を走っているそうです。歩行者がいる場合は声をかけて抜いたり、一旦車道に降りてかわすとのことでした。まぁ、当たり前っちゃぁ当たり前の行動ですよね。

 

それはいいんですが、歩道ってそんなに速度出せます?私は歩道は走りにくいし、田舎なんで歩行者がほとんどいないと言っても全くいないわけでもなく、危険なのでほとんど走らないのですが、前によく行っていた都市部(田舎の都市部ですよ?)を抜けて行く場所のヒルクライムへ行く場合は、交通量の多い幹線道路を通らなければいけないので歩道を走ることがあったんです。でも、歩道って基本的に一段上がったようになっていて、脇道をまたぐ場合なんかは段差になっていてほとんどスピード出せないですよ?シティサイクル(ママチャリ)だったら躊躇なく走れるかもしれませんが(歩道を爆走しているのはシティサイクル)、ロードバイクは段差通過のショックが大きいので、ゆっくり腰を浮かせながら通過しないといけなくて、まともに走れません。

 

それが、どんなに長くても数百メートルに1回とかある歩道で、ある程度の速度出して走れますか?私は無理です。個人的には、それでも「歩道を走れ」とか言われたらロードバイクに乗る意味があるのか疑問に思ってしまいますね。そもそも、歩道を走る場合は「徐行」なんだし。

 

あと、ロードバイクは30km/h程度の走行なので自動車の邪魔になるっていうなら…

 

原付は邪魔にならないの?

 

おそらく、この疑問にはこう答えると思いますが…

 

30km/hで律義に走ってる原付なんていない

 

あー、法律違反を肯定しちゃうわけだ。

 

まぁその通りで、原付って現状30km/hで走ってることはほぼなくて、自動車と同じような速度で走ってる場合も多々ありますよね。もう少し法に寄ってる場合でも、メーター読みで40km/hを越えないようにとかね(ギリギリ検挙されないような速度で)。

 

ちなみに、私がサイコン読みで35km/h付近で走ってた時に、後ろから原付がゆっくり追い抜いて行ったことがありますが、追い抜いた後全然離れて行かないんですね。私の前をずっと走るわけです。排気ガスを私に当てながら(笑)。おそらく、自転車だから「抜かなきゃ」と思ったけれど、意外と速くて検挙ギリギリアウト(笑)の速度で追い抜いたが、メーター読みで検挙されない速度に落としたので離れて行かないと。自動車でも原付でもそうですが、メーターって実測がそのまま表示されなくて少し高めになるんで、メーター読みで40km/h以下にしようとすると実測は35~37km/h程度にしかなりません。

 

別の見方をすると、こういう人って原付も「邪魔」なんで「歩道走れ」って言ってるのと同じなんですが、気付かないんだろうなぁ。

 

そして、原付が30km/h制限なんだからロードバイクもそれ以下で走れって言ってる人。まぁ、一言で言うと「意味不明」ですね(笑)。この人も上の原付が実際に走ってる速度を肯定するのであればさらに。

 

でね、実は話の本題はここじゃないんです。

この人たちがどういうロードバイクに乗って、機材に対してどういう主張をしているかということ。

 

「歩道走れ」の人はアルミロードでコンポは多分ティアグラなんですが、コンポは後悔していて105にしときゃ良かったと思っているらしく、「初心者は105以上を選べ」といういつものやつでした。ホイールはレーシングゼロということです。あと、初心者でも初めからSPD-SLにしろとも言ってました。

 

「30km/h以下に自粛しろ」の人はレース系ミドルカーボンロードでコンポはアルテグラのがメインで、他にも数台所有しているようです。

 

この人たち、自転車レース見たことないんですかね?

自分が乗ってる自転車がどういう自転車か知らないとしか思えないですね。

 

あ、別に公道でレースと同じような走りしてもいいって言ってるんじゃないですよ?公道は公道で法律を守って、さらに他者になるべく迷惑にならないように走るのは当たり前です。その中で、ロードバイクの性能を使って走るのは何の問題もないということですヨ。

 

重ねて誤解のないように言いますが、好きなロードバイク機材に乗るのは何の問題もないです。自分の気に入ったものに乗ればいいですし、自分の気に入った機材を使えばいいです。それぞれの趣味なんですから。そして、そのロードバイクや機材で速く走れなくても馬鹿にされるようなことはありません。

 

ただ、「歩道走れ」って言ってる人が「初心者は105以上を選べ」とか「初心者からビンディングだ」とか「レーシングゼロ買った」とか違和感しか感じません。これが、「他の人はどうか知らないけれど、自分は歩道を走るよ」だったらまだわからなくはないですが。(それでもこの人が歩道で出してるスピードは気になるが…)

 

こういう人たちって全てが「ファッション」なんですね。

別に「ファッション」でもかまわないんですよ?

他人に意味不明な指図をしないのであればなんですが…。

 

昔、私より上の世代なんですがサーフィンが流行した時代に、実際はサーフィンをしないけれどサーファーの恰好をしてサーフボードを持ち歩いてる人がいたんですよ。その人たちを「陸(おか)サーファー」って呼んでました。「ファッション」としてのサーフィンですね(実際にサーフィンはしないんですが笑)。

 

今回の話に例えて言うと、その「陸サーファー」の人たちが、実際にサーフィンを楽しんでる人たちに…

 

波に乗るとか危険だから陸でナンパでもして楽しもうぜ!

 

とか言ってるのと同じようなもんです(笑)。

陸でナンパしたけりゃ勝手にしてろって話。

「ガチ勢」という言葉に過剰反応する人

どうも、おっさんです。

今回は、前にも紹介した某初心者向けブログの記事について書いてみます。

 

「ガチ勢」じゃないので安くていいタイヤ教えて

 

という質問が、某初心者向けブログに寄せられたという話。

 

このブログ主の方は高級タイヤ以外は「クソ」なので、完成車でロードバイクを買ったとしてもそのタイヤは「即ゴミ箱行き」なんだそうです。もったいないおばけ(古い)が出そうですね。

 

タイヤをケチる人は「安全意識の低い人」ということらしいです。

私は別にそんなことないと思います。

 

レースにも出ない素人なのに、スプロケのトップが14Tだとダウンヒルで困るとか言ってる人と比べたらねぇ。

 

高価なタイヤと比較すればグリップは劣るかもしれないけれど、別に安いタイヤでも普通にその辺走ってるぐらいなら何の問題もありません。普通に走れて普通に曲がれて普通に止まれますよ?

 

で、まず、このブログ主は「ガチ勢」という言葉に噛みついてました。

 

ロードバイクで「ガチ勢」というのは一般的にはレースに出て順位にこだわる人ってことなんですが、そういう人であればある程度スピードを出すし、ダウンヒルでもある程度のグリップの無いタイヤでは順位を確保できないでしょうから高性能なタイヤが必要になるのはわかると思います。

 

質問した人は、そういう「ガチ勢」じゃないので安くていいタイヤを教えてほしいってことなんですよね。

 

ところが、ブログ主はその「ガチ勢」という言葉が気に入らなかったらしく…

 

ロードバイクに乗ってる人を「ガチ勢」と

     それ以外にカテゴライズする意味がわからないっ!

 

と激オコ(かどうかは知りませんが笑)でした。

いや、こっちが意味がわからないです(笑)。

 

「ガチ勢」の意味は上で説明した通りがロードバイク界隈では一般的です。

ブログ主は「だったら自分はどっちなんだ?」って言ってましたが…

 

あなたは「非ガチ勢」で間違いありません(笑)

 

だって、レースに出てないですから。(当たり前の話)

ちなみに私も「非ガチ勢」です(笑)。

 

あ、ブログ主は「非ガチ勢の人=交通ルール守ってない人」っていう受け止めだったらしいです(笑)。

 

いやいや、交通ルール守らない人にガチも非ガチもありませんから(笑)。

 

でね、このブログ主が「カチン」ときた理由はある程度推測できます。

本人は違うって言うかもしれませんが、そうだとしても無意識の苛立ちでしょう。

 

ブログ主はレースにも出ないのに高級タイヤしか履かないどころか、安いタイヤは全部「クソ」と公言していることは知られてますから、そんなブログ主に対して「ガチ勢じゃないから安いタイヤ教えろ」と言われて…

 

俺はレースにも出ない「非ガチ勢」なのに

  安いタイヤは「クソ」と言ってることに対する皮肉か?

 

という、質問者に対する苛立ちですかね。

今まで見てきた個人的な感想ですけど。

 

根本的な話しですが、普通に販売されているロードバイク向けのタイヤで「まともに走れないタイヤ」なんてありません。その中で、それぞれの走行環境に合わせてタイヤを選んだらいいだけです。(もちろんそれぞれの細かな品質の違いはありますよ?)

 

高級タイヤなら安価なタイヤより軽かったりグリップが良かったり乗り心地が良かったりするわけなんですが、今回の質問者のように「街乗り」やちょっとした「ツーリング」「ロングライド」で使う場合は別に高級タイヤじゃないと「危険」なことになるということではないのです。

 

ブログ主が

 

「俺は高級タイヤしか履かない、

   なぜなら高級タイヤの良さをわかってるからだ!」

 

って思うのは自由だし勝手にすればいい話なんですが、安いタイヤを履いている人を「安全意識が低い」とか言ってしまうのはどうかと思いますね。

 

例えば、自動車のタイヤ、高級ハイグリップタイヤ履いている人って全体のどれくらいですかね?

ブリヂストンポテンザとか、ダンロップのディレッツァとか、ヨコハマのアドバンとか…

ほとんどいませんよ?

 

高級タイヤじゃなくても普通に走って曲がって止まれるんですから。

 

レースに出るでもなく機材に異様にこだわる人って、こういう根本的な部分を勘違いしてることが多い印象ですネ。こういう人には気を付けてください~。

8月終わり

また台風来てますね凄い奴が…みなさんも気を付けて下さいね。

どうも、おっさんです。

 

もう8月も終わり。

 

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今月の走行距離は436kmでした。

ちょっと伸びましたね(笑)。

まぁ、でも今年は全然距離走ってない。

ここまでの2018年総距離は3,272kmです。

あと4ヵ月でどれくらい走れるのか…?

月500km走れたら年間5,000km越えますが…。

一応、目標は6,000kmに設定してます。

基本は「距離より強度」ですけどネ。

 

今月はRNC3の復活が一番大きいですかね。

nicolarossi.hatenablog.com

フェニックスとのタイム比較もできましたし。

nicolarossi.hatenablog.com

両車の速さや乗り味の違いを再認識できました。

で、思ったのが「機材差って何よ?」ってことです。

その辺は、今後また記事にしていきたいと考えています。

 

あとは、40kmTTタイムの更新。

nicolarossi.hatenablog.com

ガーミン先生の計測で40kmTT、1時間19分17秒と念願の?1時間20分切り達成。

それと同時に、平均速度も30km/h越えということになりました。

まぁ、信号とか給水でストップありタイムなので本来のTTではないですが(笑)。

パワーメーター導入

台風大丈夫でした?

どうも、おっさんです。

 

最近晒してるデータに「パワー値」がチラチラしてるので今更ですが、先月からパワーメーター(正確にはパイオニアの”パワーセンサー”ですが…)を導入して走ってみましたので、ちょっと感想を書いてみたいと思います。

 

私が導入したのはこれです。

pioneer-cyclesports.com

イオニアのパワーメーターは通常ペダリングモニターといって、手持ちや新品のクランクをパイオニアに送って、そのクランクにパワーセンサーを取り付けて送り返してもらうという手順が必要なんですが、これはR8000アルテグラの左クランクにパワーセンサーを取り付けた状態で売っています。

 

ただ、売っていると言っても限定販売?のようで、現状ではAmazonでしか販売していないようです。私もAmazonで購入しました。

 

イオニアペダリングモニターはパワー値を計測することはもちろん、ペダリングの際にかかる力の方向を計測できるということが売りで、その力のかかり方や方向でペダリングの「効率」を%で出せるのが最大の特徴です。(もちろん他のメーカーのパワーメーターにも同じような製品があります)

 

なんですが、私の導入したパワーセンサーは簡易版なので単にパワー値しか計測できません(+ケイデンスも計測できるので別途のケイデンスセンサーはいらなくなります)。そして、左クランクだけしか計測できないので両足のパワーバランスは見られません。(左で計測したパワー値を倍にして表示するだけです)

 

機能的にはデメリットが発生しますが、最大のメリットはその価格です。ペダリングモニターは左右セットタイプで税込14万円程度、ペダリングをモニタリングするサイクルコンピューターが税込3万2千円程度とかなり高価です。

 

対して、パワーセンサーは税込5万4千円程度で導入できます。(しかも私は10%OFFセールの時に買ったので5万円以下で買えてしまいました笑)私はとりあえずパワー値が見れたらいいのでコレにしました。

 

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正直、私みたいなレースにも出ないような素人には、パワーメーターとか宝の持ち腐れでしかないのですが、とりあえず試してみたかったというのが一番の理由です(笑)。

 

パワーメーターで何がわかるのか?

 

まず、自分が出してるパワー値がわかります。当たり前ですね(笑)。

当たり前なんですが、これだけで世界が変わります。

 

YouTubeなんかでパワー値を表示してる車載動画がありますが、パワーメーターを使ったことがない人が見ても、そのパワー値がどれくらいのモノなのかさっぱりわかりません。例えば、パワー300w以上で40km/h以上の巡航をしている車載動画があったとして、素人が見て単に凄いなとは思いますが、それがどのくらい凄いのかはわかりません。

 

ところが、私の場合はパワー180w程度で35km/h程度の巡航が精一杯なので、上の人の数値が別次元なのがわかり、どのくらい凄いのかがわかるわけです。

 

これ大事なんですね。

モチベーションに繋がる情報ですから。

 

パワー値がわかる価値というのはそれだけじゃなくて、自分がどれだけの強度で走っているのかが常にわかるというところにもあります。

 

実走で走る道路は平坦ばかりじゃなく登ったり下ったり、向かい風だったり追い風だったりしているわけですが、それが微妙な下りだったり微妙な追い風だったりすると、スピードだけで管理した場合には強度が分かり辛かったりします。私の場合もパワーのデータを見てみると「あぁ、ここの区間はちゃんと踏めてないな」というところがわかりました。

 

あとは、ヒルクライムの場合も強度の管理をしやすくなります。ヒルクライムの場合は登りは登りで変わりませんが、勾配がその都度変化するのでスピードやケイデンスだけだと強度管理が難しくなります。パワー値が見られると一定の強度を維持しやすくなるということです。

 

平坦でもヒルクライムでも、タイムを縮めようと思ったら「今までよりも速く走る」ということが必要になりますが、これもパワー値がわかればやりやすくなります。タイムアタック区間全体のパワー値を今までよりも上げたらいいだけですから。(まぁそう簡単にはできませんけどね笑)

 

ということで、先日の40kmTTタイム更新にはパワーメーターが関与しています。

走っている最中は200w以上出すことを目安にして走りました。

そのおかげです。

 

インターバルでのパワートレーニングした方が効率がいいんですが、実走ではやり辛いですし私のレベルだったらこのやり方でも十分かなと思っています。極端に言えば、このやり方ならパワーメーターなくてもできるんですが笑(例えばギアを一つ上げたりケイデンスを上げたり)、やっぱりパワー値が分かった方がやりやすくなりますね。

40kmTTタイム更新

どうも、おっさんです。

ガーミン先生の40kmTTタイム更新しました。

 

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前の40kmTTとはコースが若干違いますが、前回(2018年3月31日)から1分20秒更新しているので同じコースだったとしても更新だと思います。(前回コースとの違いは、自宅からアタック開始場所までのアップ区間約1.5kmを排除したのと、自宅ゴールだったのをアタック開始場所へのゴールに変更したことです)

 

ガーミンの計測タイムよりSTRAVAのタイムは若干長くなるのですが…

 

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長くなっても平均速度30km/hを越えました。

ちなみに、ガーミンのタイムは1時間20分47秒でした。

 

更新できた要因はおそらく「気温」です。

 

温度の項目見てもらえばわかりますが、先日やった「カーボンとクロモリはどっちが速い?」

 

nicolarossi.hatenablog.com

では、35~37℃という平均気温でしたが今回は31℃です(それでも暑いですけど笑)。

 

正直、「最近走力落ちてるなぁ、涼しくなったら鍛え直しだな」と思っていたので、遅くなってるのが暑さの所為だとわかってホッとしてます(笑)。

 

今日は天気は曇りで良くなかったのですが、おかげで気温が比較的低く風は平均4m/s強(南)ぐらいでした。というように外因的なコンディションが悪くなかったのと、身体的なコンディションも良かったでのです。心拍は最大191拍平均174拍で比較的高めなんですが、走行中はほとんど心拍に関する苦しさは感じませんでした。調子が悪い時は「苦しいなぁ今の心拍は…185拍か…そりゃそうだよなぁ」という具合なんですが、今日は「全然苦しくないけど今の心拍は…え?185拍?調子いい!」これです(笑)。

 

ただ、天気予報ではまた一週間ぐらい不安定らしいので、走れなかったら走力落ちそうなのが…。

40代おっさん素人がロードバイクを組み立ててみて感じたこと

どうも、おっさんです。

 

今回は、2台目のロードバイクをゼロから組み立てたことと、1台目のロードバイクをオーバーホール(バラシてクリーニングして再組み立て)してみて感じたことを書いてみたいと思います。

 

私はロードバイクに乗り始めてから2年経ってない素人で、2台目のロードバイクを導入するにあたってまっさらなフレームから必要なパーツや工具を用意して組み上げ、1台目のロードバイクは分解して整備して再組み上げまで行いました。

 

新たにパーツを調達して組み立てた2台目のリドレーフェニックス

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1万キロ乗ったのでバラシてクリーニングして再組み立てした1台目のアンカーRNC3

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よく耳にするのが「安全性を担保するなら自分でやらずにプロに任せる」ということなんですが、やっぱり私もそう思います。ロードバイクは速度もある程度出ますし、乗っている自分の安全をその車体に預けていることになります。その車体が走っている最中に不具合を起こして事故になってしまったら…?ということを考えてもプロに任せるのが一番ですよね。

 

マチュア参加の草レースなんかでも車検があって車体の具合をチェックされるそうなんですが、結構な割合でダメな部分が散見されるそうです。その他の場面でもプロから見てだいたい二割程度はちゃんとした整備が出来ているけれど、残りの八割はどこかしらダメな部分があるという話でした。

 

ということから、基本的には整備は自分でやらないで、プロに任せるのが安全安心だと思います。

 

そんななかで、私が整備や組み立てを自分でするのは「それが好きだから」です。

よくある「工賃を節約するため」とかではありません。

ていうか、自分で整備する理由が「お金の節約」だったらやめた方がいいですよ…。

 

 

1. ロードバイクの自己整備を経験する

 

まず、私は1台目のロードバイクをネットで購入したので、整備や調整は自分でやるということが前提でした。なので、購入してからのポジションの調整やパーツや消耗品の交換等は自分でやるしかありません。

 

初めにやったのはサドル高の調整です。

 

「シートポストを固定しているボルトを緩めてサドルの高さを調整してボルトを締める」

 

たったこれだけのことなんですが、知識がないと「失敗」する場合があります。

知識がないとその固定するボルトを締め付ける強さがわからないんですね。

なので、締め付けが足りずに走ってるうちにずり落ちてしまったりします。

私はずり落ちた経験はありませんが。

 

次にやったのがペダル・チェーン・スプロケの交換。

 

チェーンとスプロケは交換後の問題はありませんでしたが、走っているうちにBB・クランクあたりから異音が発生。ペダリングの度に「カチッカチッ」と音がするように…。ペダルを点検するとほんの少しだけ緩んでいました。使っているシマノPD-A520はペダルレンチで締めるタイプなので、はじめは締め加減がわからなかったのですが、思っているよりかなり強めに締めないといけないことがこの経験でわかりました。これで異音は解消。

 

次がステムの交換。

 

このあたりになると、どうしても必要な工具があります。

トルクレンチですね。

 

私はトピークの簡易型トルクレンチを買いました。

 

ComboTorq Wrench & Bit Set [ コンボトルク レンチ & ビット セット ] / TOPEAK トピーク

 

あ、シートポストの調整の時点でこれ使ってます(笑)。

これ、比較的安いんですがちゃんと使えますよ。

 

その次が、ブレーキとホイールの交換。

 

ここでトピークの簡易型トルクレンチの弱点が発覚。

形状的にリアブレーキの固定トルクを測ることができません(笑)。

なので、フロントの固定トルクを参考に手締めで対処しました。

 

というように、パーツや消耗品の交換を段階的に行ってきました。

 

 

2. 整備経験を積んでから2台目のロードバイク組み立て

 

 私のような素人と百戦錬磨のプロとでは当たり前に技術力が違います。経験数が天と地ほど違うのでどう頑張っても勝てません。ただ、パーツの取り付け等に関する知識は、取り扱い説明書やネットの情報を参考にすればある程度は手に入れられます。(ネットの情報はそれが正しいのかどうか判断する能力も必要ですが…)

 

要は、「盛大に失敗しない程度の知識」は理解する能力があれば手に入れられるということです。

 

プロの場合は失敗しないことは「当たり前」で、それプラス素人の知りえない素人が出来ない作業調整をするというのが求められているのです(当たり前のことも出来ないのはプロとは言えませんよね?)。素人の場合は失敗しない間違えないという「当たり前」が出来るか出来ないかということが分かれ目です。

 

で、1台目の整備を進めてきて経験を積んだ後に、2台目を自分で組み立てることにしたわけなんですが、私は素人なので、まず「失敗する」可能性があるということを前提にした考えをもって作業にあたることにしました。

 

「失敗する」可能性が高いのは、今までにやったことがない作業です。

 

基本的にはパーツの取り付け(コンポ含む)はボルトを指定トルクで締めるだけなので良いとして、それ以外はプレスフィットBBやヘッドパーツの組み付けとカーボンコラム周辺のトルク管理。それと、最大の心配は「カーボンコラムカット」です。

 

ロードバイクの組み立てでネット情報を見てみると、大抵の人がヘッドパーツの組み付けやコラムカットで必要になる専用工具を「自作」で代用しています。まぁ、それも工夫して工具の費用を減らすことになるので良いのかもしれませんが、私は「失敗する」可能性があるということを前提に考えているので、そういう代用工具を使うのは避けてちゃんとした専用工具を揃えました。

 

SAW-1 ハクソー 【HOZAN】 ホーザン株式会社

CSB-1 替刃 【HOZAN】 ホーザン株式会社

SG-7.2 オーバーサイズ切断ガイド 【HOZAN】 ホーザン株式会社

 

コラムカットは上記のパークツールの専用工具で行いました。最終的に切断する箇所の見極めはちゃんとした知識がないとできません。失敗するとフォークがちゃんと固定できないですし、短く切り過ぎるとそれでもう終わり後戻りできません。試し切りを数回してから最終的な長さで切断しました。私は、ステム下に5mmとステム上に10mmのスペーサーを入れて固定しています。(リドレーの公式サイトに載ってるロードバイクはほぼこの設定だったのと自分のポジションが大体ここだったからです)

 

ヘッドパーツもフォークにセットする下玉受けを専用工具で圧入する必要があるんですが、リドレーフェニックスに付属するヘッドパーツはその玉受けに割りが入っているタイプだったので、手で簡単に圧入できて専用工具はいりませんでした。

 

フェニックスのBBはPF30という規格で、プレスフィット(圧入)タイプなのでPF30用のBBとそれを圧入する工具が必要ですが、私はトーケンのNinjaというシリーズで左右のパーツを中のネジで連結するタイプのものを使いました。なので、圧入の工具は必要ありませんがNinja専用の工具が必要で、それを使っています。ちなみに、その専用工具を入手するために地元のショップに取り寄せをお願いしたのですが、そのショップではトーケンのNinjaは組み付けたことがないとのことでした。

 

THREAD FIT TYPE-Ninja BB | TOKEN | Lineup:取扱いブランド | 東商会

 

このフレーム内で連結するタイプのプレスフィットBBは元々「ウィッシュボーン」というブランドの製品が初出でしたが、今はこのトーケンとかスギノのセラミックBBも同じような製品を出しています。

 

私がこのトーケンのNinjaを選んだのはセラミックタイプじゃなくて普通のベアリングタイプがあって安かった(笑)のと、圧入部分が樹脂製になっていてフレームに対する攻撃性が低いと思ったからです。あと、ウィッシュボーンやスギノの製品と比べてみると連結部分の噛み合う面積が大きくて比較して剛性が高そうなのと、噛み合う面積が大きいので噛み合わせ時の始まりが早くねじ込んでのフレームへの組み込みがやりやすい(これは実際にやってみないとわからないことかも)んですね。

 

無事に組み立てが終わってちゃんと走らせることができてもそれで終わりではありません。

 

各パーツを指定トルクで組み付けていても振動で緩んでくることがあります(もちろん指定トルクで組み付けていない場合はさらに緩みやすいです)。なので、走行毎に緩んでいないかチェックします。が、指定トルクで組み付けていれば私の場合は緩むことはありませんでした。よく、走行中にクランクがとれたとか聞きますが、それちゃんと組み付けられていないだけですよね?

 

今回、緩むこと前提で組み付けた部分があります。

カーボンコラム周辺ですね。

 

カーボンコラムは初めて扱うので、周辺パーツをどの位のトルクで組み付けたら良いのかわかりません。もちろん指定のトルクがあるのですが、カーボンの場合は緩まない程度のトルクで組み付けるのが最善です。そのトルクを探る為に初めは弱めで組みました。なので、走ってたら緩んできます。緩んできたら前回よりトルクを上げて組んで、また走って緩んだらまた前回よりトルクを上げて…を繰り返して今も様子見していますが最近はもう緩む気配がなくなりました。

 

こういう部分もプロだったら一発で最適なトルクで組み上げちゃうんでしょうね。

経験の浅い素人は試行錯誤を繰り返します。

 

他にもBBから「ギシギシ」異音がして、色々と試してみたら左クランクのキャップ(クランク取付ボルト)を締めすぎでした。このキャップを締めるシマノの専用工具があるんですが指定トルクが書いてあるのに、その専用工具だけではトルクを測る術がないんです(トルクレンチに付けられるモンキーがあれば可能)。締めすぎって言ってもおもいっきり締め付けてたわけじゃなくて、加減がさっぱりわかりません。色々と調べてみたらトルクレンチで使える工具を発見しました。

 

www.straight.co.jp

これ本来はシマノのBBを組み付ける工具なんですが、先端にクランクキャップを締める部分があるんです。これをトルクレンチにセットして使えばトルクを測れます。指定トルクは0.7Nm~1.5Nmで、1.0Nmで組み付ければギシギシ音は消えました。

 

トピークの簡易型も便利ですが、メインのトルクレンチはSK11のデジタルタイプを使っています。

 

www.fujiwarasangyo-markeweb2.com

これもそこそこの値段がします。

工具を揃えていくと「工賃をケチる」っていう選択肢は間違いだと気付きます(笑)。

揃えた工具代の元をとるなら1~2回程度の使用じゃダメですからね。

 

 

3. 1台目のオーバーホール

 

2台目の調整も落ち着いて、やっと1台目のオーバーホールに取り掛かったのが先月。

本来なら先にオーバーホールでそれから2台目の組み立てが順序ですね(笑)。

でも、オーバーホールも丁寧にやりたかったのでその間に乗る2台目が必要でした。

 

1台目はバラシてクリーニングして再組み立てなので、ゼロからやった2台目よりは手間がかからない(コラムカットもしなくていいし)のですが、こっちは機械式のコンポ(2台目は電動)なのでやっぱりシフトケーブルの取り回し作業だけ少し手間になっちゃいます。あと、ブレーキケーブルの交換はしたことがありますが、シフトケーブルの交換は初めてです。

 

RNC3はネットで買ったと言っても実店舗もあるそこそこ知られたお店から買ったので、きちんと調整されて届いたわけでおかしなところはありませんでした。…と当時は思っていましたが……

 

シフトケーブルの初期伸びがあるしスプロケの交換等もしたので、自分でシフト調整をその都度やり直すのですが、調整してもどうにも微妙に決まらない部分が出てきたのです。基本はシマノのマニュアル通りにシフト調整をしているのですが、フロントディレイラーの取り付け自体がそのマニュアル通りでない部分がありました。

 

フロントディレイラーは、ガイドプレートがチェーンリングと並行になるように取り付けるのがセオリーですが、プレート後ろ側が若干外向きになっているのです。あと、ガイドプレートとチェーンリングとの隙間は1~3mmが基本ですが、ここもそれより若干広めに取り付けられています。単に「取り付けミス」ということも考えられますが、これはおそらくトリム操作なしでもインナートップやアウターローで、チェーンがガイドプレートに擦れにくいようにしているのではないかと。「プロしかできない調整」というやつですね。

 

でもですね、この調整がされていると逆にトリムを使うことを前提とした「普通の調整」がやりにくくなります。そもそも私はフロントアウターの場合はロー側2枚、フロントインナーの場合はトップ側2枚、それぞれトリム操作の必要なギアは使わないようにしています。なので、私には必要のない調整ということなんですね。たすき掛けギアをもし使うとしてもちゃんとトリム操作するので…。

 

で、自分ではセオリー通りにフロントディレイラーを取り付けて変速調整をしてみましたが、あっけないほどにバッチリ変速できますし、前に言っていた15T以上を踏んだ時にチェーンがガイドプレートに接触しやすくなるという現象もなくなりました。あと、BB下のケーブルガイドを反ドライブ側へずらして固定して、フロントディレイラーへのケーブルラインの角度を付けてみたら、アウターへ上げるシフト操作が軽くなりました。それと同時に、ディレイラーへケーブルを固定する部分の道筋を調整するコンバーターがあるんですが、オンとオフ位置があってオフ側へ変更。ていうか、納車時のケーブルラインでもコンバーターはオフ位置のはずなんですが、何故オン位置になっているのか…?これはミスですかね。まぁ、当時R3000ソラは出たばかりだったからプロと言えどもノウハウがなく間違えることもあるのかも?

 

 

4. ロードバイクの組み立て整備を自分でするということ

 

自分でやるかどうかで、結論を初めに言ってしまうと

 

「自分のした整備に自分で責任を持てるかどうか?」

 

ということですね。

 

例えば、ネット上で素人がロードバイクを整備したり組み立てたりすることに対して「もし自信がないならショップに持って行って点検してもらえばいい」という意見があったりします。

 

私はこの意見には反対です。

最終点検をショップに頼むなら、初めから組み立てや整備をショップに頼んで下さい。

 

ショップ側も素人が組んだり整備したロードバイクを持ってこられても困ると思いますよ。もし点検するにしても、ちゃんとしたショップメカニックであれば「一旦バラシてみないとわからない」と言うと思います。逆にそう言わないショップは要注意ですが…。

 

素人の整備で、最低条件を設けるとすれば「トルクレンチ」ですかね。

もちろん、それだけでOKというわけじゃないですか…。

 

トルク管理は大切です。少なくとも、メーカーの指定トルクで管理されているパーツであれば意図せず取れたり不具合が起きることは少ないです。これは基本中の基本なので、組み立て整備でトルクレンチを使わないなんてことはありえません。

 

あとは、パーツ等の構造がどうしてそうなっているかということがある程度は理解できるか?ということ。

 

YouTubeなんかで「ロードバイク組み立て」とかのタイトルで動画を上げている人がいますが、結構な割合でパーツの組み付け方を間違えている場合があります。多いのは、クランクの取り付け方。左クランク本体のボルトを締めて固定してからクランクキャップを締めている人が多すぎです。正しくはクランクキャップを締めてから、クランク本体のボルトを締めて固定するという順序です。これも、どうしてそういう順序そして構造なのかを理解できていれば間違えることなんてありません。クランクキャップはただのキャップ(蓋)ではないんですよ。そして、そういう間違いをやっている人はトルクレンチなんて持ってません。

 

トルクレンチを使うという基本を当たり前にできるかどうかと、組み付けマニュアルを読んでどうしてその順序なのかパーツ構造なのかということがある程度理解できるのであれば、組み立てや整備をする素養はあると思います。最低限、そういう人であれば「自分の整備に自分で責任を持てる人」だと私は思います。

カーボンとクロモリはどっちが速い?

暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしですか?

どうも、おっさんです。

 

今回は、タイトル通りにカーボンとクロモリでどっちが速いのか?というお話。

 

とはいっても、私の所有しているリドレーフェニックス(カーボン)とアンカーRNC3(クロモリ)の違いで、しかも私の走っている多少のアップダウンがありつつも山岳区間の無い平坦基調のコースでの比較です。あと、今年2018年は比較的気温が高い日が続いているので、その中でのデータということを前置きして…。

 

今月、RNC3を復活させてから序盤のアップ区間と終盤の信号による減速区間を排除した40kmのコースで新たにフェニックスとRNC3でタイムアタックをしてみたので、その結果を出してみたいと思います。

 

まず、アンカーRNC3の結果。

 

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そして、リドレーフェニックスの結果。

 

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 御覧の通り、ほぼ(ていうか完全と言ってもいいくらい)一緒のタイムが出ました(笑)。

別に図ったわけではありません(^^;

 

温度の項目を見てもらってわかるように両日とも「暑い」です(笑)。途中でぶっ倒れたくないのでギリギリいっぱいの走りはできないのですが、両日とも出来る限りの走りをした結果です。(一応、暑さ対策の為に、両日ともに約25km地点で6分程度の日陰での休憩をしています。)

 

先にRNC3で走って1日休んでフェニックスで走っています。体のコンディションはRNC3の日は心拍が上がりやすく、フェニックスの日は心拍は比較して低くなっています。風はRNC3の日が平均3m/s以上が多く、フェニックスの日は3m/s以下が多かったので、風のコンディションはフェニックスの日のほうが良かったです。風向は今の季節では当たり前の南の風でした(若干、東西の成分も含みます)。コース的には前半は東へ向かうので右からの横風、中盤は南へ向かうので向かい風、後半は西へ行ってから北上するので左からの横風から追風へ変化します。

 

 心拍が上がりにくかったフェニックスの日のほうが体調的には良い感じがしていたのですが、心拍が上がりやすく若干苦しかったRNC3の日のほうが最終的には楽に感じました。とは言っても、両日ともにタイムはほぼ同じなんですが…。

 

結論を言うと、カーボンもクロモリも一緒です。

 

もちろん、山岳コースになると重量が効いてくるので、比較的軽くできるカーボンフレームのほうが速い可能性が高いでしょう。でも、レースに出るでもない私のような素人が乗る限りはたいした違いにもならないと思います。あと、レース仕様のハイエンドカーボンフレームならもっと違いが出てくるのかもしれませんが、それでも私のような素人が乗る限りまた大した違いでもないでしょう(笑)。

 

ネットで素人のカーボンバイク試乗レビューを見てみるとよく「これは速い」みたいに言われています。確かに、私もフェニックスに初めて乗った時は「速いな」と思いました。で、走ってる最中は「これは最速タイム更新できるかも」とか思ってたのですが、帰ってきてタイム見てみたら「普通のタイム」でした(笑)。

 

その感覚と実際のタイムのズレって何なんでしょう?

 

それって、単に長くても十数秒程度しかない「加速の軽さ」だけの部分で「速い」と思っているだけなんですよね。その部分的な速さってタイムにしてみると数秒しか違わないので、他の部分でタイム差が縮まったり逆転したりして最終的なタイム差に繋がらないんです。

 

前に、ラレーのクロモリロードに乗ってる人が、トレックのエモンダに乗り換えたら巡航速度が25km/hから27km/hに上がったっていう話をしました。この方のブログを読んで、自分もカーボンに乗り換えたら巡航速度上がるのかな?と思ってましたが、ほとんど変わらなかったので改めてブログを見てみると、今度はタイヤを変えて巡航速度がさらに30km/h程度に上がったというではないですか。

 

で、さらに見てみると、30km/hで巡航できるようになったけれど、数キロ30km/hで走ったらそのあとは20km/h前半に落ちてなかなか回復しないって書いてました…。それって巡航30㎞/hで走れるようになったっていうのだろうか…?

 

結局、車体が軽くなったら加速が良くなって、重い車体と比べると高い速度に引き上げるのが少し楽になるっていう程度で(少なくとも平坦では)それが全体的なタイムに与える影響は少ないし、高い速度に引き上げるのが楽になってもその速度を維持するのはその車体を走らせている「本人次第」ということなんだろうなと思うわけです。

 

レースで他人と競ったりする場合はそれも重要な要素になるわけなんですが、趣味でその辺を走ってる素人サイクリストにとっては「微々たる違い」にしかならないわけで、そこに投資するのって本当に「趣味の世界」でしかないんですよね。

 

私の結論としては、趣味でロードバイクに乗るなら「好きなの選べば幸せ」。

これですかね(笑)。

 

フレームとかコンポとかホイールとか確かに違いはあるんだけど、それは素人にとっては微々たるものでしかなくて、ロードバイクのグレードによって速さが決定的に違うわけではないんですよね。なので、自身の予算の許す範囲で気に入ったモノを選べばいいということなんです。安いから遅くてクソなんてことはないんですから。(遅いのは乗ってる人の所為ですよ…)

 

ただ、私がRNC3に感じている「気持ち良さ」のように、それぞれに合うフィーリングの機材が存在するので、そういう部分を見ていくのも楽しいです。重いとか軽いとかだけじゃなくてね。と言っても全ての機材を試せるわけではないので難しいんですが…。